2016年9月19日月曜日

大事なのは1食分。

急に肌寒さを感じるようになってきました。夜寝る時も、汗をかく日があったと思ったらなんだかスースーと体を吹き抜けるような寒さを感じたり…。気を引き締めて健康第一!と思う日々の始まりです。

食物繊維をとるのに、ごぼう、きのこなどの野菜の話をしてきましたが、忘れちゃいけない妊産婦さんにおすすめの優秀選手「乾物」たち。

100gあたりの食物繊維量をみてみると…切干大根なら21.3g、刻み昆布なら39.1g、干ししいたけなら41.0g、ひじきなら51.8g!

以前にお話したとおり、食物繊維の1日目標摂取量は成人女性で18g(食事摂取基準2015)。ちなみにごぼう100g(3分の2本くらい)には5.7gの食物繊維が入っています。あらこんなに繊維が豊富で、乾物さすが!

ただしかし、これは乾燥している状態です。乾物は、たいてい戻して食べますね。乾燥ひじきを100g戻してひじきの煮物を作ろうとしたら、ざっと見積もって40人分くらいは出来ちゃいますから…。乾物って1回でどれくらい食べられるのでしょう。

ひじきなら3g前後です、にんじんや油揚げや入れる具材にもよりますが。比較的多く食べられてお勧めなのが切干大根です。10gくらいを1人分とすると1食で2.1gの繊維が摂れます。きゅうりや刻み昆布を入れて和えものにしても美味しいし、干ししいたけを入れて煮物にすればさらに繊維質が多く摂れます。

こんなわけで、○○が多い食品一覧、などとまとめてある表をみるときは、くれぐれもその量に気をつけてください。あとはひじきの食物繊維は、○○の何倍、何百倍!とかそういうたぐいのものです。理論上は間違えではないですが、例えるものと、例える重量に気をつけなければなりません。

乾物は、一度で大量に食べられるものではありませんが、毎日少しずつ食卓に乗せることで食物繊維だけでなく、鉄分やその他ミネラル分の補給になります。そんなところがやっぱり妊婦さん、授乳中のママさん、あとは小さなお子様にもおすすめの理由です。

一つの食品に偏らず、何種類もの食品から食物繊維の摂取を心がけてみてくださいね。

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