2015年12月7日月曜日

体脂肪計。

体脂肪計。近頃は、体重計についていないほうが珍しいくらい標準装備となっているのではないでしょうか。

我が家にも体脂肪計のついた体重計はあれど、もっぱら「体重計」としての役目しか果たしておりません。日々の体を管理するのに体脂肪は大切かもしれませんが、我が家にあるものは両手を握ってぴーんと前に伸ばして、しばし待っていないと体脂肪は測れません。

最近は、違うんでしょうね…。


先日、「魚の体脂肪計」が話題だというニュースをみました。

魚の体脂肪計…。

確かに魚の美味しさを表現するのに「脂がのってるね!」なんて言いますよね。

切り身になっていれば見た目でもわかりますが、一匹の魚をみて脂がのっているかどうかは、さすがに判断が難しいです。

そこで、魚に微弱な電流を流し(魚の身を傷めることはないそうです)、わずか3秒で魚の「体脂肪」が測れる機械があるとのことで、何百台も売れているそうです。

えっ、魚の体脂肪ってどれくらいなの?

と一瞬思うのですが、食品成分表をみますとちゃんと書いてあります。

マアジ、脂質3.5g。ブリ17.6g。まさば、12.1g。

食品成分表は、100g当たりの数値が載っているので、要するに100g中の脂質の量が脂肪、体脂肪ということになると思います。

もちろん、全てにおいて個体差があるので、こういう機械があるのだと思います。脂の乗り具合でブランド化することに期待、などと書いてありました。魚を売る側のかたたちはこうした機械を使って差別化を明確にして売りたいのだと思います。

助産師のブログにも書いてあったのですが、今の世の中何でも分かり過ぎやしませんか^^;。それを知りたい人はたくさんいるし、知ってはいけないということはないです。でも、なんでしょう。魚を買ってきて「このブリは体脂肪18パーセントだから脂がのってて美味しいよ!」っていう会話が、果たして食卓を楽しく彩るのでしょうか…(笑)。

美味しい裏付け、事実がほしいっていう気持ちもわかります!でもちょっとさびしさも感じます。私は個人的には自分の目で選んで料理して、脂がのってておいしいねとか、このサバは脂がないから揚げようかとか、そういうプロセスも楽しみたい!理想論でしかないのかもしれないですが。例えば脂肪が15%のものと20%の同じ魚が売っていて20%のほうが高いとかそんなことあるのかなとか、いろいろ考えました…。

魚の脂が苦手という人もいるので、そういう人はあえて脂の少ないものを選ぶかもしれませんね。

いろいろな人がいて、いろいろな考えがあるのでどれがいいとか悪いとかではないのです。こんなものが開発されて使われているということが、すごいことだと思います。こういう、機械の進化にはびっくりすることだらけです。

果物の甘さも、商品の横に書いてあったりしますね。選ぶ手段が増えれば増えるほど、こちらは買い物に時間がかかっちゃったりしますね^^

0 件のコメント:

コメントを投稿