2015年3月16日月曜日

妊婦さんとの関わりの中で。

今日は、妊婦さんとの栄養指導を通して感じていること、お伝えしたいことを少し書こうと思います。

妊娠中は、普段とは違う嗜好になったり、とてもお腹がすいたり、またつわりでも「食べづわり」という、空腹が気持ち悪い…という場合もあったり。

また、妊娠を機に今までしていたお仕事をお休みしたりして家にいる時間が多くなり、生活がガラッと変わる。こんな方も多いです。

生活のリズムが変わると、もちろん食事のリズムや摂り方も変わってきます。

忙しくて時間がなくて、簡単に済ませていた食事をゆっくりととれるのはとてもいいことです。けれど、その時間が長すぎて、手をのばせばいつも食べ物が口に入る環境になると、自制心も必要になってきます。


指導は、基本的にまずはご自身で食生活を振り返り、食事内容をもとに話をすすめていくため、患者さんご自身に食事内容の記入をお願いしています。

次の検診のときに栄養指導をしましょう、それまでの間、食事記録を取ってきてください。とお願いすると、多くの方はご自分なりに食生活を見直し、改善をしてきてくださいます。

そうするとやはり体重に反映されていて、いままで増加のスピードが速かったものが緩やかになったり、体重が減ったりします。


二週間ほどでそういった効果ははっきりでます。

私はできるだけストレスを軽く、体重コントロールをしてほしいと思っています。

特に妊婦さんは、摂取カロリーを消費する術が限られていますから、どうしても先ほどの「自制心」が必要になってくるのです。

生活スタイルは人それぞれ違います。そこでできることを見つけてすぐに実践し、継続する。甘いお菓子が大好きでやめられない。その人に、今日から一切お菓子は食べないでくださいと言ったら…。

おそらくすぐにストレスがたまり、数日後にはどか食い(笑)。自分なら絶対そうなります。

それでは意味がないので、自分でルールを作って食べる。今日は我慢できたから明日はチョコレートをひとつ食べよう、とか、逆に今日は甘いものを食べたから明日は一日我慢しよう、とかメリハリをつけてほしいと思っています。

少しだから…と、ダラダラ、時間も回数も決めず毎日間食をするのが一番よくありません。

厳し過ぎないマイルールを作って、おなかの赤ちゃんとの限られた時間をより幸せに、楽しんでほしいと思います!!

体重管理や食事のご相談などありましたら、診察のときなどにお気軽に声をかけてください^^


0 件のコメント:

コメントを投稿