こんにちは。
関東地方にも台風が接近中で本日はとても不安定なお天気です。
昨日までは厳しい暑さで…なんだか急に35℃近くなったものだから、自分を含め周りも体調を崩す人が多く、これはおそらくこの暑さのせいではないかと思っています。熱中症に注意しましょうとどこでもかしこでも言っていますが、改めて自分も体力を過信せず体調管理に努めていかなければいけないなと思います。
さてさて。
食べ物を手に取ると、ついつい「栄養成分表示」を読んでしまうのは職業柄か、現代人のクセなのか。わかりませんが私はこの表示を見るのが大好きです。
以前も、妊娠すると自然と食べるものを気にするのではないかというお話をしましたが、加工食品などに何が含まれているのかなど、妊娠をきっかけに興味をもたれるかたも多いかと思います。あかちゃんが生れたら、こどもに食べさせるものだからとこれまた食品選びも今までと違った基準で判断するようになるかもしれませんね。
ご自分で作るお料理のカロリーを気にする方もいると思います。毎日の食事を、その都度はかりを使って計量し計算する人はなかなかいないと思いますが、おおざっぱにでもわかる範囲で、豚バラ肉100g使ったら400kcal以上あるとか、卵一個でだいたい80kcalとか、そんな具合にでもわかっていると違うのかなと思います。
野菜など素材自体のカロリーがさほど多くないものは、一日の摂取量としてカロリーではなくグラムで、350g以上とりましょうと言われているのはよくご存知の方も多いかと思います。
逆に、少量でもカロリーが高いものは、油です。
炭水化物(糖質)を抜いたりする食事療法がはびこる現代ですが、炭水化物は1g当たり4kcalなのに対し、油(脂質)は1g当たり9kcalもあります。
サラダ油は、大さじ1杯で12gあります。
計算すると、9×12=108kcal
白いご飯に換算してみるとおよそ65g分。まあ、なんとわかりにくい(笑)。
しかし、油大さじ1杯と、お茶碗に半分くらいのご飯。これが同じカロリーなわけです。油がいかに少量でカロリーが高いかわかります。炭水化物を抜くダイエットも奥深い根拠があるのかもしれませんが、炭水化物さえとらなければいいという見解については疑問です。やはり、全体的に量を減らすとかバランスを保ったままの食事コントロールをすすめたいです私は。
そしてちょっと話をもどして、栄養表示なのですが。これですね。
誰もが一度は目にしたことがあると思っています。
さきほどのお話を思い出して下さい。
炭水化物は、1gあたり4kcal
脂質は1gあたり9kcal
そしてたんぱく質は、1gあたり炭水化物と同じ4kcal
です。
ここからは、大して意味のない話になるかもしれないのですが、この表示にかいてあるたんぱく質、脂質、炭水化物をこんなふうに計算してみます。
たんぱく質 2.4(g)×4(kcal)
脂質 19.6(g)×9(kcal)
炭水化物 32.6(g)×4(kcal)
そうすると、一番上の熱量(カロリー)になります。
こんな風に熱量は計算されていますので、もう、ものすごく暇で暇でやることがないというときに、ぜひ計算してみてください。私はちょっと手持無沙汰になるとこんなことをしています…。
ちなみにナトリウム。ナトリウムに2.54をかけて計算した値が食塩相当量になります。
321(mg)×2.54÷1000=0.8g
しかしこの表示については2020年までの経過措置期間を経て、ナトリウム表示ではなく食塩相当量表示にかわってゆき、より消費者にわかりやすい形で表示されることとなっています。
一目で栄養素がわかり、私たちが自ら食べるものを選んでいく時代です。知ろうと思えば何でも知ることの時代。はたしてどこまで知っていいものかとすら思ってしまうわけですが、知識が増えて悪いことはあまりないような気がします。いろいろ知った上で、自分にあったものを選んでいかれたらいいですね。
なんだか計算だらけの回になってしまいましたが最後まで読んでいただいてありがとうございました。
蒸し暑くなると、室内でも熱中症の危険が高まります。やっぱり言いますが、熱中症には十分気をつけ、週末にむけてさらに元気に過ごして行ってほしいと思います!
0 件のコメント:
コメントを投稿