2017年7月13日木曜日

疲れをためない。

今日は、酸っぱいお話の続きです。

酢の体への効果はいろいろあります。先日お話をした疲労回復、あとよく耳にするのは減塩効果でしょうか。酸味を利用して塩味を減らしてもおいしく食べることができます。そして食欲増進効果もありますので、これからの季節にもってこいです。

体への効果とは少し違いますが、殺菌や防腐の効果もあることも、今の時期にはありがたいです。ピクルスやマリネなどは夏場の保存食としては最適なのではないでしょうか。

今日は酢の「疲労回復」についてちょっと考えてみましょう。

酸っぱいものが食べたいときは、体が疲れているサインかも?というお話をしたのですが、疲れは抵抗力を弱め、風邪をひきやすくなってしまったり、更に疲れが蓄積しやすくなったりするので、早めの対処が必要です。

また、酢を糖分と一緒に摂取すると疲労回復が早まると言われています。酢には血流をよくしてくれる働きもあり、疲れて酸性に傾いた体をアルカリ性に戻してくれます。一昔前に、飲むお酢というものが流行しましたね。「健康のため」とお酢を飲んでいる人も多いようなので、今も人気があるようです。ただし、いくら体にいいとは言え、小さなお子様や胃腸の弱いかた、また胃がからっぽの状態で濃度の濃い酢を直接飲むことは控えましょう!

さて、そんなわけで疲れた体に補給したいマリネを一品。夏野菜は酢との相性がバツグンにいいのもよくできた話で、私もよくピクルスやマリネを作ります。


ズッキーニやパプリカはマリネにするとさっぱり、彩りもきれいで作っておくととても便利です。オリーブオイルでフライパンで焼くのも手軽でよし、オーブンでじっくり焼くもよし。パプリカは魚焼きグリルで真っ黒になるまで焼いて、皮をむくと味がしみやすく、とっても甘くておいしくなります。写真のものは、オーブンで焼きました。

ボウルに切った野菜を入れてスライスしたにんにくとオリーブオイルを全体に絡むくらい、少し多めにまわしかけてよくなじませたら、クッキングシートをしいた天板に平らに並べ、220度くらいのオーブンで15分から20分ほど焼きます。

ドレッシングにはバルサミコ酢を使いました。バルサミコ酢は、ぶどうの果汁を発酵させたもので、黒っぽい色をしていて甘みが強いです。私はバルサミコ酢としょうゆを合わせたドレッシングが好きで、それに卸したまねぎを少々と、こしょうで味付けをしたものをマリネ液にしました。

米酢や穀物酢とは違ったコクがあり、一味違ったマリネができます。お肉料理のソースとしても活躍します。まだ使ったことのないかたは、一度お試しになってみてはいかがでしょうか。


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