2015年9月8日火曜日

妊娠中の体重増加。

雨模様の日が続きます。雨の日は室内では蒸し暑く感じることも多いのですが、外へ出ると涼しかったりして、着るものに留意しないと体が冷えたり風邪を引く原因になりますので、どうかみなさまお気を付け下さい。


さて、塩分の話などでも登場した「食事摂取基準2015年版」から、妊娠中の体重増加についてのお話を少し。

ご存知の方も多いと思いますし、周りの経験者の話などを聞いていると〇キロ増えたとかそんなお話も耳にすると思います。だいたい10キロ前後が多い数字なのかなとか、なんとなくでも知識としてあるかもしれません。

けれど、長い(ような短いような・笑)妊娠期間中、出産時に10キロ増だったとしても、その間どんな増え方をするのかはなかなか想像がつきません。実際に妊婦さんは検診のときに体重も計るわけですが、ご自宅で体重計に乗っていない方は、検診にきて計ってみたら…えっ!!ということも。

食事摂取基準には、体格区分別、妊娠中の体重増加の目安が示されています。

やせ:BMI<18.5
普通:18.5≦BMI<25
肥満:25≦BMI

これを目安に、BMIが25以上の方は個別対応となり、やせでは9~12キロ、普通では7~12キロの増加を推奨しています。

加えて妊娠中期(14週0日~27週6日)から後期(28週以降)における1週間当たりの推奨体重増加量を0.3~0.5キロとしています。

つまり、1週間で500g以上体重が増えていたらちょっと気をつけないといけません。主に食生活を振り返り、1週間での変化を見極め早めに修正しましょう。

とはいえ、近年では20代30代のやせの増加に相まって低出生体重児の出生率も増加しているようです。妊娠中の極端なダイエットは言うまでもなく勧められません。BMIを目安にだいたいの体重増加量を知っておくと、ご自分での体重管理に役立つと思います。

本来、妊婦さん個々に1日の摂取エネルギーは違います。詳しく知りたい方や体重管理にお困りの方はお気軽に声をおかけください!

今週もはじまったばかり。元気に一週間過ごしましょう♪

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