2016年12月31日土曜日

赤ちゃんの匂いの話。

今日は大晦日です。

まだまだ先だと思っていた2016年の最終日。みなさま元気でお過ごしでしょうか。

何をするにも健康第一。とはいえ、一年間、全く風邪も引かず少しも体調がすぐれないなんて日は無かった!という人は少ないのではないでしょうか。体調を崩したときは、知らず知らず無理をしていた体からのSOSだと思ってご自分の体を労わってあげてくださいね。自分では無理をしていないつもりでも、がんばりすぎてしまうことはありますから。「無理をしない」というのは実は非常に難しいことだと思うので^^;

さて、いつか書きたいなと思っていたのですがきっかけもなく書かなかった、ちょっと気になるコト。

「赤ちゃんはなぜあんなにいい匂いがするのか」

栄養の話とは関係がないです。たぶん。

自分が出産したとき、出産についてや育児についてたくさんの先輩ママから話を聞いてきたつもりでした。が、赤ちゃんがあんなにもいい匂いがするということはだれからも聞いていなかったのでその驚きったらありませんでした。

ある日ネットで外国の大学の研究グループがこの「赤ちゃん(わが子)はなぜあんなにいい匂いがして、離れていても思い出すだけで幸せな気分にさせてくれるのか」を解明したという話題を目にしました。

ちょっと内容は端折って結果だけお伝えすると、新生児ママが赤ちゃんの匂いを嗅いだ時に脳内に「ドーパミン」(快楽物質)が放出され、気分が高揚することが判明したのだそうです。ドーパミンは、誰かと笑い合ったり、幸せを感じたりやる気を起こさせる効果があるらしいです。

赤ちゃんがママにもたらすエネルギーは計り知れないものがあります。

生まれたばかりの赤ちゃんは昼夜もなく泣き続け、同じく赤ちゃんを産んだばかりのママにとっては赤ちゃんのお世話は重労働に思えます。けれどそれをさせてしまう力。こちらの研究に携わった学者はこの赤ちゃん特有の匂いを、ママと赤ちゃん双方の進化の産物、と言っているそうです。

改めてこの研究の話を読んで、出産当時のことを思い出すと不思議なことにそのときのふんわりとほかほかしたわが子の匂いまで甦ってきてなんだか胸に熱いものがこみあげてきます。

今はお腹の赤ちゃんのお顔もかなりしっかりと見ることができる時代です。けれど、匂いは生まれてから初めて知る、自分にしか分からない幸せの匂いです。分からないですが、赤ちゃんにとってもママの匂いは特別なんじゃないでしょうか。

ご出産を控えた妊婦さんは、不安もあり、楽しみもたくさんあると思います。自分の子はどんな匂いがするのか…それも楽しみの一つに加えていただきたいな~と思う今日この頃です。

長々と読んでいただきありがとうございました。

いろいろな形で、毎日小さなことですが幸せを感じながら生きていけたらいいなと思います。

来年も、みなさまの健康をほんのほんの少しだけ支えていかれたら嬉しいです。いつも読んでいただきありがとうございます。

みなさまの健康とご多幸をお祈りしております。
今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします!!

2016年12月25日日曜日

ビタミンC!葉酸!小さい体に。

芽キャベツ。

キャベツのこどもみたいなかわいい見た目とは裏腹に、その栄養は野菜の中でも群を抜いて優秀です。キャベツと比べると、ビタミンCは約4倍、葉酸は約3倍、鉄分3倍以上、食物繊維2.5倍以上。

旬は今!1月から2月くらいまでです。先日、三浦や横須賀の地場野菜を売るお店に行ったときに買ってきました。イメージとしては本当に小さいキャベツなので、中がぎっしり、火の通りもあまり良くないので、煮込んだり、一度下ゆでしてから炒めたりして食べます。家に余っていたブラウンマッシュルームと一緒に炒めてみました。


みじん切りにしたにんにくとオリーブオイル、塩とこしょうでシンプルに。

そしてしょっちゅうおススメの「スキレット」で、さらに鉄分摂取を増やす!この栄養素でこのおいしさ、妊婦さんが食べない手はないです^^

鉄分補給は、妊娠中はとても大切な妊婦さんのお仕事。ただし鉄分はその吸収の悪さから相当な量を意識してとらないといけません。毎日、毎食少しずつでもいいのでなるべく気をつけてとってほしい栄養素です。調理器具を鉄製にするのも鉄分補給の方法のひとつです。私もこの鉄鍋に出会ってからは可能な限り使うようにしています。ぜひ、使ってみてほしいです!!

新鮮な野菜をたくさん買って、サラダにしたり、煮物にしたり(三浦大根も今の時期ならでは!とてもとても美味しいです)、地産地消でおいしい食事をいただいて、明日からは2016年ラストの一週間ですね。体調管理はしっかりと。でも、忙しくて笑顔を忘れないように、元気に過ごしましょう♪

2016年12月24日土曜日

クリスマスのチキン。

今日は土曜日のクリスマスイブ。昨日も祝日で、明日は日曜日。3連休の方も多いかもしれません。みなさんはどんなクリスマスウィークエンドをお過ごしでしょうか。

特に用がなくてもこの時期は外を出歩くのが楽しくなります。クリスマスの時期ならではのイルミネーションだったり、品物だったり…しかしこれが終わると一気にお正月に早変わりで、何でもそうですがやるまでの盛り上がりがうそのように影も形もなくなってしまうんですよね^^;

クリスマスと言えばチキン料理。おうちで作る方、もう予約している方、当日買いに行く方。いろいろだと思います。

もはや行列が名物となったあの店のフライドチキンは、1本237kcalだそうです(公式HPによる)。ついでに塩分は1.7g。ふだんあまり意識しないのですが、ちょっと調べてみました。同じ業態のライバル社では282kcalで塩分は1.9g。いずれも揚げているのでローストチキンよりはカロリーは高めです。ちなみにローストチキンは作り方や味付けにもよると思うのですがフライドチキンと同じくらいの分量ですと150kcalくらい。

クリスマスのメニュー選びにカロリーを参考にする人はいないと思うので(少なくとも私はしません…)暇つぶし程度にお読みください。

ケーキを食べたり、お酒を飲んだり、楽しい時間を過ごしてほしいなと思います。

医院でも、普段とは違うクリスマスメニューを毎年お出ししています。ご家庭でクリスマスを迎えられないのは残念かもしれませんが、少しでもクリスマス気分を味わっていただきたい!と心をこめて調理担当者が作っております。

どんな場所で、どんなクリスマスを迎えるかそれぞれだと思いますが、どの方にも、温かくて幸せな時間になりますように。

Merry Christmas!!



2016年12月18日日曜日

朝ごはん。

今年もあと2週間となりました。外出先や道路の混雑が目立ち始める時期ですねぇ。なんでも早め早めの行動が時間を効率的に使えるの鍵のような年末です。

しかし何でもかんでも忙しい12月。寒いし、なかなか布団から出られないのもまた事実…。

そんなときにも役だってくれる朝ごはんの提案です。

冬になると、温かいものをいただきたくなりますよね、特に朝の冷たい空気の中では、トーストにサラダ、ご飯に納豆、に汁ものがほしくなったりします。お茶やお味噌汁などもありますが、意外に冷めるのが早い。

というわけで…

リゾットはいかがでしょう。

なんとなくクリスマスを意識。皿の中意外。

オリーブオイル、サラダ油、バターなどでみじん切りのたまねぎを炒めたら、ウインナーやベーコンやきのこなどを炒め、水と顆粒コンソメを加えて煮ます。そこへ冷ご飯でも、冷凍ご飯でも(冷凍の場合はレンジで解凍してから)を入れて、少し煮たら牛乳(または豆乳)を加えます。目安としては、水と牛乳が半々くらいです。

汁けが少しだけ残っている状態で、とろけるチーズをパラパラとまぜ、全体をかき混ぜたらできあがり。

お皿に盛り付けて、パセリやこしょうをかけて召し上がってください。

本当のリゾットは生米から作りますが、朝ご飯ということで冷ご飯を使い、少し煮ることでおなかに優しく消化も良くなります。スープなどより粘度があり、冷めにくいのもポイント!

冷蔵庫にある余り野菜で出来るし、牛乳やチーズの味でお子様にも野菜が食べやすいと思います。

これ一皿で、炭水化物、たんぱく質もとれ、野菜もお好みで増減できます。あとはみかんなど果物を一品入れられたら栄養バランスもばっちりな朝ご飯になります。

疲れた体にもやさしいリゾット、お好みの具を入れて朝ごはんのメニューに加えてみてくださいね。


2016年12月12日月曜日

健康法。

日に日に寒さが増してきました。空気はカラッカラで、部屋の中でも湿度がずいぶん低いです。

私は普段から食事の栄養の話ばかりしているので、ふと、自分を客観的にみたときに「健康」という呪縛にとらわれすぎなんじゃ…と思うことがあります。

人が病気をしたりすると、本人がつらいのはもちろんですが、周りにいる多くの人も不安で心配で、落ち込んでしまったりします。そういうことを見たり体験してきて、やっぱり誰もが元気でいるというのが理想だなと思うわけです。

寒い時、暑い時、体調のすぐれない時、こんなふうに食事から栄養とってみてはいかがでしょう。と、これからも言い続けることに変わりはないですが、自分が健康でいるための方法とは人それぞれだなともまた思います。

みなさんはご自分の健康法、なにかありますか?

食事について何か気をつけていることがある人、運動で健康を維持する人、睡眠をしっかりとるようにしている人、ストレスを溜めないよう心の健康から心がけている人。

いろいろだと思います。365日、心身ともに元気でいるというのはなかなか難しい話です。その時々で無理をしない、自分に合った方法で毎日の仕事や家事や学業などをこなしていってほしいなと思います。

ちょっと余談ですが、以前テレビのコマーシャルでよくこんなキャッチフレーズを耳にして、あー、いいこと言ってる!と思ったのが

「きれいな人が元気とは限らないけど、元気な人はきれいです」

ドリンク剤か何かのCMだったような気がするのですが…。元気って何事にも通じる一番大事な要素だと思うのです。小さな子供を見ているとすごく分かりやすくこの言葉を実感します。きれい、という形容詞は少し違いますが、子供って、大人みたいに具合が悪い時無理して笑ったりしないですよね。だからこそ、子供の笑顔って本当に元気な証拠で、すっごくキラキラ輝いて見えます。偽りのない笑顔というか(笑)。

本当に元気な人は、何をしても輝いている。

年末年始、食生活が乱れて健康を害するのは良くないけれど、元気に楽しく過ごせれば、あまり細かいことは気にしなくてもいいんじゃないかしらと。心の健康も、体の健康に直結しますからね。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

2016年12月5日月曜日

旬の野菜で元気なからだ。

毎日、予定が予定通りこなせるたびにホッと一息ついています。どこかへ行ったり、誰かと会ったり、何かをしたり…体調不良でなかなか予定通りに行かないことが多い季節です。とにかく元気で目覚めて、元気に一日が終わる。ただそれだけがとても有り難いことに思えます。

風邪をひかないために、体調を崩さないように、みなさんは日々どんなことを気をつけていますか。

手洗い、うがい、睡眠…。毎日欠かさずにすることを、いかに質良くできるか。食事もとても大切ですが、健康な体があってこそ、何でも食べられるというもの。一見、つまらないようなルーティンも自分をつくっている大事な作業なのだと思います。

おいしいものを食べて、元気でいたい。

多くの人が思っていることだと思います。
相変わらずテレビでは○○を食べるだけ!とか、芸能人がそれで○キロ痩せたとか、そんな話題をよく目にします。その成果について批判はしませんが、やっぱり、個人的には何か一品に頼る健康法というのは人には勧められないな~なんて思います。

私がすすめたいことの一つ、旬のものは絶対に食べてほしい、ということ。

旬の野菜や果物は、人には操作できない栄養素がたくさん含まれます。今はいろいろな技術で、どうやっているのか知らないけれど「低糖質バナナ」なんてものも売られていて、栄養素まで人工的に変えられてしまう時代。

けれど、日本には四季があって、そのときしか食べられないもの、通年食べられるけれどある時期だけとてもおいしくなるものがあります。

例えば今なら大根。

葉っぱは優秀な緑黄色野菜。根っこはビタミンCや消化酵素が豊富で生のまま食べるのが効果的。みずみずしくて、甘い大根は冬ならではの味わいです。春から夏にかけての辛みがある大根が好きな方もいらっしゃるとは思いますが、同じ大根でもこうして季節によって味が変わるのがおもしろいですね。

季節に逆らわないと、安価でおいしく、今の季節にとりたい栄養がとれる。こんないいことづくめの旬ものを食べない手はありません。


ちなみに、使いかけの大根はラップでくるんで冷蔵庫に立てて保存するとおいしく保存できますよ♪

そうそう、今なら自宅で簡単に切干大根も作れますよ。乾燥して晴れの日が続きそうな今、切干大根づくりもおすすめです。カリウムやカルシウムがぐーーーんとアップしますよ。こちらの過去の記事も参考になさってください
野菜の日光浴