2018年1月31日水曜日

ママは達人。

今週はまた、関東地方でも積雪かも…という予報。寒い毎日ですが元気にお過ごしでしょうか。インフルエンザも過去最大の流行らしく、幼稚園や学校に行くお子さんのいるご家庭などはヒヤヒヤの毎日ではないでしょうか^^;


さて、今月から始まった離乳食教室も、先日3回の1クールを無事に終えることができました。2回目は積雪により午前中から午後へ変更する事態にもなりましたが、寒い中ママも赤ちゃんも元気な姿を見せてくれました♪

これから離乳食を始める、または始めたばかりのあかちゃんから、最後は1歳すぎのたっちやあんよもできるお子様をみて、ただでさえ早いあかちゃんの成長を一気に凝縮してみているような不思議な感覚になって、なぜだか感動してしまった最後の完了期。

準備期とステップアップ期は、主に離乳食の進め方がお悩みのポイントであることが多かったように思います。食べ物の形状や、量などを実際に見ていただきながら進めてきました。

完了期になると、食べる量にはとても個人差がでてきます。歯の生え方も同じで個人差がありますが、ママ達もだいぶ慣れてきて、あかちゃんの様子で食べ物の形状を変えたりいろいろ試しながら進めているようでした。

そして、「大人からのとりわけ離乳食」についても質問やお悩みがあるのかと思いきや…「こどもからのとりわけ離乳食」という目からウロコの離乳食作りをしているママが何人かいたことにびっくりしました。

なんてすばらしい発想…!!さすがママ。

妊娠や出産、育児を機に食生活を見直してみてほしいというのは何度かこちらでもお話していました。だしで煮た野菜の味とか、いつもは気づかなかったおいしさに気づくことがあるかもしれません。大人用に作ったものを、味付けする前に取るのではなく、子供用に作ったものにあとから味を足すという発想。なんだかこれだけで料理のレパートリーが広がりそうです。

子供用にせっせと作って食べて食べてといっても思うようにいかないことも多いですよね。そんなとき、大好きなパパやママと同じものを食べるようにしたら…すんなり食べてくれるかもしれません。

とくかく、ママが一生懸命我が子のために考えてがんばってくれているなんてあかちゃんは幸せだなあ、とこちらもうれしくなりました。もっと、がんばるママたちを応援していきたいと思っています♪

少し長くなりましたが、今後もみなさまのお越しをお待ちしております!

2018年1月19日金曜日

なつかしのおやつ。

こんにちは。寒さの和らぐことが多かったここ2,3日ですが、関東地方も週明けは雨から雪に変わるかも…との予報。気温の変化で体調を崩さないようにくれぐれもお気をつけください。

いきなりですが、最近、きなこをよく食べております。もしかしたらこの時期、きなこがご家庭に余っている方、多いのでは?と思ってこの投稿をしています。お正月におもちを食べるときに買ったけれど、使い切れない…そんなときは、こんなおやつどうでしょう。


こちら、きなこ棒です。

きなこ棒。実はきなこをよく食べるといったのは、もともときなこ棒をよく食べていたからであり、けれども市販のきなこ棒は意外と割高感があり(食べすぎなのかもしれませんが…笑)、たくさん食べたいから自分で作ろうと思ったわけです。

市販のきなこ棒の原材料を見ると、いたってシンプル。それなら作れるのではないかと。

そう思いついたらすぐに作れるのが現代のありがたいSNS社会。某有名レシピサイトにも載っていました。はちみつをレンジで少し温めてから、きなこを混ぜ合わせるだけ。ぎゅぎゅっと手で棒状に固めたら、一口サイズに切り、ようじにさします。このようじの先っぽに、アイシングカラーを使ってちょこっと色をつけて、「当たりつき」まで作ることを教わり、その通りにやってみました。

ちょっとした遊び心が、こどもにも大ウケ。素材の味がやさしく、からだにもうれしいおやつのできあがりです。他には、きなことはちみつを練って(牛乳やお湯で固さを調節)、パンに塗るのもとってもおいしいのでおすすめです。

ただし、はちみつは乳児ボツリヌス症予防のため、満1歳になるまでは与えないでください。以前も書きましたが、加熱してもしなくても、1歳未満の赤ちゃんには与えないように気を付けてください。

きなこは離乳食から使えますので、おかゆやパン粥に混ぜたり活用してくださいね。

女性にも積極的にとってほしいきなこ。お子様とのおやつに、ぜひ^^


2018年1月16日火曜日

ママもえがお😊離乳食教室。

本日は、当医院で第一回目の離乳食教室が開催されました!

満員の6組の申し込み。赤ちゃんとママと12人で和やかに1時間と少しを過ごさせていただきました。

今日の教室は、準備期の内容となっており、約5か月から7か月の赤ちゃんとママが参加してくださいました。同じくらいの月齢の赤ちゃんが集まると、まあかわいいことかわいいこと。どの赤ちゃんもとても良い子でママがお話を聞くお手伝いをしてくれました^^

参加者の方の中には、離乳食をすでに始めている方も、これから始めるという方もいらっしゃり、それぞれのお悩みを聞きながら、離乳食の試食も何品かしました。手作りとベビーフードとの食べ比べもしてみました。

今はベビーフードも数多く出回っています。手作りと合わせて上手に使って、本教室の最大のコンセプト「ママもえがお」の離乳食ライフを送ってほしいと思っています。

さて、今日の教室で多かった質問に、歯磨きのことがありました。下の歯が生えてきたら歯磨きをしたほうがいいのか、離乳食のあとにお茶を飲ませたりしたほうがいいのか…。

5~6ヶ月の赤ちゃんのお口はまだ唾液で清潔に保たれる時期ですので、歯磨きに神経質になる必要はありません。これからの歯ブラシの前段階の慣れとして、ガーゼでお口の中をふいてあげたり、お茶や白湯をのまぜてあげる程度で十分です。

上の前歯が生えてきたら歯磨きを始めますが、初めは歯ブラシに慣れることを目的に、短時間で済ませてあげましょう。

それから、どの月齢でもママのお悩みとなる「食べる量」についても、母子手帳の成長曲線に沿って増えていれば全く気にすることはありません。

おおらかな気持ちで、ゆったりと離乳食をすすめていきましょう。今日もお話をしましたが、早く進めたからといって、早く成長するわけではありません。いや、むしろゆっくりと大きくなってほしい!と私は個人的に思います(笑)。かわいいかわいいあかちゃんの時期を目いっぱい楽しみましょう♪

本日お忙しい中ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。

教室後のアンケートでは、同じくらいの月齢のママとお話ができてよかった!というものもありました。3月の教室はまだ空きがありますので、ご参加お待ちしております。

2018年1月3日水曜日

ごはんのまほう。

新年がスタートして、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

今年もみなさまの健康をお祈りして、栄養や健康に関するお話を発信していきたいと思っております。


さて、新年初の投稿ですが…私がここ最近で感銘を受けた本から抜粋させていただいて一部書きたいと思います。

その言葉は、思いがけないところからみつけました。

子供がお手伝いをするための絵本、その名も「おてつだいの絵本」(金の星社)。

なんの予備知識もなく、本当にたまたま目に留まって読んだ本でした。掃除から洗濯、食事の支度など生活全般のことに対するお手伝いについて書かれている本です。小学生くらいを対象にした本かと思います。お手伝いにはどんなものがあるか、自分にはどんなことができるか、具体的に説明しながらも、お手伝いの根本について説いてくるかなり心の深いところまで突き刺してくる内容です。

たとえば、「そうじには、自分のいる場所をきれいにすると、自分のこころまですっきりきれいにするふしぎな力があるよ」「部屋がよごれたらきれいにする、たったそれだけのことで、自分のこころまで明るく元気になるよ」といったような。

中でも私が一番興味深く読んだのは、食事に関するお手伝いの項目です。

「大好きな人のために料理をすると、その人と心がつながる」

「おいしい食事には、人の心をやわらかくする力があるよ。ただ、そんな”食事のまほう”は、出されたものを食べるだけではじゅうぶんにパワーが出ないんだ。やさいの皮をむいたり、お米をといだりいっしょうけんめい手を動かしていると、心の中に、ごはんを食べさせたい人の顔が浮かんでくる。

そのときに、ごはんには、おいしくなるまほうがかかるんだ。

つくるときだけではなく、どんなメニューにしようかなと考えるときも、ごちそうさまをしておいしく食べたお皿を洗うときも。

あなたの手が、そんなまほうを自由に使えるようになるためにも、おてつだいをしながら少しずつ料理のしかたをおぼえていこうね」


料理は、作って食べるだけではない。作る前から、作るとき、作ったあとまで全部つながっている。子供だけではない、大人にも、こんなにわかりやすく伝わる言葉ってあるだろうかと思いました。

家族に、友人に、自分に。料理をするときにふと思い出してほしい言葉です。自分も、こういう気持ちを忘れずに料理をしたい。

忙しい毎日の中で、丁寧に物事をこなして暮らしていくのは容易なことではないかもしれませんが、「ごはんのまほう」を使ったら、たくさんの人が幸せになるんじゃないかなと思います。そんなふうに、ごはんを作って、ごはんを食べていかれたらすてきだなと思います。

少し長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました。

今年もよろしくお願いいたします^^