2018年1月3日水曜日

ごはんのまほう。

新年がスタートして、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

今年もみなさまの健康をお祈りして、栄養や健康に関するお話を発信していきたいと思っております。


さて、新年初の投稿ですが…私がここ最近で感銘を受けた本から抜粋させていただいて一部書きたいと思います。

その言葉は、思いがけないところからみつけました。

子供がお手伝いをするための絵本、その名も「おてつだいの絵本」(金の星社)。

なんの予備知識もなく、本当にたまたま目に留まって読んだ本でした。掃除から洗濯、食事の支度など生活全般のことに対するお手伝いについて書かれている本です。小学生くらいを対象にした本かと思います。お手伝いにはどんなものがあるか、自分にはどんなことができるか、具体的に説明しながらも、お手伝いの根本について説いてくるかなり心の深いところまで突き刺してくる内容です。

たとえば、「そうじには、自分のいる場所をきれいにすると、自分のこころまですっきりきれいにするふしぎな力があるよ」「部屋がよごれたらきれいにする、たったそれだけのことで、自分のこころまで明るく元気になるよ」といったような。

中でも私が一番興味深く読んだのは、食事に関するお手伝いの項目です。

「大好きな人のために料理をすると、その人と心がつながる」

「おいしい食事には、人の心をやわらかくする力があるよ。ただ、そんな”食事のまほう”は、出されたものを食べるだけではじゅうぶんにパワーが出ないんだ。やさいの皮をむいたり、お米をといだりいっしょうけんめい手を動かしていると、心の中に、ごはんを食べさせたい人の顔が浮かんでくる。

そのときに、ごはんには、おいしくなるまほうがかかるんだ。

つくるときだけではなく、どんなメニューにしようかなと考えるときも、ごちそうさまをしておいしく食べたお皿を洗うときも。

あなたの手が、そんなまほうを自由に使えるようになるためにも、おてつだいをしながら少しずつ料理のしかたをおぼえていこうね」


料理は、作って食べるだけではない。作る前から、作るとき、作ったあとまで全部つながっている。子供だけではない、大人にも、こんなにわかりやすく伝わる言葉ってあるだろうかと思いました。

家族に、友人に、自分に。料理をするときにふと思い出してほしい言葉です。自分も、こういう気持ちを忘れずに料理をしたい。

忙しい毎日の中で、丁寧に物事をこなして暮らしていくのは容易なことではないかもしれませんが、「ごはんのまほう」を使ったら、たくさんの人が幸せになるんじゃないかなと思います。そんなふうに、ごはんを作って、ごはんを食べていかれたらすてきだなと思います。

少し長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました。

今年もよろしくお願いいたします^^







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