2016年11月7日月曜日

みかんは骨にもいい??

三浦半島ではただいまみかん狩りの真っ最中。先日私もみかん狩りに行ってきました。みかん農園に行くと緑の葉っぱにオレンジ色のみかんがたくさん実のり、所狭しとみかんの木々があり、太陽に照らされて圧巻な風景。それと同じくみかん狩りを楽しむ人も大勢いて、「みかん大人気!」と思いながら、私ももぎたてのみかんを味わってきました。

みかんの栄養というと、何を思い浮かべますか??

やっぱり、ビタミンCでしょうか。みかんはもちろん、柿でもいちごでもキウイでも、果物はビタミンCの供給源として重要です。果物の中でも、みかんは手軽に食べられるもの第1位と言っても過言ではないくらい、食べやすいものではないでしょうか。

そのままテーブルの上に置いておける、包丁で切ることもない。種もない。私は子どものころみかんを食べ過ぎて手のひらが黄色くなっていました…。つい、手を伸ばして食べちゃうんですよね。

そしてビタミンCの他に今注目されているのがβクリプトキサンチンと呼ばれる成分です。食品成分表で見てみると、みかんは他の果物よりはるかに多いβクリプトキサンチンが含まれています。

これは、体内でビタミンAとして働きますが、βクリプトキサンチンのままで体内で働き、さまざまな機能性があることで、今注目の成分という話もあります。

そして以前に続きをお話しようと思っていた食品成分表示のこと。ここにつながるのですが、今、「機能性表示食品」というものが生鮮食品にもつけられるようになりました。

機能性表示食品というのは何かというと…

これまでは、国が個別に許可した「特定保健用食品」(いわゆるトクホ)と、国の規格基準に適合した栄養機能食品に限り、食品に機能性を表示することができました。

そこで、機能性を分かりやすく表示した食品の選択肢を増やし、消費者が商品の正しい情報を得て選択できるように平成27年4月に始まった制度が機能性表示食品です。

安全の確保を前提として、科学的根拠に基づいた機能性が事業者の責任において表示されるものです。販売前に、安全性及び機能性の根拠に関する情報などが消費者庁長官へ届けられたものですが、トクホとは異なり、消費者庁長官の個別の許可を受けたものではありません。

機能性表示食品には、「機能性表示食品」との表示がされており、届出番号も記載されています。

ちょっとややこしい話になってしまいましたが、この機能性表示食品として届け出を受理された「みかん」があります。

届け出た機能性は「骨」の健康維持に関するものです。なんとなく、みかん=骨?意外な感じがしませんか?

この機能性関与成分が「βクリプトキサンチン」です!

こちらのみかんには「本品にはβクリプトキサンチンが含まれています、βクリプトキサンチンは骨代謝のはたらきを助けることにより、骨の健康に役立つことが報告されています」とあります。

もちろん、どのみかんにもこの表示があるわけではありませんが、こんな表示がしてあるみかんをスーパーでみかけるかもしれません。ちょっと、パッケージをチェックしてみてはいかがでしょうか。

特別に選別されたこうしたみかんもありますが、どのみかんにもビタミンCやβクリプトキサンチンは含まれています!旬の果物を食べて、今の時期に必要な栄養を摂取し、健康的な生活を送りたいですね。


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