2017年1月16日月曜日

若い女性の「やせ」。

うわさ通りの寒波が来てますねぇ。横須賀や三浦でも週末は雪が降りましたね。温暖なこの地域での雪というのは本当に寒いんだなあと実感する出来事です。

今日は、日本栄養士会が発行しているしおりより、若い女性のやせについての記事について少しお話したいと思います。

私が栄養指導をしてきた方は今までいろいろな方がいらっしゃいました。多くの方は、体重を減らしたいというご希望がありました。しかし中には、もっと健康的に体重を増やしたいという方ももちろんいらっしゃいます。

ちょっとズレるかもしれませんが、自分が妊娠中7ヶ月~8ヶ月にわたりつわりで苦しんでいた時、食べることは毎日、毎日、本当に苦しい修行のようでした…。食べられない苦しみに比べたら、食べたいのを我慢するほうが明らかに簡単だと、私は思いました。

と言ってはみたものの、食べたいものを我慢するのも、相当大変なんですけどね^^;

今、20代の女性の5人に1人が「やせ」と言われています。(BMI18.5未満をやせとします)

1979年にはやせの割合が14.4%だったのに対し2013年では21.5%となっています。これでも、2010年の29.0%よりずいぶんと減りましたが。体型について気にする人が多く、食事についての情報も飛び交う中、本当に自分に合った健康な食生活をしているか、今一度見直してほしいなと思います。

例えば、朝はヨーグルトと野菜ジュース、お昼はスープにサラダにパン1個、おやつにクッキーを少し、夕食は野菜や蒸し鶏のサラダで炭水化物は抜き。

こんな感じの一日の食事ですと、働く20代女性にはカロリーが足りていません。それでも元気に生きていられるのは、体が「エネルギー不足に適応している」からと言えます。人間の体はうまくできていて、食べる量が少ないなりに生きて行かれるようにその状態に適応するのです。

今は元気に生活できていても、将来にわたって輝く自分を維持できる食べ方とは言えません。エネルギー不足や、やせのリスクは
貧血
無月経
サルコペニア(加齢に伴い筋肉量が低下して筋力が低下する状態。本来高齢者にみられる)
若年性更年期障害
冷え
…などなど。

食べる量を増やしたら、太るのではないかと思うかもしれませんが、太るのではなくエネルギー不足に適応してしまった体を内面から変えるのです。ゆっくりと、半年から2年くらいかけて徐々に食生活を改善していきます。

体を動かすことも積極的にして、筋肉量も増やしましょう。エネルギーを使った分、しっかりと食事で補うというのが最も理想的な生活です。今日だけでなく、明日も、あさっても、何年先にもいきいきと輝くために、早速今から健康に目を向けてみてはいかがでしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿