2015年6月30日火曜日

すごい時代です。

6月最後の今日は、栄養の話まったく関係ないのですが…。

ちょっとビックリしたことがありまして。

妊婦の友達が、最近胎動を感じるようになってきたんだー、と話をしてくれて、あぁ、胎動かあ。懐かしい。あの感覚、妊婦にしかわからないと思うと恋しくなり…

と、本当にこのタイミングで今朝の新聞の地元企業の紹介の欄を見ると。


「胎動を体験できる人形を開発」

ん、ん??

よく、お腹に重りをつけて妊婦体験ていうのはありますが、胎動というのは私は初めて聞きました。

妊娠8ヶ月頃を想定して作られたお人形。なんと声掛けの内容により動きを微妙に変える電子制御システムもついているのだそう。

実際3人のお子さまのお父さんでもある社長さんが開発し、看護学校や、中学校などで命の大切さを伝える授業で試験的に使いはじめているそうです。

自分の体の中で起きていることを自分以外の人が理解できる、そんな時代が来たのですね。

あと10年もしたら、今では思いもよらない発明が生まれているのでしょうね

現実いままさに妊婦さんのかたはこれからの暑くて大変な季節を、どうか大切に元気に過ごしていってほしいなと思います


2015年6月28日日曜日

そうめんの季節がやってきた。

こんにちは。

今日も暑い一日となりました。

夏といえば、そうめん。

冬でもあたたかい「にゅうめん」美味しいですが、冬場はあまり目に止まらないそうめん。夏の余りを消費することはあってもなかなか食べる機会が少ないかもしれません。やはり、夏のものというイメージです。

今日は、一皿でバランスのとれるメニューのご紹介。

こんなそうめんの食べ方はいかがでしょうか。


「豆乳つゆのサラダそうめん」

なんかいろいろ乗っていますが。

そうめんというと、めんつゆをつけながら食べるというのがオーソドックスかと思われます。

そうめんに限らず、夏場のこうした麺類の食べ方は、たんぱく質が不足してしまうのが落とし穴。薬味をたくさん使って野菜をたっぷりとっているつもりでも、たんぱく質が不足してしまうと夏バテを引き起こす原因にもなります。卵、魚、肉、乳製品などを一品は取り入れて一食分にするのが理想的。

こちらは、茹でたそうめんをお皿に盛り、野菜やお肉などをのせて、あとはつゆをかけます。今日は豆乳とめんつゆでコクのあるクリーミーな豆乳つゆをつくりました。

作りましたと言っても

豆乳(甘くない、無調整豆乳)・・・・50cc
めんつゆ(3倍濃縮)・・・・・・・・・大さじ1

これをまぜるだけ。一人分でこの量で食べられますがお好みで調整してください。

上に乗せる具はなんでも!!写真は、きゅうり、トマト、ねぎ、みつば、シソの葉、かにかま、茹でたほうれん草(冷凍保存してあったもの)、豚肉、残り物の味つけ半熟卵に、パプリカのマリネ…

前の日の残り、冷蔵庫の残り野菜、本当になんでもアリ。具の種類が多いほど味わいも深くおいしくなります。

今日は豚肉をゆでただけ、あとは全部切るだけ!豚肉も、そうめんを茹でるまえにさっと茹でるだけなので簡単です。

焼きナスやオクラ、焼いたり茹でたりしたお肉、揚げた野菜などなど、お夕飯で多めに作っておいて翌日のランチにしても。いろいろな味で試してみてください♪♪

ピリッと辛いのがお好きな方はラー油をかけたり、キムチも豆乳との相性バツグンです。

暑くなる季節に、食べやすい麺類に栄養と愛情をたっぷりこめて^^

月曜からの一週間も元気に過ごしましょう!


2015年6月25日木曜日

暑い夏は、寒天。

梅雨の晴れ間は湿度が高くてじわじわと体力を奪っていくような暑さ。

もうすでに寝苦しくて熟睡できない日々です。

お腹のおおきい妊婦さんは、もっともっと大変なんだなあと。自分が出産したときは真夏にはまだお腹はさほど大きくなかったからよくわからないのですが、自分が妊娠してから、8月生まれや9月生まれの人に会うと「お母さん、暑くて大変だったんだなあ…」としみじみ感じてしまいます。

今朝は4時前からウダウダしはじめ、仕方が無いから4時半に起きてしたことは、寒天ゼリー作り。

前の晩に小豆を煮ておいたので、抹茶あずきかんを作りました。

粉寒天というのはとても使いやすく、また、最近は溶かして固めるだけではなくいろいろなものに混ぜて食べる使い方も多く見られます。

代表的なものはご飯を炊くときにいれる、というものでしょうか。私もずっと前に何度かやってみましたが、味は全く変わりません。ご存知のとおり、寒天には食物繊維が含まれていてお通じの改善に役立ちます。ゼリーなどはお砂糖を入れたりしてデザート感覚ですが、こんなふうに食事に加えられるとうれしいですね。

同じようなゼリーでも、ゼラチンで固めたものは常温では溶けてしまうのに対して、寒天は常温でも固まっているのでこれからの暑い季節にぴったりです。

ただ水に溶かして固めて、ところてんつきでつけば立派な一品に。

今は100円ショップでも簡単に買えます。お酢やからしを効かせて塩分も控えめ、さっぱりとおいしいヘルシーな手作りところてんを作ってみてはいかがでしょうか。青のりといりごまをふると見た目もきれい、味もぐんとおいしくなりますよ。

今日は暑い暑いと思いながら、熱いそばを食べてみました。すごい汗です(笑)。でもなんだか気持がいいです。

これからの体調管理は暑さとの戦い。

みなさん、無理をせず、水分、休養しっかりとりながら元気に夏を迎えましょう♪♪

2015年6月20日土曜日

地場野菜で週末ごはん。

こんにちは。今日はとてもいいお天気のようですが天気予報では「大気の状態が不安定で梅雨の中休みではありません」と言っていて…ビクビクしながら大量の洗濯物を干していましたがどうにか片付きました。

梅雨に晴れ間が出ると、主婦としては「今だっ」という気持ちでつい大胆な行動に…。布団や、洗えなかった大物を洗ってみたり。そしてがっかりすることもしばしば。

そんな気持ちのいい週末ですがいかがお過ごしでしょうか。

先日、三浦半島の地場野菜について勉強する機会があり、あらためてこの温暖な気候とおいしい野菜(野菜だけではなくお魚もたくさんおいしいものありますが)が身近にあるというのはすごく恵まれた環境だなあと思いました。


そこで、全部地場野菜!で、旬のもの。こんな一品を作ってみました。


ズッキーニとミニトマトのチーズ焼き。

ズッキーニは今が旬!宮崎県産のものも多く出回っていると思いますがこれは三浦でとれたものです。それから赤いミニトマトも。黄色いほうはうちの庭でとれたものですが、一応地場産ということにしておきます(笑)。

まず、ズッキーニを1センチくらいの厚みにスライス。みじん切りにしたにんにく(こちらも三浦産のものを使用しました)とオリーブオイルをフライパンに熱して、こんがり両面焼きます。ここで軽く塩コショウをしておきます。もうこれだけでおいしいです。味見と称してこの時点で2,3切れなくなる可能性大です。

あとはトースターに並べて、トマトとチーズをのせて焼くだけです。

ちょっとしたおつまみにもなります、アツアツを食べるとおいしいです。

ズッキーニは今が旬!まだおいしい時期は続きます。よく言われるように、きゅうりの仲間ではなくかぼちゃの仲間ということで、しっかりとした歯ごたえの中にもジューシーなみずみずしさがあり、クセのない味わいはお料理の幅を広げてくれます。

簡単に手に入るこんな地場野菜で、週末の食卓を彩ってみてはいかがですか。

おいしい野菜をたっぷり食べて、笑顔のあふれるお食事をみなさんで楽しんでください!

2015年6月17日水曜日

全国民健康時代。

今日は梅雨の晴れ間…もありつつ、けれどやはり不安定で湿度の高い一日になっています。

先日、ものすごく久しぶりに電気屋に行きました。かなりのカルチャーショックを受けるほどに店内の品揃えにびっくり。電化製品の下調べに行ったつもりが意味もなく掃除機を動かしてみたり炊飯器の釜を眺めてみたり…。

そこで、とにかく調理器具の進化に驚きを隠せなかったのであります(隠す必要も特になし)。

家でなんでも作れる。

焼きとり、ポップコーン、わたあめ…なんかよくわからないけど自動で棒に巻きつくバウムクーヘンみたいな卵焼きのできる道具…。ホットプレートは下からだけでなく上からも遠赤外線で家でもバーベキュー気分。もちろん、麺もつくれる、シャーベットもつくれる。

それから「油を使わない調理」これの充実ぶりにはびっくり。ノンフライヤーというものが世に出て久しく経ちますが、それ単独の調理器具やらオーブンレンジなどの機能も、いかに油を落とせるか!というのが最大の売りのようでした。

以前に油のブームという話をしましたが、本当に「健康」というキーワードは最強だと思いました。食事は一日の中で何回もある楽しみであり、健康を握る重要なカギでもあります。その食事を楽しみつつ健康を手に入れられたら…と願うのは誰しも同じなのですね。


それから少し話は変わって、さきほど食中毒のニュースをみました。

ちょうど先日お話をした、鶏肉のカンピロバクターの話です。

関西の飲食店で鶏のユッケを食べた大学生ら33人が腹痛、下痢、発熱などの症状を訴えたそうでその中の数人からカンピロバクターが検出されたそうです。

大学生という一番体力、抵抗力の強そうな年代の方たちが食中毒を訴えるというのはちょっとこわいです。抵抗力の弱い小さいこどもや年配の方とは違いますから、カンピロバクター恐るべしです。とはいえ、「鶏ユッケ」食べないにこしたことはないです。湯引きしたものを提供していたそうですが、栄養士的に鶏肉を「湯引き」なんてとんでもなくおそろしいことです…。

とにかく、鶏肉はしっかり中まで加熱しましょう!!

健康であればこその、おいしい食事です^^

2015年6月10日水曜日

オクラの食べ方。

ついに関東も梅雨入りしました。

梅雨って、わりと長い期間ありますよね。今日テレビのお料理コーナーでこんなことを耳にしました。
「梅雨の時期に上昇する検索ワードはなんでしょう」

なんでしょう。梅干しとかレモンとか、何か傷みにくい料理とかそんなことかなと思っていたら、答えは

「缶詰」

だそうな。

雨が降って買い物に行きづらかったりして、家にあるもので食事を作りたいというニーズが多いそうです。なるほどー。でも保存の観点からしても、この時期にぴったりかも。缶詰は開けない限りそうそう簡単には腐ったりしませんからね。

そこで美味しそうなレシピをみて早速缶詰を買いに行った分かりやすい自分。サバの味噌煮缶を買いました。キャベツやピーマンとホイコーロー風に炒めるとおいしいらしいです。味がついた缶詰は、味付けもほとんど要らないので味がすぐ決まるところも魅力的。

といいつつ今日の話はオクラです。

だんだんスーパーにも、オクラとか枝豆とか、とうもろこしが出始めてきましたね。まだ走りでちょっとお値段も張りますが、今日はオクラを入手したのでこんなレシピを。


そもそも、オクラってどうやって食べることが多いですか?

とりあえず、茹でて…刻んで納豆とか何かに混ぜたり、つわりのお話をここでしたときに茹でてそのまま1日4袋食べる妊婦さんもいましたが(笑)。

私も、茹でて種を取り除いてみじん切りくらいにしたものをおそばのつゆに入れたり、納豆に混ぜるのも好きですが…

個人的おススメはこの「オクラの焼き浸し」。

オクラを食べるとカリウムやカルシウム、食物繊維などが摂れます。ネバネバしていることやきれいな緑色のこの見た目からして栄養豊富なオーラをプンプン出してます。

カリウムは茹でるとお湯に流れてしまうので、生で食べるのが一番いいのですが、オクラはあまり生で食べないと思います。

こちらは、茹でずにいきなり炒めるのでカリウムの流出も茹でるよりは減らせます。塩でていねいに産毛を取ったら(これをしないと食べた時の舌触りが悪くなりますのでぜひやってください)ヘタを落としガクの部分をぐるりとむいて、水洗いしたのち水けをふきとって炒めます。

一袋で油は小さじ1くらい。サラダ油でもごま油でもオリーブオイルでも好みの油で。私はオクラの種のえぐみがちょっと苦手なので縦にピーっと包丁を入れてざっと種を取りだしてから調理します。そうすると後で調味料のしみ込みもいいです。

さてまんべんなく炒めたオクラを、
おろし生姜+ポン酢
のたれに入れて、ときどきコロコロ上下を返して、粗熱がとれたら冷蔵庫へ。

作っている途中に一本は必ず口の中へ入ってしまいます…。

オクラが立派な主役になれる、これからの季節においしいさっぱりとした和えものになります。炒めることで香ばしさが加わって茹でたオクラとは一味違った美味しさが楽しめると思います♪

もう一品。にぜひ。

2015年6月5日金曜日

梅雨が近づくと。

食中毒注意報発令です。そろそろ。

これから湿度も、気温も高くなる日が多くなります。家庭での食中毒予防については昨年も同様お話させていただきましたが、毎日のことですので気をつけていただきたいポイントをおさらい。

1.買った食材はすみやかに冷蔵庫などに保管。
2.調理の前はしっかり手洗い。
3.お肉などを切ったあとのまな板は熱湯消毒(できればまな板を使い分け)。
4.調理の済んだ食品に触れる器具やお皿も清潔に。
5.食事の前にも手洗い。
6.残った食品の保存も清潔な容器で。ちょっとでも怪しいものは処分。

働き始めてすぐのころ、先輩に言われて妙に頭にこびりついている言葉が「冷蔵庫の過信をしてはいけない」ということで、なんだか日々それが頭にあり、職業柄もあるのか、よく作り置き2~3日と書かれている本などみても、どーしても3日冷蔵庫にあったものを食べる勇気が無く…(笑)。

私は一度作って、作り過ぎたものはなんでもだいたい「冷凍庫」です。3日後に食べるとしても。冷凍庫に入れときゃ何日も食べられるってわけではないのですが、とにかく冷蔵庫は、一時的な保管場所という感じで、全幅の信頼は寄せられません、ごめんようちの冷蔵庫…。

厚生労働省で出している食中毒発生件数をみると、夏場はやはり多いです。12月に多いのは、ノロウイルスですね。集団で感染することが多いので患者数も多いです。家庭での食中毒というのは1人ということも多いですし、食中毒と気付かないことが多いそうです。確かに、症状がさほど重くなければ、お腹の風邪かしら、というくらいで終わってしまうかもしれません。

そんな中で、家庭で特に注意していただきたいのが「カンピロバクター」という食中毒菌です。

カンピロバクター食中毒は、近年我が国で発生している食中毒の中で、もっとも発生件数が多い食中毒です。

また、ノロウイルスなどと違って患者数が1名のことが多いのがこの食中毒の特徴です。

主に、鶏肉関連調理食品や、調理過程での加熱不足や二次汚染(たとえば、生の鶏肉を触った手で生野菜を触って、それを食べる)が感染源として示唆されているようです。

よく、鶏肉はしっかり火を通して!といいますが、こういった理由がしっかりあります。カンピロバクターは加熱により死滅しますので、鶏肉はしっかり火を通してから食べましょう♪

「チキンていうくせにおまえなかなかてごわいな」

という一文が載っている料理本を私は持っています。鶏肉に火を通すのって意外と時間がかかりますよね。鶏肉を料理するときこの言葉を思い出して、しっかり中まで加熱することを心がけている私です。


2015年6月1日月曜日

お弁当から塩分を知る。

体調を崩した週末。

お昼ごはんにお弁当を買ってきてもらいました(動かないくせに食欲はある)。

お弁当なんて、本当に滅多に買わないものなので買い物を頼むこちらもネットで事前調査をして食べたいものを選びます。お弁当屋さんといえば、という某有名チェーン店のお弁当。人気ランキングなんかも見つつ…。

出た!

体脂肪計でおなじみ、こちらも某有名会社が「監修」したお弁当。監修ってよく市販のものなどについてますよね。有名誰それ監修とか、有名店監修とか…。監修って、いったいどこからどこまで携わっているんだろうといつも気になりつつあるのですが。まあ、そのお弁当にしてみました。

日替わりで3種類あるのですが、全て500kcalを切り、塩分は3g以下、野菜は130g以上というコンセプトで作っています。とはいっても、私がみた3種類は全て350kcal以下で、塩分は2g以下でした。

私が食べたお弁当は塩分1.8gでした。

さてそこで

厚生労働省が出している「食事摂取基準」というものをご存知でしょうか。

5年に1度改定されていて、2015年版は、今年度から5年間使われます。日本人が、一日にどれくらいの栄養素をとればいいのかが記されています。

その中で2010年版から大きく変わったものとして、食塩摂取の目標量があります。

今まで成人男性9g未満、女性7.5g未満

だったのが、2015年版からは

男性8g未満、女性は7g未満と厳しい設定になりました。

そうなると、1.8gのお弁当。これを一食分と考えるとあと2食、同じ量の塩分が摂れますのでとても理想的な数値と言えます。

でも、やっぱり正直な感想としては多くの人が「薄い」と感じる味付けだと思います。

特に「お弁当」というものに対する期待値からしてより薄さを感じるのではないかと思います。

けれど、外食というと、とかく塩分やカロリーを摂り過ぎになってしまうものなので、こういったものが買えるというのは画期的なのかもしれません。売上ランキングも上位にありました、このお弁当。毎日のように利用する人にはなおさらうれしいことなのではないでしょうか。

以前にも書きましたが、塩分を毎日の食事で正確に測るのは難しいです。塩分表記されたこういったものを食べて味付けの濃さ(薄さ)を認識してみるというのもいいですね。

ちなみに主人が食べたお弁当は塩分3.4gでした。これは3回とってしまうと完全オーバーです…。