2015年6月5日金曜日

梅雨が近づくと。

食中毒注意報発令です。そろそろ。

これから湿度も、気温も高くなる日が多くなります。家庭での食中毒予防については昨年も同様お話させていただきましたが、毎日のことですので気をつけていただきたいポイントをおさらい。

1.買った食材はすみやかに冷蔵庫などに保管。
2.調理の前はしっかり手洗い。
3.お肉などを切ったあとのまな板は熱湯消毒(できればまな板を使い分け)。
4.調理の済んだ食品に触れる器具やお皿も清潔に。
5.食事の前にも手洗い。
6.残った食品の保存も清潔な容器で。ちょっとでも怪しいものは処分。

働き始めてすぐのころ、先輩に言われて妙に頭にこびりついている言葉が「冷蔵庫の過信をしてはいけない」ということで、なんだか日々それが頭にあり、職業柄もあるのか、よく作り置き2~3日と書かれている本などみても、どーしても3日冷蔵庫にあったものを食べる勇気が無く…(笑)。

私は一度作って、作り過ぎたものはなんでもだいたい「冷凍庫」です。3日後に食べるとしても。冷凍庫に入れときゃ何日も食べられるってわけではないのですが、とにかく冷蔵庫は、一時的な保管場所という感じで、全幅の信頼は寄せられません、ごめんようちの冷蔵庫…。

厚生労働省で出している食中毒発生件数をみると、夏場はやはり多いです。12月に多いのは、ノロウイルスですね。集団で感染することが多いので患者数も多いです。家庭での食中毒というのは1人ということも多いですし、食中毒と気付かないことが多いそうです。確かに、症状がさほど重くなければ、お腹の風邪かしら、というくらいで終わってしまうかもしれません。

そんな中で、家庭で特に注意していただきたいのが「カンピロバクター」という食中毒菌です。

カンピロバクター食中毒は、近年我が国で発生している食中毒の中で、もっとも発生件数が多い食中毒です。

また、ノロウイルスなどと違って患者数が1名のことが多いのがこの食中毒の特徴です。

主に、鶏肉関連調理食品や、調理過程での加熱不足や二次汚染(たとえば、生の鶏肉を触った手で生野菜を触って、それを食べる)が感染源として示唆されているようです。

よく、鶏肉はしっかり火を通して!といいますが、こういった理由がしっかりあります。カンピロバクターは加熱により死滅しますので、鶏肉はしっかり火を通してから食べましょう♪

「チキンていうくせにおまえなかなかてごわいな」

という一文が載っている料理本を私は持っています。鶏肉に火を通すのって意外と時間がかかりますよね。鶏肉を料理するときこの言葉を思い出して、しっかり中まで加熱することを心がけている私です。


0 件のコメント:

コメントを投稿