2014年12月31日水曜日

今年のしめくくり。

今日は、どんなことも「今年最後」と感慨深く行える一日ですね。

明日になるとまた気持ちも新たにがんばろう!と思える清々しい一日になります。


医院では、毎日のように新しい命が誕生しています。

それは新年を迎えたときに似ているような、でもそれよりももっと大きな人生で味わったことのない新たなスタートを感じる出来事だと思います。

今年は、私のまわりの友人、知人にも本当に多くの赤ちゃんが生まれ、またお腹にやどった新しい命の報告を受けた年でした。

誕生した赤ちゃんの成長は日々目覚ましく、お母さんのお腹の中の命もまたたくましく成長し、とてもいい刺激とエネルギーをもらっています。


みなさまどんな一年になりましたか。
来年はどんな一年にしたいですか。



どうか、どなたにもたくさんの幸せと健康で笑顔の溢れる新年が訪れますように。

今年もお付き合いくださってありがとうございました。

来年もよろしくおねがいいたします。



今日は午前中からおせち料理作りでした。

フライパンの中のお煮しめです。このレンコンの切り方を、ともだちいわく「おしゃレンコン」というそうで^^

確かにふだんレンコンもこんなおしゃれをしないので、今日は喜んでくれているでしょうか…。

明日はどうやってお重に詰めようか、考え中です。


夜から天気が荒れるようですね。外出される方はお気をつけて!!

2014年12月30日火曜日

冷蔵庫の温度。

あと数分で大みそかです。

みなさんは、年越しの瞬間は起きていますか?

私はたぶん、1番意地を張って寝ずに我慢したのは小学生くらいだったと。大人になると、明日に差し障るからとか、眠いのを我慢出来なくて寝てしまえとなって、あまり起きていた記憶がありません…。

おせち料理の準備も大みそかが本番ですがぼちぼち始めつつの年末。

しかし栄養士的には料理本に「日持ちは2日から3日です」と書かれていてもどこか不安で(^_^;)

なるべくギリギリまで調理しないこと、冷蔵庫の目盛りを普段より強めにすること、調理の際の手洗いの徹底など心掛けております。


特に冷蔵庫の温度ですが
年末年始はご家族がお家にいる時間が多くなり、扉の開閉も増えます。


そこへ来て、お正月用の食材の買いだめなどで中身も詰め込みがちですよね。


本来なら暑い夏場より設定温度は低めで大丈夫ですが、この時期はそういったことを考慮し、普段より低め設定が安心かと思います。

大みそかに最後の更新をしたいと思います!

みなさま年末お疲れ様です!

2014年12月28日日曜日

行事と食のつながり。

こんにちは。

いよいよ今年も最終週。2014年も残りわずかとなりました。


さて。大みそかには年越しそば。お正月にはおせち料理。

当たり前のように続いているこの風習。
私は昔はそんなに深く考えずにそういうものだからやっているくらいにしか思っていませんでした。


しかし、やはり子供がうまれると、なぜこういうことをするのか。どういう意味があるのか。

そんなことを考えながら日々いろいろなことをこなしていくようになります。

日本には、四季折々さまざまな行事があります。

お正月から始まり、節分やひなまつり、お彼岸に端午の節句…そして最後は大みそか。

行事にはかならずその行事をあらわず「食」がある。と本で読みました。
そして人も同じく生れてからこの世を去るまで、うれしいことや悲しいこと、それぞれにその日の節目の行事があり、食があると書いてありました。

子供に正しい知識を伝えるために自分もいろいろなことを覚えます。


自分が知りたいと思うことも大切だと思いますし、誰かに伝えるために勉強するのもいいことだと思います。

そして私は「食」という面からすべての人に健康で笑顔になれる生活を送っていただきたいと心底思っています。

今日の献立のヒントでも、妊娠中の栄養の摂り方でも、あかちゃんとの生活のなかで簡単にできる栄養補給でも、何か「使える」情報を発信していけたらという思いで書いてきました。

ご家族がお休みに入られて毎日のお食事や家事や、大忙しの年末年始になる方も多いと思います。

とにかく元気で!
元気があればなんでもできます(笑)。

体調に気をつけてお過ごしください。

2014年12月23日火曜日

クリスマスケーキ。

今日は祝日ということで、クリスマスパーティーをされるご家庭も多いかと思います。

みなさんはどんなクリスマスをお過ごしですか。

先日、友人の赤ちゃんに会いました。8か月になる女の子ですが、本当にこの時期の成長はすばらしく、ちょっと前に会った時よりも髪が伸びたり、きょろきょろいろんなものに興味を示したり、嬉しいときは声をあげたり…みていて飽きません。

そんな元気盛りのベビーのいるお母さんには、クリスマスもお正月もゆっくりとはいかないかもしれませんが、1年に一度の行事は、そのときどきのお子様の成長が一番の思い出になるのでとても楽しいものになると思います。


私は今朝は張り切ってケーキを作ろうと早起きをし…

使う予定の卵を誤って落としてしまい足りなくなり…

近くのコンビニに行ったら、普段は絶対買わないであろうお値段の高い卵しかなく…

おいしいスポンジが焼けました(笑)。

丸いケーキを焼きたかったのですが、今回は平らに焼いてカットする方式を導入したら、これは焼き時間も短く作りやすかったです。


こういう感じで、小皿を当てて四つに包丁で切りました。



それを
クリームといちごをはさんで…

なんだか妙に高さが出てしまい、ビッグ○ックのような…


そして最終的にはちょっと笑える、変に背の高いケーキが出来ました…。三段にすればかわいらしかったのにと後悔。

娘はアラザンとかチョコスプレーがとにかく好きで正直要らないんだけどなと思いつつパラパラやりました…。


ロールケーキがいいと言われたらロールケーキにできると思ってこの平らなスポンジを焼いたのですが、結果としてはこれから丸いスポンジもこれでいけると思いました。型いらずで好きな大きさにできるのがいいです。小さめに作って、余ったスポンジだけ冷凍しておけば慌てて食べる必要もありませんし。


とにかく、どこでもかしこでも風邪が流行っています!

みなさん、おうちでも油断せずに家の換気をしたり、栄養と睡眠をしっかりとって元気に穏やかに日々をお過ごしくださいね。

MerryChristmas!!

2014年12月22日月曜日

19年に一度の!

おはようございます。

今日は「冬至」ですね。

先日、「今年の冬至は何年かに一度の縁起のいい日らしい」ということを聞きまして調べますと、今年の冬至

朔旦冬至

という、新月の日と冬至が重なる19年に一度の日ということでした。盛大にお祝いをしていた時代もあるそうです。


さて冬至と言えば、スーパーにもゆずとかぼちゃが隣り合わせで売っていたりします。

かぼちゃに関しては、本来は夏の野菜ですが、栄養もあり保存もきくのでこの時期に重宝されたようです。冬が旬の根菜類には少ない、色の濃い野菜の栄養を摂れるんですね。今では輸入かぼちゃもありますので、そちらは11月から3月くらいがおいしいとされています。

また、かぼちゃにはビタミンEも多く、血行を促進して冷え症の緩和にも役立ちます。

特に豊富なカロテンは、実よりも皮に多く含まれますので、調理は皮ごとがおすすめです。カロテンは免疫力を高めるとも言われています。

ゆず湯に入ってあたたまり、栄養のあるかぼちゃを食べて、無病息災を祈りこれから寒さの厳しくなる時期を乗り越える。季節の行事には先人からの知恵がふんだんに盛り込まれています
ね。こういった日本古来の行事をていねいに行うことで日々の暮らしをより豊かに、健康に、楽しく過ごしていかれたらいいと思います。

ところで、ゆず湯のときの「ゆず」はみなさんはどのようにお風呂に入れますか。

ご家庭ごとにやり方があると思います。

丸ごと入れたり、半分に切ったり、スライスしたり…。
私は昔実家で入っていた通り、半分に切ってガーゼにくるんで湯船に入れます。そして湯船につかりながら、そのガーゼをモミモミと軽く揉んでゆずの香りが広がるのがとても好きです。

今日も寒くて乾燥した一日になりそうです。

ぜひ、19年に一度の冬至、ゆずをお風呂に入れて温まってみてはいかがでしょう^^

2014年12月17日水曜日

揚げない揚げ物。

こんにちは。

朝起きてすぐにスイッチを入れるストーブに表示される室温が、毎日更新されます。今朝は10℃でした。一ケタになる日も近そうです。

最近、最近でもないですが現代では「揚げない○○」がすごく多いと思いませんか。

揚げ物のレシピをスマホで検索する場合。

「ドーナツ」と入れると、候補として
「ドーナツ 揚げない」

「唐揚げ}と入れると
「唐揚げ 揚げない」

とか、そんな具合に、揚げ物を食べたいけれど揚げないで食べたい。というニーズが多いようです。第一に、カロリーの問題。それから、いろいろな人に話を聞いていて気付いたことには、家では揚げ物をしないという人はそんなに珍しくないということ。この場合、油の処理が面倒とか健康面とは違った理由からです。

実は私も、どちらかというと後者の理由で揚げ物は普段はあまりしません。オイルポットもありませんので…。

結婚したときに買った健康調理のできる?オーブンレンジには、揚げない唐揚げやフライのレシピ本がついていて、その通りに数年間やってきました。

耐熱ボウルに、サラダ油とパン粉を入れてレンジでチン。途中で様子をみてかき混ぜながらパン粉がきつね色になるまで加熱します。

要は、その時点で揚げた状態にするのです。

そして、普段衣をつける手順で、小麦粉→溶きたまご→加熱したパン粉、と食材に衣をつけ、オーブンで加熱。

けっこう、面倒くさいです。なんとなく、無駄に電気代がかかる気もします(笑)。

そんな我が家に最近舞い降りた新しい方法がこちら。
(図書館で借りた、ちょっと古い雑誌に載っていたのを参考に)


生のお肉には使えないのですが、コロッケ。特に我が家で頻度の高い、クリームコロッケ。
たねを作って、一度冷やして形成してから衣をつける、ちょっと手間のかかるコロッケ。

そんなコロッケを家庭で簡単に食べるワザです。
フライパンに、サラダ油とパン粉を入れ、おはしなどでムラのないようにかきまぜながらきつね色になるまで炒めていく。レンジでなく、フライパンでカリカリパン粉を作ります。すぐできます。

それを、作ったクリームコロッケのたねにかけて、ケチャップなどで食べます。終わり。

コロッケはたねを作る時点で全て加熱済みなので、そのまま食べられますよね。ポテトコロッケでも。それを、どかーんと、グラタン皿のようなものに敷き詰めて、食卓へ。レシピによると、そこにパン粉をかけるとありましたが、うちでは、みんなが同じ時間に食べられないのであとから食べる人にはたねだけアツアツに温めてカリカリパン粉をかけられるように「後のせ」方式に(笑)。


これの良いところは、粉とたまごを使わないので手間も食材費もカロリーも、そして光熱費まで(笑)カットできます。

それから、常にカリカリの衣が味わえること。そして上記の話に戻りますが油の処理はもちろん不要です。

ちょっと、人には胸を張ってお見せできる料理ではないと思う方もいらっしゃると思いますが、日々の料理はこんな感じのある意味手抜きで良いのではないかと…。

パン粉にあおのりを混ぜてはんぺんにかけるのも、おすすめ。お酒のおともにも、こどもにもウケると思います。

いろいろなお料理を考えるかたが世の中にはたくさんいらっしゃって、私も日々助けられております。

2014年12月15日月曜日

いたわり月間。

三浦半島でも、ついに週間天気予報で最低気温が0℃という日が出てきました。

朝起きると霜がおりて、車のフロントガラスは凍っている、そんな今日この頃ですがみなさま体調はいかがでしょうか。

この季節になると、あちらこちらで「モノを売ろう」という意識がビシビシ伝わってきます。何かにこじつけて買わせようとする巧みなキャッチフレーズの中でも、どんな人にも当てはまるこのことば。

自分へのごほうび。

1年間頑張った自分へのごほうびに○○はいかがですか!?
たしかに。
自分はよく頑張っている。誰かに認めてもらうでもなく、自分で自分を認めてあげるということは非常に大切なことです!

そんなふうに思いながら何かを買うというのもたまにはいいものです。別に特別に高価なものである必要はないわけで。

とまあ、何がいいたかったかと言うと…。

1年の最後の12月。自分へのごほうびを買うのも良いのですが、それよりも心がけていただきたいのが「自分をいたわる」気持ちのごほうびです。


寒くて、乾燥が続くと、本当に病気がはやります。

そして、元気で体力もあれば体で悪さをしないウイルスも、疲労して弱った体に入ってくると黙ってはいません。

風邪がはやるこの時期だからこそ、普段から無理をせず、疲れを溜めこまず、できるだけ睡眠をとり、そしてしっかりと食事をして、日々の元気を保ってほしいと思います。


そうは言っても毎日の時間はあっという間に過ぎ、がんばりすぎて疲れに気づかないこともあります。そんなときはまわりで見ている人がその人を「いたわる」気持ちで手を差し伸べてほしいなと思います。

忙しい師走ですが、自分も他人もいたわる気持ちを大切に、健康に過ごしていただけたら幸いです。

みなさま本日もお疲れ様です。

2014年12月3日水曜日

砂糖を使わずに甘い煮物。

こんにちは。

気がついたら12月も3日となっていました。

こんな感じで、気がついたら今年が終わっているんだろうなあ…。年賀状は一体いつやる気になるのかなあ…。数日前に、テレビ番組で「年賀状を出す人の割合は?」というクイズをやっていました。8割以上もいました。メールがこんなに普及しても、年賀状という文化は根強いですね。

みなさん年末年始の準備は進んでいますか。

この季節になると、何やら忘年会だクリスマスパーティーだと言って食事のバランスが乱れがちになりますね。そして年明けには「正月太り」なる1月の季語になってもいいくらいよく聞くフレーズが登場。

しかし、後になってまとめて対処するのではなく、そうならないために、今から、というか日頃からちょこちょこ修正していれば怖いことはありません。

栄養指導をする妊婦さんにもよく言うのですが、何はさておき毎日体重計に乗ること。

2週間、もしくは4週間ごとの検診のときにしか体重を計らないという人も中にはいらっしゃいますが、それだけ長い期間の過度の体重増加を修正するには本人の努力や我慢がかなり必要になります。

毎日体重を把握していれば、多少の増加はその後の2、3日で戻せます。

そういうつもりで時々のイレギュラーな食事も、怖がらず、楽しんで食べることができるのではないでしょうか。せっかく、普段とは違う人や、お料理や雰囲気を味わえるときなので、思い切り楽しみたいですよね。


さて、タイトルに触れずに長々と話をしてきましたが、みなさんは煮物は甘いのがお好きですか。しょっぱいのがお好きですか。

肉じゃがとか、炒り鶏とかの味付けはご家庭で違うと思います。私の知り合いには、砂糖はほとんど料理で使わないという方がいました。お弁当とか、市販されている煮物はわりと甘めの味付けのような気がします。

ご家庭で煮物をするとき、たとえば肉じゃがを作るときに、お砂糖の代わりに「りんごのすりおろし」を使うレシピをもう何年も前に知ってときどき作りますが、今の季節の蜜たっぷりのりんごは特に甘くてお砂糖を使ったような甘さになります。

私の作り方ですが、肉じゃがを作るとき、お砂糖を大さじ2入れるとすると、その代わりにりんごのすりおろし(皮ごと)を半個分使います。

いつもの味付けのタイミングで入れて煮込むだけです。

これからのパーティーメニューというと、ケーキやお正月料理は白砂糖をたっぷり使っていますので、普段の食事で控えてみるということでこのお話をしました。

そして、栄養成分ですが

白砂糖大さじ2で、カロリーは69kcalです。
りんご中くらいを半分(140gとして)カロリーは76kcal。

若干ですが、りんごのほうがカロリーが多いじゃないか!と思いますが、白砂糖は精製されたものでビタミンミネラルなどの栄養はほとんどありません。りんごには、上記の分量で食物繊維が2.1g、ほかカリウムなどのミネラル、ビタミンも含まれます。

果物の果糖は、血糖値を上げにくいとも言われています。ただし摂り過ぎはいけません。

といった理由から、煮物に使うお砂糖をりんごで代替えしてみる。という方法で白砂糖の摂取を控えるというのはどうでしょうか。ちなみにですが、うちでは白砂糖ではなく三温糖を使っているんだけどどうなのとお思いの方もいらっしゃるかと思います。三温糖のほうが、白砂糖よりはビタミン、ミネラルが多いですが、かなり微量です。煮物で大さじ2杯となるとさらに微量ですので、大差ないと思っていただいていいと思います。



2014年11月25日火曜日

妊産婦さんにぜひ。冬のおひとりさまご飯。

全般的に暖かかった週末からの三連休。雨模様のウィークデーのはじまりとなりました。寒さが身にしみます。

今日は、妊産婦さんにもおすすめのあっさり和風スパゲティのご紹介です。

和風スパゲティ、というと、一番多くのかたが思い浮かべるのは「きのこスパゲティ」でしょうか。きのこスパゲティというと、しめじやえのきなどと、ベーコン、にんにく、バターに醤油の味付けがオーソドックスかと思います。「和風」といえど、バターやベーコンなどが入り意外に高カロリー、高脂質。それにくらべ、今日の和風スパゲティはかつおのだし汁をベースにして、油分はオリーブオイルのみの低カロリーで、1人分でもさっと作りやすい妊産婦さんにうれしい栄養素の詰まったスープスパゲティです。



和風スープスパゲティ(1人分)

・スパゲティ・・・・・・50g
・ほうれんそう・・・・40g
・たまねぎ・・・・・10g
・えのき・・・・・・・20g

・かつおだし・・・・150cc
・さくらえび・・・・・大さじ1
・オリーブオイル・・小さじ1
・しょうゆ・・・・・・大さじ1/2
・おろししょうが・・・小さじ1/2

・しろいりごま・・・・小さじ1/2
・ゆずの皮、みつば(あれば)

作り方
1.ほうれんそうはさっとゆで、よく水けを絞り3cm幅に切っておく
2.たまねぎは薄くスライス。えのきは、ほうれんそうの長さに合わせて切る。
3.スパゲティをたっぷりのお湯でゆでる(塩は入れなくて大丈夫です)
4.別の鍋に、だし汁、2、さくらえび、しょうゆを入れ火にかけ沸騰したら弱火にし、オリーブオイル、おろししょうが、1のほうれんそうも加えて火を止める。
5.ゆであがったスパゲティを4の鍋に入れて和えてお皿に盛り付ける。あれば、みつばと刻んだゆずの皮をのせて、いりごまを指でひねりながらパラパラとかけて出来上がり。




フライパンも使わずに簡単にできますが、だし汁にさくらえび、しょうが、オリーブオイルの香りが広がり、あっさりとした中にも複雑な風味がして味わい深い一品です。

冬は汁ものが美味しいですね♪

この分量で一人分
275kcal、塩分は1.6g。食物繊維はたっぷり3.8g、カルシウム121mg、鉄分もしっかり2.2mg摂れます。そして葉酸も122μgとれます。以前に葉酸のお話もしたのですが、成人女性で1日240μgが推奨されています。妊婦さんでは倍の量が推奨され、授乳婦さんでも240+100μgが推奨されています。ほうれんそうには葉酸がたっぷり含まれますし、さっと茹でてスープにできるこういったレシピだと栄養素が流れ出てしまう割合もぐっと減らせますのでおすすめです。

脂肪分も、初めにお話をしたベーコンなどの入ったきのこスパゲティですと19gくらい。ミートソースだと21gくらいあります。こちらのスープスパゲティですと6.7gです。全然違いますね。スパゲティの量を増やすと、275kcalよりもカロリーはもちろん増えますが脂質はほとんど増えませんので量が足りないという方はスパゲティの量を増やしてください。

ちなみにですが…

スパゲティをゆでるとき、私はもう何年もこんなやり方をしています。

鍋にたっぷり湯を沸かす。
スパゲティを入れる。
表示時間にタイマーをセットし、半分の時間が過ぎたら火を止めて鍋にふたをする。
(8分の表示だったら、残り4分になったら火を止める感じです)
タイマーが鳴ったらスパゲティを取りだす。

何年か前にテレビの料理番組でみまして、ある日半信半疑でこのやりかたを試すとしっかりスパゲティがゆだっているではありませんか。ちょっと、貧乏くさい話ですみません…。いや、エコという素晴らしい言葉が現代にはありますので、エコと呼ばせていただきます。スパゲティだけでなく、マカロニとかパスタ全般に使えます。

こんなゆでかたも、ぜひ一度お試しください。

2014年11月20日木曜日

そしておでん。

なんとなくですが、おでんを知らない人はいないですよね。おでん。食べたことのない人を探すほうが大変なのではないかと思います。

鍋の季節ですねというのは、もうこの時期の合言葉のようなもので。

でもおでんというのは、いわゆる「鍋」と同じくくりでOKですか…??

水炊きの鍋や醤油などの味付きの鍋とは一線を画したいと個人的には思います。なぜなら、おでんはけっこう手間がかかるので(笑)。

「もー、献立も思いつかない。寒いし、今夜は鍋でいっか」
と、作るのが面倒なときにつかわれることの多い鍋もの。ちょっと悲しい。でもそれが現実。

その点、おでんは作るのがおっくうな時や時間のないときにはできません。味をしみこませてなんぼですから…。大根は下ゆでして、たまごをゆでて、こんにゃくやしらたきはあく抜きして…と下処理がけっこうあります。

私は、おでんにはどーしても「牛スジ」を入れたいのです。そうすると、スジを柔らかくする(といっても圧力なべで数分の加熱ですが)仕事も加わり。そして、その後2、3日は食べることを考えるとやっぱりまずはおいしいだしをとらねばと思い出汁をとり、つみれも好みの味にするため鯵を卸してしょうがやねぎを入れてフードプロセッサーにかけ…そんなことしてると自然と量もふくらみ1日では食べきれないほど出来てしまいます。


おでんの具、近頃はコンビニでもいろいろなものがあります。和風の出汁にしょうゆやみりんなどのシンプルな味付けなので、かなり幅広い食材が適応されます。それもおでんのすばらしいところ。具を入れれば入れるほど味わいも深まりますね。

子供のころは、おでんに入っているウインナーを食べるのが好きでした。具の種類や切り方など、おでんの作り方にはそれぞれの家庭の味、こだわりがあるのではないでしょうか。

今日は栄養の話ではなかったのですが、みなさんもこだわりのおでんを週末や休日に作って味わってみてはいかがでしょうか^^

食卓の真ん中にお鍋があると、乾燥したこの時期には適度な湿気もあり、しっとりポカポカになりますね♪

2014年11月16日日曜日

寒くなると…。

こんにちは。

本格的な冬の到来です。

街はクリスマスムードになり、年賀状が売り出され、おせちの予約はとっくに始まっている…。

そして寒さも本番ですね。

そうなると「鍋」の出番。

困った時の「鍋」。一昔前は醤油、味噌、塩くらいのバリエーションしかなかったけれど、とりあえず土鍋に入れて、汁けが多ければ「鍋」になると気付いた誰かから市場は拡大し、今はたくさんのバリエーションがありますね。

カレーに豆乳に、トマトにチーズなどなど。

いわゆる「鍋の素」を買わなくても自分で作れる鍋のレシピもたくさんあります。作ってみるとよくわかるのですが、醤油や塩など、塩分がかなり多いです。

以前に、塩分のとりすぎに気をつけましょうというお話のときも書いたのですが、市販の鍋の素の栄養成分表示の食塩相当量という塩分量の欄をみてください。鍋はヘルシーという概念をお持ちの方も多いと思うのですが、確かに野菜がたくさんとれて体があたたまるという点はとても優秀です。けれど、そう思っての食べ過ぎはもちろんよくありません。

むくみの気になる妊婦さん、原因はさまざまですが、塩分の摂りすぎも要因のひとつです。手軽でこれから出番の多くなるお鍋、楽しく適量を心がけて、おいしくいただきたいですね♪

ちなみに今日は我が家はカレー鍋。
つゆは、カレーうどんのつゆそのものです(笑)。

2014年11月7日金曜日

おおきなかぶ。

こどものころ、絵本で読んだ記憶がある方も多いのではないでしょうか…。

かぶをみんなの力で引っ張るあれです。あれは、現代でもわりと有名なようで、幼児番組でも何度か観たことがあります。

そこまでではないですが(あたりまえ?)、先日三浦海岸の駅近くで大きなかぶを買いました。


大きさがわかるでしょうか。とても立派なかぶです。

みなさんはかぶ、どうやって食べるのが好きですか。

高校生のとき行った京都の修学旅行で食べた「千枚漬け」。私はそれ以来千枚漬けが大好きになりました。大人になってから初めて作った時、これはお砂糖をたくさん使っていて甘いから好きだったのかなあと気付いたのです。

甘いのと、ぬるっとしているのと、ゆずの風味。それから私はうすくてペラペラのが好きです。

ゆずも一緒に買ってこのかぶも千枚漬けにしました。本物は、京都の聖護院カブというもので作っていると思うのですが、普通の小カブでも十分おいしいです。できるだけ薄く切って(ここはお好みですが)、塩をして水分を捨てて、砂糖、米酢、だし昆布、赤唐辛子と、ゆずを入れます。

ゆずを切っているときの香りが大好きで、あー、ゆずの季節。冬だなあと感じます。ちなみに今日は立冬でした。もう暦の上では冬なのですね。

さてそれで、かぶの根は大根と同じような栄養があります。見た目も似ていますが…。消化酵素のジアスターゼが多いので、胃もたれや胸やけなどに効果的。これから胃が疲れる年末年始にはもってこいです!!おいしい旬の食材で、寒い冬も元気な体をつくりたいですね。

2014年11月4日火曜日

乾燥してきましたね。

カラっと晴れたイイオサンの日も終わり、風も冷たく感じる本日。お布団や洗濯物は気持ちよく乾燥できますが、それと同時にお肌もカサカサしてきます。

私も乾燥はかなり気になっております。ひび割れ、あかぎれは日常茶飯事。外側からの保湿はもちろん欠かせませんが、からだの中からも乾燥を防ぐことを心がけてみるのもひとつの方法です。

食べ物は、病気やトラブルに対しあまり即効性のあるものではありません。

皮膚の乾燥ひとつにしても、カサカサの肌にクリームを塗ればしっとり潤いますが、栄養のあるものを食べてもカサカサの肌はその場で潤いません。なかなか効果の見えにくいものを後回しにしてしまうのが人間の習性のような気がします。時短という言葉はたぶん10年前にはなかったような?とにかく、時間をいかに短く、効果をいかに早く出すか、そこばかりに注目が集まっているような気がするのです。

もちろん、時と場合により即効性は大変重要ですが、食事は毎日欠かさずするものですよね。3日分を一度に「食べ貯め」なんてできません。だから毎日の食事からコツコツと栄養をからだに蓄積して、乾燥しにくい肌を作ったり、太りにくい体を作ったりするわけです。


…と、話がすこし脱線ぎみになりましたが

お肌にいい栄養とはなんでしょう。

よく耳にする「セラミド」とか「ビタミンA」とか「ビタミンE」とか、何となくビタミンが大切というのはみなさんもご存じかと思います。

具体的におすすめしたい食品たちは、大豆製品、納豆は一番手軽でおすすめです。生のフルーツ類やアーモンドなどのナッツ類など。脂肪分は、もちろん摂り過ぎはよくありませんが、目の敵にすることは全くなく動物性の脂肪を控えて、植物性のオリーブオイルや魚の油を摂取するようにしていただけたら、健康に役立つと思います。

今日は乾燥のお話を簡単にしました。また日々レシピなどとともに栄養のお話をかいていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

2014年11月1日土曜日

根菜の季節。

こんにちは。

去年も書いたのですが、11月3日は晴れの特異日とされています、しかし二日前までの天気予報だと2日も3日も雨でした。今年は珍しく雨かな(ちなみに去年は曇りでした)、と思っていたら昨日くらいから予報が変わり、2日も3日も晴れマークが出ていました。

11月3日といえば、当医院の電話番号でもある
「1103} イイオサン
という、妊婦さんには縁起のいい(?)一日!天気は関係ないといわれればそれまでなのですが、せっかく晴れの特異日とされているのだし、今日雨は降ったので、太陽が見られるといいなと思っています。

日に日に寒さを感じてくるこの時期。

そろそろ根菜類がおいしくなるころです。

根菜類というと、和食のイメージですが、洋風にも意外に合います。歯ごたえも食べごたえもある根菜類は妊産婦さんはもちろん、体重を気にする方にも最適な食材です。

よく噛んで食べることで食べ過ぎや早食いの防止になります。

根菜ラタトゥイユ

なるものはいかがでしょう。

普段作るラタトゥイユと同じ作り方で、みじん切りのニンニクをオリーブオイルで香りを出し、粗いみじんぎりにしたたまねぎを炒めてから、1センチ大くらいの角切りや乱切りにしたれんこん、大根、ごぼう、にんじん、セロリなどを炒めていきます。

湯むきをして角切りをしたトマトを加え、しばらく煮込んだら塩コショウで味付け。

とってもシンプルで、ボリュームのわりに低カロリー。

これをグリルやソテーした白身魚にレモンを添えたら、とてもさっぱりとヘルシーなメイン料理の完成!!

実は…この料理を作ったのですが魚を焼くときに身が崩れてしまい^^;、写真を撮ってもあまりおいしそうにうつらす写真なしです。でも味は美味しかったです…!!

白身魚は離乳食でも使えるのもいいですよね。一切れってなかなか売ってないですし…。離乳食を作っていたころは、いかにして離乳食で使う食材を大人の食事にうまく使うか、よくそれを考えていました。焼いて、別に添えるだけのラタトゥイユは大人と子供で味付けを変えるのにも便利かと思います。

冬はいつにもまして、体をあたためることを意識して、風邪などに負けない体づくりをしたいものですね♪

2014年10月23日木曜日

ヨーグルト漬物。

寒いです。暖房器具は出したのに、なんとまだ衣替えをしていないことにさっき気づきました…。入れ替えるものも大してないのですが、それでもやはり手の届きやすい場所に冬物を準備しないといけないですね。


さて、発酵のお話の続きを少し…。

発酵により分子が小さくなることで、体内での吸収効率のよくなるさまざまな発酵食品たち。あまり意識せずとも日々口にしていると思うのですが、さらに健康美をめざして積極的にとりたいものです。

以前にこちらで「日本食が世界遺産に」というお話をしました。

日本食では、発酵食品の代表ともいえる、味噌や醤油、鰹節、米酢などの食材を使用します。これらは私たちの食卓には欠かせない調味料であり、ご飯(お米)に合う調味料でもあります。発酵食品を大いに利用して、日本食の良さを改めて実感したいところです。

しつこいようですが、私は「米」がたぶんこの世で一番好きな食べ物で、どんなものでもご飯に合わせてしまうのですが、発酵食品の中で、ちょっと洋風?なものが前回お話したヨーグルト。

ヨーグルトというと何となくパンのほうが合うのかなという気もするのですが、そこで、これは!!ご飯に合わせるしかない!というヨーグルトの使い方。


私が毎週観ている料理番組で先日やっていた、ヨーグルト漬物。

正直、料理番組は観ているだけでほとんど同じものを作ったことがないのですが、これは即やってみたい!と思いやりました。

ヨーグルトの重量の5パーセントの塩を用意(450gなら22gのお塩)。
容器にヨーグルトと塩を入れぐるぐるよく混ぜる。

きゅうりやにんじんなどぬか漬けにするような野菜を埋め込む。

上に、食パンをちぎったもの(ヨーグルト450gで8枚切り1枚くらい)を乗せる。これは食パンに含まれる酵母が、よりぬか漬けらしい味にしてくれるそうで。無くても漬物はできます。

番組では、一週間後に食べるということで試食していましたが、きゅうりは漬かりすぎだったようで、もっと早く出してもいいと言っていました。

そんなわけで、まだ丸二日なのですが、きゅうりを出してみると、もうぬか漬けのようにしんなりしていて、ちょっとしょっぱいくらいでした。一夜漬けくらいでも美味しくいただけそうです。

最近は、減塩とか塩分ひかえめと書いてある市販のお漬物もよく売られていますが、スーパーなどで安価に手に入れられるものはどうしても添加物が多いです。そういったものを食べてはいけないというのではなく、たまには、手作りの味というのも味わってほしいと思っています。

ぬか漬けのように毎日混ぜる必要もなく、ご家庭ですぐ揃えられる食材で作れるのが魅力かなと思います。

こんな形の発酵食品の使い方いかがでしょう。興味のある方はお試しください!

2014年10月21日火曜日

発酵の力はすごい。

いよいよ今週末あたりから寒くなってくるのでしょうか…。ついに我が家もガスストーブを出してお世話になっています。暖房器具を出すと、あー、本当に暑い夏が終わったんだなあとしみじみ感じます。


カルシウムをとってリラックスというお話をしていましたが、カルシウムというとやはり乳製品を思い浮かべるかたが多いのではないでしょうか。

最近、発酵のことについて書かれている本をいくつか読みました。その中で、今日はヨーグルトのお話。

そもそも、発酵と言うと発酵食品。納豆、味噌、しょうゆ、チーズなどなどご存じだと思います。けれど、発酵の分野での発酵食品というのは全体の2割ほど。あとの8割は、医薬品だそうです。さまざまな病原菌に対抗する抗生物質は発酵により作られているのだそうです。

発酵により、食品は保存性も栄養価も高まり、体内での吸収も効率的になります。

牛乳を飲んでおなかがごろごろする人(乳糖不耐症)の人でも、ヨーグルトなら安心して食べられるのも、発酵による変化によるものです。

広く知られる乳酸菌。

腸内環境を整え、便秘解消に役立つのはもちろんのこと、肌荒れ、骨粗鬆症予防、貧血予防など女性にはうれしい効果も期待できます。

忙しいお母さんたちでも、ヨーグルトは手軽に食べられる食品だと思います。私も毎朝欠かさず食べています。離乳食でも早い段階からプレーンヨーグルトは使えます。お母さんは季節のフルーツを一緒にとったり、はちみつをかけたり、お好みの食べ方でおいしくいただいてくださいね。

昔、私の母が鶏肉をヨーグルトとカレー粉で漬けたものを焼いた料理を食べさせてくれましたが、お肉をヨーグルトに漬けると柔らかくなる効果があると大人になってから知りました。子供のころはなんだかよくわからない料理だなと不思議だったのですが、一応、理にかなっていたのだと…。

発酵の話はもう少し、続く…。

2014年10月14日火曜日

カルシウムとって~リラックス。

こんにちは。

今日も暑くてまだ半袖です。
本当に日々気温の差があり、寒がりの私はいつ暖房器具を出すべきか毎日ドキドキしています。


今日はカルシウムたっぷりのヘルシーグラタンのご紹介。




グラタンと言うと、バターと小麦粉でホワイトソースを作って、パスタや肉、野菜などを入れてチーズたっぷりかけて焼く。というのが一般的ですが、このレシピはホワイトソースは作りません。

茹でた鶏むね肉、マッシュポテトをホワイトソース代わりに。油は、野菜を炒めるときのオリーブオイル少量だけです。

材料2人分
鶏むね肉・・・・・・・・・・・・・60g
じゃがいも・・・・・・・・・・小2個(130g)
しめじ・・・・・・・・・・・・・・60g
たまねぎ・・・・・・・・・・・40g
ほうれんそう・・・・・・・・60g
たまご・・・・・・・・・・・・・小1個
オリーブオイル・・・・小さじ1/2
豆乳(または牛乳)・・100cc~
酒・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1
とろけるチーズ・・・・35g

塩、こしょう、カレー粉

作り方
1.鶏むね肉は茹でておくか、酒(分量外)をふりかけレンジで加熱してほぐしておく。(※下記参照)
2.ほうれん草はゆでて3cmにカット。たまごは茹で卵にしておく。
3.じゃがいもは茹でて水分をとばし、フォークでつぶして塩、こしょう少々をして豆乳を加える。固さの目安は、普通のホワイトソースよりかなりゆるめがいいです。また、マッシュポテトは離乳食でも使えますので、ついでに多めに茹でておくのもいいですね。
4.フライパンにオリーブオイルを熱し、スライスしたたまねぎと、ほぐしたしめじを炒めて塩、こしょうを軽くして、カレー粉2、3つまみも加え炒めます。酒を加え、さっと炒めたら火を止めて、ほぐした鶏肉、ほうれんそうも加え、耐熱皿に入れます。
5.4の上から手で粗くほぐした茹で卵、3のマッシュポテトをかけ、とろけるチーズをのせて220℃10分程焼きます。

※鶏むね肉の茹で方

私はいつも、鶏のむね肉を
・ねぎの青い部分
・しょうがひとかけ
・酒
・塩、こしょう
と、ひたひたの水を加え鍋に入れ茹でています。

沸騰したら火を弱め、2分ほど加熱。その後、ふたをしたまま冷めるまでただ放置。そうすると柔らかい茹で鶏ができます。皮を使いたくない場合でも、皮つきで茹でたほうが柔らかいようです。使う時にはがしましょう。

冷めたら、サラダはもちろん、切ってさっと炒めてもいいですし、茹で汁につけて冷蔵保存をするとぱさぱさにならずしっとりしたままおいしく食べられるので便利です。



グラタンの話にもどりますが、一人分で
238kcal、塩分0.9g。カルシウム170mg、鉄分2.1mg、食物繊維3.2gがとれます。脂肪分は10.8gで、バターや鶏のモモ肉などを炒めて作るよりぐんと少ないです。

また、カレー粉を使うことで、塩分を控えられます。授乳中に刺激物は避けたほうがいいといわれますが、香りづけに香辛料を使うことで、塩分を控えられる効果もあります。もちろん大量に摂取するのは望ましくありませんが、お料理のアクセントにぜひ使ってください。
今回のレシピは、「ママと赤ちゃんのための体重コントロール栄養食(誠文堂新光社)」のレシピをアレンジして作りました。

脂肪分は控えたいけれど、栄養をしっかりたっぷりとりたい授乳中のお母さん。鶏肉は茹でて保存できますし、ほうれんそうも茹でて冷凍しておけます。時間のあるときに作ったストックを使うとさらに簡単に作れます。

時間と体にゆとりのあるとき、作ってみてくださいね♪

2014年10月13日月曜日

常備品。

二週連続の台風で、食料品などを多めに買っているご家庭もあるかと思います。

日頃、何気なく外国や遠く離れた場所からくる食材を口にしていますが、物が届かなかったり農作物などが被害を受けて値段が高騰したりこういうときに、「誰かが作って運んで来てくれるからこそ食べられる」ということを実感します。

食べるものの生産者や流通などを意識するのは大切なことだと思います。
一番さかのぼって、自分が生きていくために、他の何かの命を犠牲にして「いただく」ということもきちんと意識することは大切だなと思うのであります。


買い物に行かれない、そんなときでも助かる食材といえば缶詰や乾物ですよね。

缶詰は、手軽に調理できる上、魚は骨ごと食べられてカルシウムの摂取に役立つ優れもの。

授乳中のお母さんには、寝不足がついてまわります。イライラ防止にはカルシウム。と良く言われますね、カルシウムには神経の興奮を鎮める作用があると言われています。

それから缶詰でオススメは「あさり」。

あさりには母乳のもとになる鉄分も豊富です。動物性のレバーなどと違いコレステロールも低く(鶏レバーはあさり水煮の約4倍)、カロリーも気にせず食べやすいですし、炊き込みご飯にしておにぎりにして冷凍しておけば、忙しいときや小腹が空いたときに最適な食事になります。

簡単、栄養たっぷり、おいしい、授乳中のお母さんには文句ナシの1品だと思います!

鉄分不足の女性にももちろんオススメです。
ぜひ常備を〜。





2014年10月3日金曜日

授乳中のママさん。

今朝新聞をみて、ちょっとびっくりしたことが。

「おせち商戦スタート」

おせ、おせち!?

まだ暑くて半袖に裸足でいる、そんな今日の私にはお正月ははるか遠いものだったのに…。10月に入ると、一気に年末年始の訪れを感じずにはいられないのですね。ちなみに今年のおせちは二極化していて、1万円以下のもの、20万円以上のもの(!!)というような品ぞろえが目立つそうです。


さて、助産師からのメッセージにもあるおっぱいについて引き続き書きたいと思います。

退院してから、おっぱいが出ているのか、足りているのか、そんな心配をされるお母さん方が多いようですね。あかちゃんのおっぱいは、お母さんが食べた物から作られます。授乳が始まると、自分の食べるものに気をかけるお母さん方も多いのではないでしょうか。
 

妊娠中はもちろん、授乳中も赤ちゃんとお母さんはほとんど一心同体。お母さんが摂った栄養をわが子におっぱいを通じて与えるわけです。

この情報が氾濫する世の中で、授乳中の食事についてもさまざまな見解や意見があり、結局混乱してしまう人も多いのではないかと思います。



私も乳腺炎とか、母乳のトラブルについて研究したわけでもなく専門家でもないので食事について適当なことは言えないのですが、シンプルに
「主食(ご飯)」
「主菜(お魚や大豆製品などのたんぱく質源)」
「副菜(野菜や海藻類)」
を毎食とれていれば問題ないのではないかと思います。

私自身はそうでした。最初の3ヶ月くらいは、カフェイン抜きのお茶を飲んだりと気を遣ってみましたが、食事については一切これはダメ、あれはダメ、というのはやっていませんでした。

なにせ、つわりがお産まであった私は、出産後の食事がもう…たまらなく美味しくて幸せで、おまけに食べても食べても母乳になって太らない。この天国のような日々がずっと続けばいいのにと思っていました(笑)。

ただし、たとえば「今日はケーキをたくさん食べたからご飯は抜き」とか、「焼き肉たらふく食べたから野菜やご飯は抜き」とか、そういう食べ方はしていませんでした。

とにかくバランスありきで、水分補給も糖分の入っていないもの。授乳中はのども渇きますからね。


しばらく、授乳中のお母さんにおすすめのレシピなど、私が参考にしている本をもとに載せていけたらいいなと思っています。

ママの体を回復させる栄養をしっかりとること、寝不足やイライラに効果のあるカルシウムやマグネシウムもとること。などを盛り込んでいきたいと思います。

赤ちゃんが生まれると、妊娠中とは生活リズムがガラッと変わり、不規則な生活でお母さんも疲れます。あまり神経質にならずに、食事も一日ではなく数日のゆとりをもってトータルでバランスのとれたものになるように。リラックスを忘れずに、かわいい赤ちゃんとの生活を満喫してください。

2014年9月26日金曜日

いつかのおからクッキー。

こんにちは。

今日はかなり日差しが強く暑い一日になりそうです。今週末は「行楽日和」らしいですね。おでかけも気持ちのいい陽気になりました。

さて、以前におからクッキーのお話をしたのですが、レシピを載せていませんでした。

あれからいくつもおからクッキーを作ったのですが…。あのときは、生のおからを炒ってクッキーを作ってました。ただ、それだと炒り方によっておからの水分量が変わり、誰が作っても同じようにできるというものではなく、レシピの改良に努めてきたわけですが…。

結果的に「おからパウダー」を使うレシピに落ち着きました。

おからパウダーを買うと、パッケージにレシピがだいたい出ています。
おもしろいことに、違うメーカーのものでも同じようなクッキーの作り方が出ていました。


何回も作ってわかったことは、おからパウダーで作るクッキーはとにかく「薄さ」が大切ということ。

生おからで作った時は、生地を棒状にまるめてカットしたものを焼きました。それでも次の日も、その次の日も固くはならず、ある程度サクっとした感じは残っていました。

しかしパウダーで同じように作ると、焼きたてはいいのですが、時間が経つと固くて全然おいしくありません。

薄く延ばして焼くと、翌日からもポリっと歯ごたえの楽しめるクッキーになります。


パッケージの裏のレシピを参考にやってみました。

材料(25枚分くらい)

たまご(Sサイズ)・・・・・・・・・1個(ちなみに今回のもの42gでした)
オリーブ油・・・・・・・・・・・・・・大さじ1
黒砂糖(上白糖でも)・・・・・・30g
おからパウダー・・・・・・・・・・30g
薄力粉・・・・・・・・・・・・・・・・・30g

打ち粉用、強力粉又は薄力粉・・・・適宜


ボウルに卵を割り入れ、オリーブ油と砂糖も加え、泡立て器でよく混ぜます。
おからパウダーを加え、薄力粉もふるいながら加え、ゴムべらでさっくりと混ぜていきます。
だいたい粉っぽさがなくなったら、手に粉をつけながら小さく丸めた生地を手のひらでつぶしたり、指先で広げたりしながら直径3~4センチの平たい丸い形にしていきます。
それを、クッキングシートをしいた天板に並べ、180℃で15~20分ほど、こんがりと焼き目がつくまで焼きます。

今回はわかりやすい分量で砂糖、おから、粉を同じ分量にしてみました。パッケージのものは、だいたい、薄力粉のほうがおからより多かったのですが、私はなるべくおからの割合を多くしたかったので。卵の量や、ちょっとした水分量の違いで形成のしやすさがだいぶ変わってくると思います。しっとりしていて打ち粉用の粉が多めにいることがあったり、またボソボソしていてまるめづらいことがあったりするかもしれません。ボソボソしているときは、ギュッと手で丸めてから形成しますが、どうしても水分量が少ないときは、油をほんの少しずつ足してみてください。

この分量で25枚作るとすると、1枚当たり19.8kcal。おからに多い食物繊維は、1枚で0.65gとれます。一度のおやつ100kcalとすると、クッキー5枚で食物繊維3.25gはかなり優秀なおやつ選手です。これに水分もたっぷりとれば、満腹感もありますよ。

オーブンを使うのもあまり苦でなくなってきた今日この頃。お時間のあるときにぜひお試しください。

2014年9月23日火曜日

離乳食のお話。

最近離乳食の相談というか、こんなときどうしていたかと聞かれることが多く、また助産師のブログでもおっぱいの話がありましたので、赤ちゃんの食事について書こうと思いました。


離乳食に限らずなのですが、そもそも人の食事の好みや量というのはバラバラだということをまず念頭においていただきたいと思います。

私は、妊娠のにの字も無かったころに買った、一昔前…10年以上前に買った離乳食の本を一冊持っていて、主にそれを参考に離乳食をすすめていました。

いまや、ネットで「検索」の時代。離乳食と一言入れれば、レシピは山のように出てきます。

けれど実際私がその本(わりと分厚い本です)で使ったのは、その月齢でこれは食べていいのかどうか、という一覧表がほとんど。たくさんレシピを見ると、こんなの作ったほうがいいのかな…なんて思うかもしれませんが、そんなことはありません。

まずドロドロのお粥から始まりますよね。

その次、野菜(お芋とかにんじんとか)をひとさじ。
そしてお豆腐やきなこなどたんぱく質をひとさじ…。

そんなふうにしながら徐々に固形量が増えていき、最終的にほとんど大人と同じような形状のものが食べられるようになります。自然と。

離乳食の間は、素材の味を大切にすることも重要です。以前にも書きましたが、私は基本的におだし活用でだいたいの食事はまかないました。

なんでも、おだしで柔らかく煮てつぶす。
ときどき、ベビーフードのスープを使って洋風に調理してみたり。それで十分ではないのかと私は思います。

ちなみにその本のレシピを何度か作ったことがあります。「かわいくて、つまみやすいから人気」とか「やわらかい味でみんな大好き」と書いてあっても、食べませんでした(笑)。実際統計をとったかどうかはわかりませんが、人気の味でもみんな大好きでも、食べない子もいます。

私のまわりにもいましたが、意外にというか、「ドロドロ」が嫌いな赤ちゃんもいます。1歳くらいになってうちの子はまだ柔らかいご飯を別に炊いていたころ、同じ月齢のおともだちは固いご飯がお好みのようで、固めのご飯を食べていました。

離乳食の進め方にはかならず「個人差があるのであくまで目安に」と書いてあると思います。それが実は一番大切なことなのではないかと思うのです。

もちろん、離乳食に適さない食材もありますが(極端に繊維質の多いごぼうや、はちみつ、アレルギーの観点から慎重に与えたほうがよいものなど)、そういったものに注意しながら、大人の献立から食材を抜き取り、柔らかく煮たりつぶしたりしながらいろいろな味を赤ちゃんに覚えていってもらえればいいですね。

おっぱいを飲む、ミルクを飲む姿同様、スプーンで食べ物を口にするあかちゃんの姿って、最高にかわいいですよね♪

個人的に、乳幼児の食事姿が大好きな私です^^



2014年9月18日木曜日

秋と言えば。

外出しても、汗をダラダラとかくことのない気持ちよさ。スギ花粉が強敵の私には、春よりも秋のほうが気持ちの良い陽気です。でも、こんな快適なときって本当にあっという間に過ぎてしまうんですよね。


秋の常套句といえば「食欲の秋」。

この言葉に踊らされてはいけないと思いつつ、この適温な陽気も手伝って食欲も夏より出てきます。


つわりがひどかったとき、極力食べ物から目をそらして過ごしたかったのに、何をしていても食べ物が目(または鼻)に入る世の中の「食欲」市場にびっくりしました。

とにかく、外を歩けば風にのって何かしらのニオイはしてきます。レストラン、スーパーのお惣菜コーナー、食品工場から。そんなニオイというのは、たいがい、揚げ物だったりニンニクだったり…。

テレビも、もちろん情報番組なんて食べ物の話題が大半を占め、ドラマを見ていても食事のシーン、CMになれば食べ物。CMのないテレビ局でニュースを見たって、食べ物の話題は出てくる。


でも、食べ物に関する事ってそれくらい需要があるんですよね。

食欲がないときには気付かなかったけれど、人が一番公にしている欲が、たぶん食欲なのではないでしょうか…。



さてそれで。

1年中なんでも食べられるご時世ではありますが、秋には秋の旬の食材があります。前にも話したと思うのですが、その季節の旬の食材というのは、その時期のからだにあった作用があります。夏の野菜は体の熱をとるように。


私はさつまいもなどの根菜類を汁ものに入れるのがとても好きで、シチューや味噌汁を最近よく作ります。いつものメニューに、その季節の食材を加えると、季節感が出て、ちょっと目新しいメニューに見えたりもします。


汁ものは野菜の栄養が丸ごと摂れますし、これからの季節体を温めてくれるうれしい一品になると思います。

「おいしいものを食べましょう」と食欲の秋にかこつけて様々な場所で、様々な食べ物や食材が売られていますね。秋の味覚を全身で楽しんで、毎日の食事を充実したものにしましょう♪

2014年9月11日木曜日

干すってすごい。

突然ですが、昨日、茨城のおみやげに「干しいも」いただきました。

干しいもはお好きですか。

私も娘も大好きです。あぶっては食べ、あぶっては食べ…とやっているとエンドレスで食べられます。

よくここで乾物の話をするのですが、干した野菜というのは本当にえらい。まず、保存がきくこと。それから栄養が凝縮されて、同じ野菜なのに、生とは違う栄養素が摂れたり、増えたりする。(生よりビタミンCなど減る成分もありますが)。干したものを戻すと、生とは違った食感が味わえる。

さつまいもでいうと、鉄分、カリウム、食物繊維などが生よりも干すと豊富になります。妊産婦さんのおやつにもおすすめです。

もちろんお子様のおやつにも。砂糖も塩も油も何も使わず、天然の甘みであれだけの味が出るというのはなかなかないですね。

いつもと変わらぬ毎日の中で、いつもと変わらぬ食事がおいしくいただける。
こういうことがとても大切だとつくづく感じます。

みなさまのご健康な暮らしを心よりお祈りしております。

元気に、おいしく、楽しく!!いきたいですね♪

こちら、本場茨城の干しいも!



2014年9月5日金曜日

ほっこりドリンク。

9月になりました。

暑さもありますが、もう真夏のうだるような暑さとは少し違いますね。だんだんと過ごしやすくなってきますが、季節の変わり目は体調を崩しやすいのでみなさまくれぐれもお気を付けください!

さて今日は、つわりにも効果のある「しょうが」を使ったドリンクのご紹介。

しょうがには、吐き気を抑える作用があるといわれています。好みもありますし、気持ちが悪いのに無理して食べる必要はもちろんありません。大丈夫なかたは、試してみてくださいね。

オレンジ入り黒糖ジンジャードリンク


材料・一人分

オレンジ・・・・・・・1/2個
黒砂糖(粉末)・・・・・・・・小さじ1強
しょうが・・・・・・・・・・薄切り2,3枚

オレンジは皮をむいて一口大に切り、しょうがは千切りにします。耐熱容器にオレンジ、しょうが、黒砂糖を入れてラップをして電子レンジで600wで1分ほど加熱します。

これをお好みの量のお湯で割ります。
つわりのときや、暑いときは、炭酸水や冷たいお水でもおいしいです。

一人分、27kcal。黒砂糖を使うので微量ですが鉄分、カルシウム、食物繊維も摂れます。

これから寒くなる季節には、温かいドリンクがおいしいですよね。しょうがは体をぽかぽかにしてくれる効果もあります。

私は、食事が苦行だった妊娠中はもちろんのこと、出産後、人工甘味料の味がとても苦手になりました。カロリーを抑えたいときはカロリーゼロのドリンクはありがたいものですが、どうにも美味しく感じられなくなってしまい…。手作りのドリンクなら、市販のものより糖分が抑えられますし、味の調整も思いのまま。作りたての新鮮なおいしさが味わえますよ。

しょうがのドリンクは市販されていますが、あまり好きではないなという方も、このレシピではオレンジをたっぷり使っていますので飲みやすいのではないかと思います。

私はオレンジと黒砂糖、しょうがが好きで、ついついお湯で割る前に食べてしまって、ドリンクのぶんが減ってしまいます(笑)。

2014年8月26日火曜日

冷製パスタ。レシピ。

こんにちは。

8月も残り一週間となりました。
学生のころは、8月=夏休み。社会人になると、夏休みではなくお盆休みと言ったりしますが、そんな休みも無い方も世の中にはたくさんいらっしゃいます。みんなが休んでいるときに忙しくなるお仕事もありますし、いろいろな方のお仕事で、世の中成り立っています。

わたくしは、先日スマホが壊れて修理に出したり、出先でこどもが熱を出したり、予想外の出来事が多くて毎日わさわさしています。


みなさまはどんな8月をお過ごしでしょうか。

さて今日は、先日簡単にお話しました冷製パスタのレシピです。



てっぺんに刻みのりを乗せたせいで、なんだか上のほうが黒くておいしくなさそうに映っているような気がしなくもないのですが…。


トマトとしらすのシンプルなスパゲティ。

材料(2人分)
・スパゲティ(1.4ミリくらいの細めのもの)・・・・・・・・・・120g
・トマト・・・・・1個
・しらす・・・・・50g
・オリーブオイル・・・・・小さじ2
・しょうゆ・・・・・・小さじ1弱
・しお
・こしょう
・大葉
・刻みのり


作り方
1.まずは鍋にたっぷりのお湯を沸かす。
2.お湯が沸いたらスパゲティ投入。表示ゆで時間より1分長めにタイマーセット。
3.そのお湯にトマトを入れて湯むきする。
4.しらす、オリーブオイル、しょうゆ、しお、こしょうを大きめのボウルに合わせておく。
5.湯むきをして、角切りにしたトマトも4のボウルに入れる。
6.スパゲティが茹であがったらざるにあげ、冷水でしめて、水気をよく切って5のボウルに合わせる。
7.お皿に盛り付けて、おおばやのりを飾りつけてできあがり。

すごく簡単に短時間でできますが、細いスパゲティを使うとゆで時間がわりと短いため、お湯が沸いてからがけっこう忙しいかもしれません(笑)。

かなりあっさりしているので、お好みで、オイルを足したり、パルメザンチーズ、タバスコ、ガーリックチップなどパンチを効かせて食べるのもいいですよ。ボウルであえるときに、すりおろしたにんにくを少しいれるのもおいしいですが…。つわりのとき、にんにくすりおろすの嫌ですよね。

いや、もう。私はつわりのとき、にんにくと、たまねぎ(特に炒めたものが…)が天敵でした。しかしこれがまた、気をつけてみると世の中の食べ物のほとんどに入っているんですよこのかたたち。本当に毎日の食事が苦行でした…。

話がそれてしまいましたが、この基本通りのレシピだと、とてもあっさりしていてくせがなく、さらっと食べられます。

一人分、306kcal。(初めの公開で150kcalと表示してしまいました。もうすでに読んでいた方申し訳ありません。訂正です)塩分は1.5gです。食物繊維1.7gと、鉄分0.4mg。あえて、ゆでるときに塩は入れませんでした。入れなくても、十分おいしく作れます。

つわりのときは、さほど栄養は気にせずに食べられる物を食べていて大丈夫ですが、その先の妊娠生活を考えて、塩分を控えたり、食物繊維をたっぷりとって便秘を予防したりする習慣は身につけておいていただきたいので、スパゲティをゆでるとき、必ずお塩を入れなくても大丈夫ですよということを知っていただくためにも今回は塩なしにしました。

夏の疲れた体にも、さっぱりあっさりで美味しくいただけるのではないかと思います。お試しください!



2014年8月23日土曜日

冷製パスタはいかがですか。

こんにちは。

今朝は風が少し冷たく感じるようでした。一瞬、秋の訪れを感じましたが…。日中はどうなるのでしょう^_^;

最初に私の友人たちのつわり体験談でもわかりましたが、つわりの間は、とにかく温かいものが苦手になるようです。炊きたてご飯はちょっと…。でも、おにぎりが食べやすい理由もよくわかります。

私がつわりのときに1番探していたのは

味がないけど栄養あるもの

ちなみにそんなものはありません(笑)でも唯一、毎日毎日、一日中食べていたのが「氷」です。味がない、のところだけ条件クリアです。

氷の入った冷たい飲み物は冷たいままお腹に入っていきますが、氷は口でゆっくり溶かしてから体に入るので、さほど体が冷えたりしないと聞いたことがあります。かき氷となると話は別ですが、かたまりの氷を口に入れるのはいいですよ。

冷たい(というか冷めた)おにぎり、冷製パスタなども、個人の好みに合わせて具材が変えられますし今の時期ならご家族みんなで召し上がれますね。

基本は、表示時間より1分程長めに茹でた麺を氷水でしめて、そこに具材を絡めれば出来上がりです。

湯むきして角切りにしたトマトと、ツナ缶だけの冷製スパゲティを作って食べられたとき、嬉しかったのを覚えています。

香りが大丈夫な方は、大葉やシラスもいいですし、おくらや素揚げした茄子を加えたり、アレンジがたくさんありますので、お好みに合わせて美味しい冷製パスタ探してみてください。

冷たいものをいただくときは、冷房控えめに、体を冷やしすぎないよう気をつけてくださいね♪

2014年8月14日木曜日

葉酸のお話。

不安定なお天気が続くお盆ウィークであります。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

今日は栄養素のお話です。

妊娠初期に、妊婦さんにとっていただきたい栄養素。つわりで思うように食事が出来ない方も多くいらっしゃると思いますので、参考程度に読んでください。

葉酸、ご存知でしょうか。

ビタミンB群のひとつで、赤ちゃんの成長に必要な栄養素です。造血作用もあり、貧血の予防にも役立ちます。近年、積極的に摂取するよう呼びかけられています。

摂取時期は、妊娠1ヶ月から3ヶ月で特に。要は、妊娠を計画している時期からの摂取が望ましいということです。

では葉酸て何に含まれるの?
ということになりますね。

緑黄色野菜や、果物、豆類にもあります。

今の時期なら、枝豆やモロヘイヤなんかもおすすめです。

ただし葉酸は水、熱に弱いので、よく洗って火を通すと栄養素が減ってしまいます。たとえば同じ緑黄色野菜でも、ほうれん草より小松菜のほうが、下茹でせずに調理できますので、効率よく栄養を摂れます。スープなど汁ごと食べられるお料理がベターです。また、光に弱いので購入して日にちが経てば経つほど栄養素が減ってしまいます。手早い調理も大切ですね。

こうして考えてみると、前回お話したオクラ4袋の友人は葉酸の妊娠中推奨量をしっかり摂っていたことになります…!

けれど1番大切なことは、多くの食材をバランスよく食べることなので悪しからず(笑)

これから妊娠を計画されているかた、つわりが落ち着いて料理をしたり、いろいろなものが食べられるようになってきたかた、緑黄色野菜をたっぷりのお食事心掛けてくださいね。

今日はちょっと、つわりの話からそれてしまって申し訳ありませんでした。

残暑厳しいなか、みなさん今日もお疲れ様です!


2014年8月9日土曜日

つわり食事録。

つわりの妊婦さんは、食べられるものをさがすのに四苦八苦…。もしくは決まったものしか食べられない、はたまた食べづわりで空腹が気持ち悪い…。などなど食事に関する悩みは同じつわりの妊婦さんであってもさまざまです。

食べられるものをさがすのに、雑誌などでデータをみるのはアリだと思います。

私が今回この記事を書くにあたり友人に聞いた話です。氷や飴、ゼリーや果物、ジュース類、よく聞く某ファストフード店のフライドポテトはなぜかやっぱり支持率高し。

単品に偏って食べていた例として初耳かつビックリしたのは、オクラを1日4袋、茹でてそのまま味付けなしで食べていた友人の話です。4袋、1日でなかなか食べられる量ではありませんが、彼女はオクラが主食だったので…。いやそれにしてもすごい量だ(笑)

あとは、自炊したご飯よりコンビニの冷たいおにぎりが美味しかったとか、みなさんいろいろな体験があったのですが…。

当たり前ですが、誰かが食べられたかと言って自分が食べられるわけではありません。

つわりのときは、トマトとか果物、炭酸がおいしいとかよく聞くけれど自分はどれも口に合わない。そんなのは当然であり、そういったものを食べたほうがいいという事でも全くありません。

前回も言ったように、脱水症状にだけならないよう気をつけて、食べられるものを食べてくださいね。

私は量は少ないですが、豚バラと白菜を蒸し煮にしてポン酢をかけ、それを冷めたご飯に乗せて食べることに一時期ハマりました。そして回転寿司に、海老アボカドを食べる為によく行きました。

今日も暑くて、妊婦ではない私も何を食べようか悩みます(^_^;)


2014年8月5日火曜日

こんな私でも。

相変わらず暑い日が続いています。みなさん熟睡できていますか。

お腹の大きい妊婦さんは特に暑さを厳しく感じているかもしれません。私は11月に出産しているので、8月はまださほど大きなお腹はしていませんでしたが、それでもいつもよりかなり暑く感じ、あせもができたりして毎日ヒーヒー言ってました…。

そんな私のつわりは、妊娠がわかってすぐに始まりました。

待ち望んでいた出来事で、はじめは気持ちのたかぶりもあり胸がいっぱいなんだな!と思っていました。

段々と気持ち悪さを意識した頃も、気のせいだと常に言い聞かせていました。

しかし、私は妊娠中の食事について頭でっかちな部分がかなりありましたので、次第に食事をとれないことに焦りを感じてきてしまいました。


「妊娠初期にはこんなものを食べたほうがいいのに食べられない」
などと考えてしまい、自分が妊娠したらああしようこうしようと思っていたことが何一つ出来ないことに追い詰められてしまったことが、今思えばつわりを悪化させたのかもしれません。


結果、私のつわりは11月、分娩台で出産したその直後が締めくくりとなる「まれ」なタイプとなりましたが、そんなロクに食事をできなかった私でも、元気な赤ちゃんを生むことができました。熱を出したりすることもほとんど無い、元気だけが取り柄みたいな子に育ってます(笑)。私の家族の口ぐせは「よくこんな元気な子が生まれたね(笑)」です。お腹の赤ちゃんてエライです。お母さんとの繋がりはすごいと本当に思います。

いまつわりがひどい妊婦さん。

なかなか思うように食事もできないと思いますが、大丈夫です。今は1日が長く感じられるかもしれませんが、きっと、食べられるものは気付いたら少しずつ増えていますよ。

おなかの赤ちゃんと一心同体でいられる貴重な時を、どうか心穏やかに過ごされますように。

暑い時期なので、水分補給だけは欠かさぬよう、お気をつけください。


2014年8月1日金曜日

つわりのお話。

8月になりました。

これからが夏本番という感じですが、暑い日が続いて、体も疲れ始めるころだと思います。


助産師からのメッセージにもありましたが「つわり」のお話を今月していこうと思っています。

アドバイスとしては助産師のブログにある通りで、つわりの時期はまだ栄養を重視する必要はなく、食べられるものを、食べたい時にというのが基本です。

つわりは、本当に千差万別です。

私の周りのお母さんたちに体験談を聞いたところ、つわりがなかった人はほとんどいませんでした。みんな、つらい時期を乗り切ってお母さんになっていますが、改めてつわりの話を聞くとみんな、いい思い出というか、懐かしいなーという感じで笑い話として話してくれます。


中でも興味深いのは、二人以上お子さんを生んでいるお母さんに聞くと、私が聞いた中では二人とも同じつわりだったという人はいなかったということです。ということは、つわりって、お腹のあかちゃんによって変わるんでしょうか。不思議ですねえ・・・。

そして千差万別な症状の中でも、ほぼ共通して言えることは
温かいものより冷たいもの
これです。

つわりの代名詞といえば、ご飯の湯気でウッ・・・ですよね。それからにおい。普段はいい香りのものでもつわりのときはかなり強烈に敵対心を抱くくらい憎たらしいものになります(笑)。

おおまかに、つわりのときに食べやすいものは、冷たくて、さっぱりとしたものと言えそうです。つわりがピークのときは、「料理」というより「素材そのもの」を食べることが多いと思います。さっぱりしたものなら食べられそうかな、というくらいになってきたら活躍してくれそうなレシピなど今後載せていきたいと思っています。

それから私が聞いた体験談、自分自身のつわりの話なども混ぜつつ、進めていきたいです。体験談などコメントでもいいのでぜひお寄せいただきたいと思っています。

そんな感じで、つわりは、時期は様々ですが間違いなく100%終わりがありますので、前向きに、リラックスした気持ちですごしていってほしいです。

本当にお疲れ様です、真夏の妊婦さん!!




2014年7月29日火曜日

ビタミンB1も大切です。

こんにちは。


毎日暑いです、暑いしか言うことがなくなってきたくらい、暑いです。

本日7月29日は土用の丑の日です。前回うなぎのお話はしたので、今日はうなぎにもたくさん含まれる、夏バテ予防には欠かせないビタミンB1のお話です。

ビタミンB1は、炭水化物(糖質)をエネルギーに変える働きをしてくれます。

B1の不足は、エネルギー不足となり、疲れやすくなってしまい夏バテを助長してしまいます。また、イライラや倦怠感を引き起こす要因にもなります。

夏は、他の季節より意識して摂りたい栄養素であります。

1日の所要量は成人女性で0.8mgです。男性ですと1.1mg。

ちなみにうなぎのかば焼きでは100gあたり0.75mg、女性のほぼ1日量が含まれます。

肉類にも多く、豚肉が特に多いです。
脂肪の少ないヒレやモモがおすすめです。一人前70gくらいでも1日量に近い量が含まれますが、ビタミンB1は、水溶性ビタミンであり加熱による損失も多いので、表示されている全ての分量が摂取できるとは限りません。

植物性の食品では、ごまや海苔、きなこなどにも多いです。これらは一度に摂れる重量そのものが少ないので一度の食事で1日分とはいきませんが、加熱はせずに食べられますし、手軽に毎日の食事にプラスすることができます。


B1は、過剰摂取の毒性は知られておらず、摂りすぎた分は体外に排出されるので、いろいろな食材からまんべんなく意識して摂っていただきたいと思います。


2014年7月21日月曜日

夏の風物詩、イマドキは。

いよいよ梅雨明けも、近畿東海までやってきました。関東地方にも近づいてきましたね。


夏バテといえば、うなぎ!

と思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。


今年の土用の丑の日は7月29日ですね。
どこでもうなぎをよく見かけます。

うなぎについて、昨日の読売新聞にこんな記事が出ていました。

「ウナギ逆効果に注意」

うなぎは夏バテ解消のスタミナ食として古くから親しまれてきましたが、その脂っこさゆえ胃腸に負担をかけてしまい夏バテを助長することもあるとのことです。

ビタミンAやビタミンB1が豊富で、夏バテ対策には大切な栄養素も多いです。しかし、栄養不足だった昔と今では食事情が違います。今は高カロリーのうなぎで補わなくても栄養は十分だそうです。

筋肉量が少なく、冷えやすい人は夏バテで胃腸を壊しやすいそうです。

実は私はまさにそのタイプで、おまけにうなぎが好物ではないので、あまりうなぎにこだわりがないのですが、とにかく、食べて美味しいと思える人は大丈夫。そうでない人はほどほどにしたほうがよいとのことです。


みなさんはうなぎ、食べますか^^

2014年7月15日火曜日

前回の補足です。

突然ぱらぱらと雨が降ったり、三浦半島はまだまだ不安定な梅雨空が続いています。

奄美地方が梅雨明けしたと昨日ニュースでみましたが、関東地方はまだまだですね。そもそも沖縄や奄美は梅雨入りが5月の初めなので、やっぱり2ヶ月くらいは続くんですね。


さて、前回のたんぱく質のお話の補足と、訂正もあります。

まず、麺類と野菜類ではたんぱく質が全く摂取できないと書いてしまったのですが、麺類や野菜類にもわずかですがたんぱく質は含まれていますので、全くとれないということはありません。書き方がよくありませんでした。申し訳ありませんでした。


たんぱく質が主な栄養素となる、肉・魚・大豆類などでは、メインの栄養素としてたんぱく質が摂れますので、そちらをおすすめしました。

第6次改定日本人の栄養所要量をみますと、20代以降の女性は、1日のたんぱく質摂取量は55gとなっています。一食18gくらいです。

先ほどのお話に沿ってですと、トマトにもたんぱく質は含まれますが、量としては中くらいの1個(150gとして)で1.05gです。たとえばですが、たんぱく質の量だけで考えたら18g摂取するには18個近く食べることになります。

豚ロース肉でみると、90g(しょうが焼き用で3枚か4枚くらい)でたんぱく質は17.3gです。一食分の献立として、他の食材の栄養素も考えるとちょっと多すぎるくらいの量が摂取できます。

トマト18個≒豚ロース90g

これはあくまで例え話であり、野菜類に含まれるたんぱく質はこのくらい微量ですよというお話です。間違ってもトマト18個一食で食べたりしないでくださいね(笑)。


豚肉には、夏バテ対策には欠かせない大切な栄養素、ビタミンB1も豊富です。
今日の献立に取り入れてみてはいかがでしょうか。

2014年7月14日月曜日

今日は何を食べましたか。

こんにちは。

いよいよ、うだるような暑さがやってきました。

買い物に出るのも、キッチンに立つのもおっくうな気がする今日この頃。

しかし!
気のせいだと思って今しかない夏を楽しく過ごしましょう!


毎日食事をしていて思うのは、
「みんな何を食べているのだろうか…」
ということです。

雑誌などで誰々の朝食、など見ることはあるのですが、そういう人の食事というのは何かしら特徴があったりおしゃれですてきな器や空間で食べていたりするから雑誌に載るわけであって、世の中の割合的には少ないほうだと思うんです。

朝忙しく仕事に行く人、早くから家族のお弁当を作るお母さん、部活で朝早く登校する学生さん、世の中を支えるそういう人たちは、一体何を作ってどのように食べているのか…。

まあ、私は日々そんなことを考えているわけですが。


夏になると、子供のころはよくお昼に冷たいおそばやそうめんを食べていました。

夏休みの子供が日々変わり映えしない、登場頻度の高いそうめんにうんざり…というのはありがちな話かと思いますが、大人としてはさっぱりのど越しのよい麺類が美味しいし、楽(麺類をゆでるのは結構な暑さとの戦いですけど)なんですよね。

しかしこういったお昼ご飯の落とし穴は「たんぱく質不足」です。

主食の麺類、夏においしい薬味類と見た目にはきれいでも、体をつくるのに大切なお肉、お魚、大豆製品などのたんぱく質が全く入っていません。現代では冷製パスタなんかもそういう例でしょうか。トマトやオクラや大葉など、見た目はすごく彩りがよくても、たんぱく質が全く摂れなかったりします。ツナやしらすなど使うとバランスアップしますね。

毎日使い、壊れる内臓や筋肉を修復するのがたんぱく質の役目です。不足するとだるくて疲れを感じます。

卵や乳製品など、何か取り入れやすいものを一品プラスして、たんぱく質不足を予防しましょう。






2014年7月8日火曜日

そろそろ真夏日…。

こんにちは。

三浦半島も、今週あたりから30℃超えの真夏日がちらほら出てきそうです。とはいえ、雨が降ると肌寒かったりして、引き続き体調管理には気をつけていきたいですね。

真夏日よりいやなのが、熱帯夜。ではありませんか?
なかなか温度調節が難しい寝ている時間帯は、ついうっかり風邪をひいてしまうことが多いと思います。


これから暑くなってくると「夏バテ」という言葉をよく耳にすると思います。


そもそも夏バテって何なのでしょう。


暑さで食欲がなくなったり、外気温と冷房の室内との温度差が激しくて体調を崩し、眠りが浅くて寝不足、だるさ、倦怠感が出たり。

そんなさまざまな症状があります。

夏バテを防ぐには
1.食べる
2.飲む(アルコールではありませんよ…)
3.冷やさない
4.寝る

バランスのとれた食事をして、冷え過ぎていない水分をこまめに補給し、それは3にもつながるのですが食べ物や飲み物で体を冷やさないこと同様、冷房の温度に気をつけたり、しっかりお風呂で体を温めたり、そして十分な睡眠をとる。

これができれば理想的ですね。

今月は夏に元気な体を作るためのお話をしていきたいと思っています。



そんな私が昨日食べた、バランスの悪そうなお昼です(笑)。

七里ガ浜の某有名店にて。たまーにはこういうのもいいですよね。


ご自分の体調と相談しながら、楽しい夏を過ごしましょう^^

2014年7月3日木曜日

やってきました夏野菜。

梅雨の晴れ間の日差しは強いです。

じりじりと焼けつくような日差し。夏!って感じがします。


おからのクッキーのレシピすみません。もう少し待ってください…。


スーパーに行って季節を感じるわたくしですが、最近は枝豆やとうもろこしなどが目立ってきて、夏っぽさを感じております。

実はきゅうりをそんなに日々好んで食べない私でも、夏はきゅうりが美味しく感じます。きゅうりやトマトの夏野菜といわれるものも、年中食べることはできますが、やはり旬の時期は体が欲してるんだなー。うまいことできてるなー。と思います。

夏の野菜は体を冷やす作用がありますので、くれぐれも食べ過ぎには気をつけてくださいね。妊婦さんは特に!お食事の中に、温かいものを必ず一品でも取り入れてくださいね。


ところでみなさんはとうもろこしを茹でるときどうやって茹でますか。

今まで私は普通に皮をむいて茹でていましたが、先日、どうやら皮を残して茹でるとおいしいらしいという情報をキャッチし、やってみました。


これはもう茹であがってお湯を捨ててしまったところですが…

最後の一枚?を残して、水から茹でて、沸騰して5分くらい茹でました。

同じとうもろこしで皮をむいたものとそうでないものを比べればよかったと後になって思ったのですが、この茹で方はすごく良かったです!!甘かった!!


枝豆も水から茹でています。
なんだか昔は茹でるといえば、熱湯に入れるということしかしていなかった気がするのですが…。枝豆はゆであがったらすぐ扇風機に当ててます。その姿はあまり人に見られたいものではありませんが(笑)。余熱で豆が柔らかくなってしまうのを防ぐためです。冷ませばいいからと流水なんてかけてしまったら、せっかくのおいしい枝豆が台無しです。


枝豆もとうもろこしも、消化がよいものではないのでこちらも食べ過ぎにはご注意ください♪子供のころ、親に「枝豆食べ過ぎたらおなかこわすよ」と言われるのを無視して食べ続けたら本当にお腹をこわしました(笑)。それからというもの親の言うことは聞かなきゃいけないんだと反省した私です。

ちなみに今は私が、枝豆大好きな娘に同じことを言い聞かせているのでした。

2014年6月27日金曜日

わたしのおやつ。




おからクッキー。


はまりだすと同じものを繰り返し作って食べます。

バターなどをできるだけ使わずにサクサクしたおからクッキーができないものかといろいろなレシピを見て作ってきましたが、これは一番納得のいく味になった気がします。

ちょっと小腹がすいたとき、おいしく食物繊維を補給できます。

たまごボーロのレシピにもちょっと似ているような…。

おからを炒ってサラサラにして、片栗粉やきなこを入れます。

後日レシピを載せますね。
もうちょこっと、改良してから載せたいと思っているのと、作っている工程も載せたいと思っているので…。

今日も一日がんばりましょう♪

2014年6月23日月曜日

食物繊維の種類。

新しい週が始りました。

くもりの予報なのに、太陽の光が出るとなんだか得したような気になります。晴れてるからと思って布団を出したらみるみる曇ってくる…なんてこともよくありますが。



今回の便秘予防のお話をしていて思い出したことがありました。もうずっと前のことですが、私は学生の頃ゼミで食物繊維の研究をしていたのでした。そのころから、便秘予防について日々の暮らしの中で気にしながら生きてきた感じです(笑)。からだがきれいになれる原点のように感じていました。


その中で勉強していたことのひとつでもあります。

食物繊維には、水溶性のものと不溶性のものと2種類あります。両方をバランスよく摂ることでよりスムースな生活が送れると思います。

水溶性とは読んで字の如く、水に溶ける性質のもの。粘着性のある海藻類が代表ではないでしょうか。果物にも入っています。

不溶性は穀物や豆類に多く含まれる、保水性のある食物繊維です。よく噛むことで満腹感も得られ、水分を含みふくらんで便をかさ増しし、排便を促します。

先に書いた水溶性のほうは、粘着力があるため余分なコレステロールなどにもくっついて排泄してくれます。善玉菌のえさになり、腸内環境を整える効果もあります。

けれど水溶性ばかりでは便のもとになるものがないため、不溶性のものも摂る必要があります。

たとえばです。

・ご飯(精製されていない玄米などがベター)
・納豆
・わかめのお味噌汁
・切干大根(煮物や酢の物)
・りんご

こんなものを一食で食べられたら理想的です。

前回お話したように、このような形で和食にすると心がけるだけで食物繊維は自然と摂れると思うのです。

いかがでしょうか。

さあ今週も張りきって一週間過ごしましょう!

2014年6月18日水曜日

プラスαの効果。

今日は、肌寒く感じる一日でした。

家の中は洗濯もので蒸し暑いのに、外は長袖を着ても涼しく感じるほど。こういうときに用心しないと体調をくずしてしまいます。

梅雨時の体調管理は難しいですね。慎重にいかねばなりません。


食物繊維を摂るお食事はできていますでしょうか。

お通じは健康のバロメーターです。体は正直なので、生活習慣によってお通じの有無や状態も変わってきます。

前回乾物のお話をしましたが、食事を和食にするだけで、食物繊維の量はアップすると思います。白米を、玄米などに変えるとより理想的です。

先日読んだ雑誌で「ジャパンダイエット」という言葉を知りました。

食事を改善するために勧められるダイエット方法で、かつて日本では心筋梗塞による死亡率が欧米よりはるかに低く、研究の結果、日本食にこそその秘訣があると結論づけられたそうです。

肉より魚の脂をとること、大豆製品をとること、食物繊維を多く含む海藻類やきのこ類、乾物をとることなどが日本食の良い点です。

食物繊維を積極的にとることで、便秘の改善はもちろんのこと、(これも前回書きましたが)コレステロール値を下げ動脈硬化を予防したり、肥満の予防をしたり、上記のように心筋梗塞などによる死亡率が低下するという報告もあるそうです。


私自身も日本食の美味しさは一番だと思っています。食べなれないようなものや、外食をしたあとにはしっかりとお出汁をとって味噌汁を飲むとからだが喜んでいるような気がします。

こどもにも、できるだけ日本食の味を覚えてほしいと思います。

ただし、日本食では塩分が多くなってしまうことがあります。魚といっても干物ではなく生のお魚を食べたり、お漬物などは控えたりと注意も必要なことも、付け加えておきます。

また明日からは暑くなるのでしょうか。

最近ほとんど雨が降らないので梅雨ってことを忘れてしまいそうでしたが、意外に長いんですよね梅雨って…。








2014年6月13日金曜日

乾物さまさま。

今日は朝から太陽が顔をのぞかせ、暑い一日になっています。


暑い季節になると、さっぱりとしたもの、冷たいものがおいしくなりますね。

今日はお酢の効いたさっぱりした和えものをご紹介。


私の実家の母がよく作っている和えもので、乾物のオンパレード。
なんだか体によさそうな食材がたっぷり。
そして、食物繊維もたっぷり!

妊婦さんにも大変におすすめです。

妊娠中は便秘になりやすいものです。この和えものでは、不足しがちな鉄分もたっぷり摂れます。ぜひぜひ、お試しください♪


切干大根とひじきの酢の物

・切干大根・・・・・・・・・・・20g
・ひじき・・・・・・・・・・・・・・4g

・酢・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1
・砂糖・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1
・しょうゆ・・・・・・・・・・・・・小さじ1弱
・いりごま・・・・・・・・・・・・小さじ1
・さくらえび・・・・・・・・・・・4g

酢、砂糖、しょうゆ、いりごま、さくらえびを大きめのボウルに合わせておきます。

切干大根をよくもみ洗いし、熱湯でさっとゆでます。水でもどして洗ったひじきも同様に熱湯でさっとゆでます。両方一緒にゆでてもかまいません。

ざるにあげてよく水気を絞り(やけどに注意です。ペーパータオルなどを使ってください。間違っても素手で絞らぬように…)調味料の入ったボウルに入れるだけです。


しっかりと味がついていますので、食べるときに野菜を加えて(写真はカイワレ大根をまぜました)いただくのもおいしいです。

半分の量で
エネルギー57.5kcal、食物繊維3.1g、鉄分2.3mg、塩分は0.5g
になります。


さっぱりといえば、私は最近国産のレモンを輪切りにしてはちみつに漬けたものをちょいちょい食べています。国産レモンって皮がおいしいんですよねー。昔子供のころよく母が大量に作っていたのを食べたことを思い出す、懐かしい味です。

疲れた体に美味しいお酢!
殺菌効果もあり暑い時期にはうれしいお酢!

今日から意識してお酢、摂りましょう~。

2014年6月9日月曜日

食物繊維を補給!

週のはじめ。久々に太陽の光を見てがぜんやる気の出てくる月曜日です。


規則的に食事が出来ない…。
それならば、食事の内容から見直してみましょう。

便秘にならないために大切な食物繊維。しかし現在の日本人のほとんどが摂取不足だそうです。

厚生労働省の情報提供サイトをみると、摂取カロリーおよそ1000kcalに対して10gの食物繊維の摂取が望ましいとされています。

つまり、1日1800kcalの食事なら18gの食物繊維を摂りましょうということです。

食物繊維は便秘の予防はもちろん、血中のコレステロール値を下げたり、血糖値の上昇を抑制したりという生活習慣病予防の効果もあります。積極的に摂るようこころがけたいですね。


日本食になじみ深いひじきや切干大根、しらたきやこんにゃく、根菜類、またきのこ類などに多く含まれます。

大豆製品にも繊維質は多いです。

ここでよくおからのレシピを載せているのですが、私がずいぶんと前から好きなおからの食べ方をひとつ紹介します。



ポテトサラダ。
みたいですが、じゃがいもは使わずおからで作ったサラダです。


4人分くらいで
・おから・・・・・・・・・・100g
・塩、こしょう・・・・・・少々
・たまねぎ・・・・・・・・30g
・きゅうり・・・・・・・・・30g
・塩
・ハム・・・・・・・・・・・30g
・マヨネーズ・・・・・・大さじ2
・豆乳・・・・・・・・・・必要であれば。大さじ1~2

1.おからに分量外のお湯(お水でも)大さじ2くらいをふりかけ、レンジで加熱して火を通し、塩こしょうをふっておく。
 (おからの袋などをみると、そのまま使えるらしいのですが私は一度火を通しています)
2.たまねぎ、きゅうりは薄切りにして塩少々をもみ込んでおく。
3.おからが冷めたら、2をよく絞ったものと、せんぎりのハム、マヨネーズを加える。あまりボソボソするようなら豆乳や牛乳を加え固さを調整する。


作り方といっても、要するに普通のポテトサラダのじゃがいもがおからになっただけです。いろどりに人参など、面倒でない方は加えてください。ハムではなく、ツナ缶を使ってもおいしいです。

おからで作ると、一人分食物繊維は3.1gも摂れます。これをじゃがいもに置き換えると0.5gにしかなりません。

しかし、おから(たんぱく質)とじゃがいも(炭水化物)ではメインの栄養素が違うので全く同じように比較するのもどうかなーなんて思ったりもするのですが、手軽に食物繊維を摂れるおかずということで紹介させていただきました。


じゃがいもを蒸したりしないぶん、おからのほうが手軽に作れると思います。おからには独特の食感があるのでお好みもあるかと思いますが、このもそもそっとした食感が生み出す効果もあります。それは、水分をたくさん摂れるということです。どうしてもおからというのは水分と一緒ではないと食べにくかったりします。おからを食べると自然に水分補給もでき、お通じには最適な相乗効果が生まれます。

ちなみに、私はときどき、じゃがいもとおからを半々でサラダにしたりもします。手間は倍ですが(笑)。これもおいしいですよ~。



2014年6月5日木曜日

便秘にならないために。

関東も梅雨入りです。
雨も大切なのですが、低気圧というのは体の不調も起こしやすいようで、肩こりとか片頭痛とかが気になる方もいるかもしれません。

これからしばらくは、梅雨に負けじと気分を上向きにするか、もしくはこの流れに身を任せ、いまは何事も頑張りすぎず気楽にやろうかなと開き直るか。どちらかです。それも、その日の気分で決めましょう(笑)。


さて便秘ですが

なったときの対処方法もいろいろありますが、まずはならないために毎日気をつけていけたらいいのかなと思います。


私はたまーーに、数日出なくてお腹も張って気持ち悪いなあなんてことがあったのですが、個人的に行きついたところは

「規則正しい食事の時間と量」


ということです。

もうしばらく長い間「便秘」という悩みはありません。

食事と食事の間をある程度あけて、ある程度しっかりとした量の食事を摂ること。
だらだらと少量ずつ食べるのと、結果的に量は変わらなくてもお通じは変わってくると思います。


便秘には繊維質、というのがどなたでもご存じのことかと思います。便が排泄されるのに繊維質はとても大切です。でも、便のもとになるものがないと、なかなか出てきません。食事の量を減らすとイコール便の量も減るわけです。なので、ダイエットなどで食事の量を減らすと、どうしても便秘に悩んだりということになりがちです。


そうかと言って、食べる量を増やすというわけにもいかないかもしれません。そこは、「メリハリ」で対処します。

なかなか、三食決まった時間に食べるのは難しいものです。毎日決まった時間に食べている人のほうが少ないと思います。

しかし、可能であれば、特に朝。
一番、お腹が空っぽになっている朝に、しっかりと食事をしてください。
朝だけでいいので、しっかりと主食になるものを摂り、水分もたっぷり摂る。そうすると腸も目覚めて刺激され、排便を促してくれるはずです。そして、昼や夜でエネルギーの調整をしたい方はする。


いやー。
難しいですか。
忙しい朝にしっかり食事なんて。それが出来ないから困ってるんだよってツッコミが入りそうです。

そうですよね。
そうなんですけど…。これが、一番の理想です。

次回からは、それが出来ない場合どうするか。考えていきましょう。

2014年6月2日月曜日

今月は便秘対策。

おはようございます!

新しい月、新しい週のスタートです。

それにしても暑くなりました。やはり貴重な快適な時期は幻のように過ぎ去っていったような…。

ご自宅の構造にもよるのでしょうが、我が家は昨夜は就寝前の室温27度の熱帯夜でした。いやでももう半袖で寝ていいのか?朝寒くないか?寝る前悩んで子供に何回も着替えさせ、かなり嫌がられました(笑)。結果半袖プラス寝しなに扇風機でした。エアコンに頼る日もそう遠くはなさそうです。眠れないのは家族の体にダメージ与えてしまいますからね…。



さて!
今月は、当院のスタッフの希望&助言により、「便秘」についてのお話です。(取り上げてほしいテーマがあれば、どんどん、どしどし聞かせてください!!)

女性なら、程度や数の違いはあれど便秘に悩んだことがあるのではないでしょうか。

普段は便秘をしない人でも、生理前だったり、妊娠して便秘に悩んだり。女性は、男性よりも便秘になりやすい素質をもともともっています。ホルモンの影響だったり、腹筋が弱かったりといったことが理由に挙げられます。

そもそも便秘というのは、ひとそれぞれ定義が違うようですね。毎日出ても固くて少量、残便感があったりすればそれは便秘。逆に二日に一回でも、すっきり出れば便秘ではありません。

「便秘」とネットで調べると、ものすごい数の解消法などが出てきます。なので、今回は私がおすすめする便秘対策になるレシピなどを中心にお話しできたらいいかなあと思っています。おかずに悩んだときの一品にもできるかなと(笑)。


私も毎日便秘に悩んでいるわけではありませんが、便秘対策は常に考えています。排泄は健康な生活には重要なことです。


去年は、もうこの時期梅雨に入っていましたね。これから少しずつ蒸し暑く雨の多い天気になってくると思いますが、気持と体はスッキリ!!で、お仕事、家事、育児、がんばっていきたいものです♪

今月もよろしくお願いいたします。

2014年5月28日水曜日

脱線します。

こんにちは。

日差しが強くなってきましたねー。

最近の天気予報は「○○指数」っていうのが多くないですか??お洗濯指数とか、紫外線指数とか、その時期によって花粉やら何やら…ラジオの天気予報を聞いていたら
「今日のビール指数は80です。ぐいぐいいけそうです」
とのことで。親切にそんなことまで教えてくれてありがとうございます(笑)。


今日は食中毒のお話ではなく、こどもの「くる病」のお話です。
くる病というのはまだ栄養状態が悪かったころにこどもに多かった、ビタミンDの不足で骨が曲がったりしてしまう病気です。いわゆるО脚のような脚の形になったりするのが特徴です。

なぜ急にそんなお話をするかというと、少し前に赤ちゃんのいる知人から「歩く前のお散歩はどうしていましたか」と質問をされ、自分の経験談と一緒に、少しでもお散歩をして日光浴したほうがいいよという話もしました。

ちょうどその質問の前に新聞で、最近またこどものくる病が増えてきているという記事を読んだばかりでしたので。

その後、今度は朝の情報番組でこどものくる病の話をしていたので、それも見てみました。


くる病予防の観点からすると、栄養バランスを考えると離乳食を適切な時期に始めるということは大切らしいです。それから日中の暑い時期を避けて10~15分程度で良いのでお散歩などで日光浴をすること。

骨のお話をしたときビタミンDのお話もさせていただきました。その時のお話も参考にしてみてください。http://shiozakieiyoushi.blogspot.jp/2014/02/blog-post_6.html

これからどんどん暑くなるので、熱中症などに気をつけて、水分補給をしながら外の気持ちいい風を感じてください♪

ちなみに、情報番組の中でくる病のお子さんが出てきましたが、適切な治療を受け6歳の現在は全くもって普通の生活をしています。毎日なるべくいろいろな食材を取るようにこころがけ、常識的な範囲で食事、お散歩等していれば何も怖がる病気ではありません。

ただその番組でも言っていましたが、今は過度に紫外線を気にされたりする方もいるということで、こういった病気を知識として持っているだけで違うのかなと思いお話をさせていただきました。

2014年5月23日金曜日

HACCPってなんでしょう。

昨日の雷雨がうそのように今日は晴れ間が多いさわやかな陽気となりました。

以前にも書いたのですが、暖房にも冷房にも頼らずに適温が保たれている今の時期は最高ですね。でもこういう時期のほうが少ないのですよね。この貴重な季節を大切に過ごしたいものです。


前回お話をしましたHACCP(ハサップまたはハセップと呼ぶ)のお話です。

これは、宇宙食を作る際にうまれた衛生管理手法で、日本語に訳すと「危害分析重要管理点」という漢字ばかりのよく意味のわからない言葉になります…


簡単にご説明しますと、製品が出来上がった最後に安全性を保証するのではなく、その製品の製造過程でどんな危害が起こるかを予測し、それを防ぐためにはどうするかの手順を明らかにするというのがHACCPです。


家庭の調理で食中毒を防ぐためにはどうするか、それをまとめたものが前回のポイントです。そのように、各工程で作業方法をチェックし安全に行うことで、最終的に口に入ったときに衛生的で安全な食事ができるということです。


こうして文章にするとなんだか難しいことのようですが、家庭でできる食中毒の予防は基本的な方法を守れば簡単です。

  

買い物から食事までの過程も、書き出すとたくさんあるように見えますが、毎日のことなので習慣になるとなんてことはないです。

目には見えない食中毒菌をつけない、増やさないために、衛生的な調理や取扱いを心がけたいものです(繰り返しになりますが…)。

2014年5月21日水曜日

やってしまいがちな?

こんにちは。

今日は朝から風も強く大粒の雨が降っています。肌寒い一日になりそうです。


毎日の食事作りの中で見直していただきたいポイントを、お買いものから食事を終えるまで時系列に沿って話を進めてみたいと思います。

1.スーパーで買い物をする。
  買ったものは、肉や魚、野菜や加工食品など。
 これらは、肉汁や魚の水分などがもれないようビニール袋に入れるなど分けて包むこと。

2.家について購入品の整理をする。
  まず、冷凍・冷蔵品を冷凍庫や冷蔵庫に入れます。
 肉や魚などはビニール袋や容器に入れ、冷蔵庫の他のものとの接触を極力控えます。肉汁などが万が一漏れることを考えて、一番下の段やチルド室を活用しましょう。
 
3.調理の下準備をする。
  台所の清潔の確認。ふきんや手洗いなど。
 冷凍食品の解凍→室温に放置しての解凍はやめましょう。冷蔵庫の中か電子レンジを使いましょう。

4.調理をする。
  加熱して調理するものは、十分に加熱すること。調理を途中でやめて室温に放置すると、細菌が食品についたり増えたりします。冷蔵庫での保存、再度調理の際は十分加熱、が基本です。

5.食事をする。
  食事の前にも手洗い。室温に長時間放置することも避けましょう。

6.残った食品
  残った食品は清潔な器具や容器を使って保存。できれば、浅い容器に入れると早く冷えるのでなお良いです。
 少しでも、怪しいな、と思ったら思い切って処分しましょう。


普段の生活の中で、ついつい面倒だからとか、冷蔵庫に適当にものを詰め込んでしまったり、冷凍のお肉など室温にポンと放置(常温で解凍すると、まわりから溶けていくので真ん中まで解凍できたころはまわりの温度は上昇して生のお肉を長時間常温に放置したのと同じことになってしまいます)してしまったり…。やってしまいがちなことはありませんでしたか?



改善できそうなポイントをみつけたら、ぜひ実行してください♪
 

以上のポイントはHACCPという衛生管理手法をもとに厚生労働省が出している「家庭で行うHACCP」という資料をもとに書きました。次回HACCPのお話をしたいと思います。




2014年5月18日日曜日

基本は手洗い。

こんにちは。

天気予報では、初夏の陽気です。ということなのですが、家の中とかはわりと涼しくてまだまだ体調管理は用心深く…と思う今日この頃です。しかしうちの娘はもう何箇所も蚊に刺されていました…。そんな時期なのですね。


食中毒の話ですが、何はさておき基本は手洗いです。

風邪などの病気もそうですが、手洗いは健康の基本ですね!


調理の前や途中でお手洗いに行ったとき、また赤ちゃんがいる方はオムツ換えの後などの手洗いは徹底しましょう。それから化膿巣や鼻腔内にも黄色ブドウ球菌という食中毒の原因菌がいます。化膿した傷のあるときの調理はできれば避けたいです。それでも調理をする際は手袋などを着用したいですね。

黄色ブドウ球菌の感染経路は調理従事者の手指ですので、手洗いをすることで予防が可能です。また、菌の繁殖の予防には低温保存が有効ですが、冷蔵庫の過信もしすぎないように、できるだけ調理したものは早めにいただきましょう。


私が栄養士として働き始めたときは標語のように「冷蔵庫の過信はしない!」と言われていまして、妙に頭にこびりついています…。

食材は新鮮なものを購入し、新鮮なうちに調理し、なるべく早くおいしくいただく。

それができればベストですね。

調理をする人は、食べる人の健康をその手で担っているという(大げさかもしれませんが)責任感を感じながら心をこめて作ることができたらいいなと思っています。



過ごしやすく快適なこの時期、健康に、快適に過ごしましょう♪

そしてまた一週間、がんばりましょうっ





2014年5月13日火曜日

楽ちん料理といえば。

すぐにできて簡単な料理といえば、炒め物を思い浮かべます。

炒め物は、ちょっぴり見た目の素っ気なさを感じつつも、すぐにできて、なにより出来たてがおいしいので、パッと作ってすぐに食べるのがよいです。

作り置き、というと温めなおしたりするだけのイメージで、それはそれで簡単ですが作り置くということは、前もって作っておかなければいけないわけで(笑)。そりゃそうです。




この地味な見た目。


でも、野菜はたくさんとれるし、一品で主菜副菜くらいのボリュームもあります。あとご飯と、汁ものでもあれば立派な献立に。

最近肉続きで、たくさんのお肉は使いたくないなと思っていたので、肉の量は減らして、そのぶん水切りした木綿豆腐を使いました。

一口大に切って、小麦粉をまぶしてフライパンで焼き目をつけておきます。形もくずれにくいですし、味のつきかたもよくなります。

豚バラ肉を一度お湯で湯がいてよぶんな脂やアクをとりのぞいておきます。そうすることでギトギトとすることもないですし、湯がいてから切ることで、生のお肉をまな板で切ることもないので下準備が楽ですよ。

ネギやしょうが、にんにくのみじん切りで香りを出してお肉と野菜を炒めて、味付けをしたら(今回はオイスターソースとしょうゆ、砂糖、みりん、酒を使いました)最後に豆腐を入れてザッと混ぜるだけ。

水分が出てしまったら、水溶き片栗粉でまとめてもいいと思います。

なにはともあれ、手早く!が基本ですね。

コトコト時間をかけて煮込んだ料理にも、時間勝負で一気に仕上げた料理にもそれぞれの美味しさがあります。

バラエティに富んだ食卓で、毎日元気に過ごしましょう♪

2014年5月10日土曜日

鶏肉の話の続き。

今日は暑いくらいでしたね。
特に車の中はもう暑くて暑くて。

保冷バックをかかさず持ってお買いものに行かないと、食材の傷みも早そうだなと感じました。


前回お話した鶏刺しの話ですが、ちょっと言葉足らずだったかもしれないので補足です。

あのとき鶏刺しを食べて、誰かが食中毒になったわけではありません(笑)。ただ私の中では、生の鶏肉=食中毒。というイメージという話でした。


ご自宅で鶏肉(他の加熱用生肉でも同じですが)を調理されるとき、ベストなのはまな板を分けること。
100円ショップなどでもいろいろなまな板が売られています。そういうものを一枚、お肉用に用意されるといいかもしれません。ペラペラのものなら場所も取りませんし。

まな板が一枚の場合は、なるべくお肉を最後に切るようにして、普通に洗ってから、熱湯消毒をおすすめします。(いきなり熱湯をかけると残ったお肉のタンパク質が固まってしまいます)

私はお肉用のまな板も、使ったらすぐに洗い熱湯消毒するようにしています。


こういった衛生管理はわりと感覚に個人差がありまして、何も気にせず調理していて、それでもなんでもないから大丈夫という人もいます。こんなふうにするのは神経質すぎると思う方もいるかもしれません。

それでもやはり、衛生面からすると切る順番を考えたり、調理器具を複数分けて使ったりという方法が安全です。


初めにも書いたのですが、小さなお子様とか、抵抗力の弱い方が食べる場合はより注意が必要ですので、これから暑くなる季節、念には念を…というお気持ちで、ぜひ安全でおいしい調理をこころがけていただきたいと思います!



2014年5月9日金曜日

思い出のお刺身。

こんにちは。

朝早くから太陽が出ていて気持ちがシャキッとします。

食中毒の話で、ひとつ私の中で思い出深いことがありまして…。

結婚して間もない頃、主人のお父様のふるさと鹿児島に行ったとき。

とある料理店で出てきた鶏刺し。

あのときの衝撃が忘れられません。


鶏…!?

このピンク色の生肉は…鶏っ?!



こちらでは見たこともなく、栄養士として調理してきて「加熱!」「中心温度75度!」とか刷り込まれていた私にはかなり衝撃的なイッピン。


鹿児島の方たちは普通に食べていましたが、私はどうしても口に入れることは出来ませんでした…。


これはかなり特殊な話で、もちろん普段スーパーで買ってくる鶏肉を生で食べないでくださいね!!


鶏肉の食中毒といえばカンピロバクター。鶏肉は、よく加熱してください。

それから、食材は新鮮なものを使いましょう!これも、食中毒予防の大切なポイントです。

これから暑くなると、スーパーで買ってきたお肉やお魚も、持って帰るまでに多少なりとも保存状態が悪くなるので、帰ったらすぐに冷蔵するなど整理してくださいね。


鶏のお刺身を食べたことあるかた、いますか〜(笑)



2014年5月7日水曜日

食中毒にご用心。

こんにちは。


まだまだ風が冷たかったり、不安定な季節の変わり目という感じですが、これからどんどん暖かくなり、あっという間に暑い夏がやってきます。


これからの季節、食中毒には十分気をつけていただきたいと思い、今月は食中毒のお話をしていこうかと思います。

食中毒というと、ニュースで目にするのは飲食店やホテルなどでの集団感染がありますね。しかし、厚生労働省に入る報告の20%は家庭で起きているものだそうです。


私がよく言われたのは、菌は目に見えないし、においもしない。だから見た目のきれいさではなく衛生的な調理や扱いをしなければいけないということです。

たとえばまな板を洗う時、洗剤で泡たっぷりで洗うときれいになったような気がしますが「菌」を殺しているわけではなく目に見える汚れをとっているだけです。

まな板は熱湯をかけると消毒効果があります。調理のあとすぐに洗剤で洗い、最後は熱湯消毒をしておくと良いです。


特に小さいお子様やお年寄りなど、抵抗力の弱いかたのお食事を作る場合は気をつけたいですね。


厚生労働省のホームページには、ご家庭でできる食中毒予防の食事作りのポイントがいくつか記載されています。それをもとにしながら少しずつお話していきたいと思っています。


長い連休を終え今日からお仕事の方も多いかと思います。
今週は短い一週間かもしれませんが、元気にいきましょう♪




2014年4月30日水曜日

読むだけで…。

こんにちは。

今日は一日中雨模様です。
ときおり激しく降っています。これから夜にかけてご帰宅のかたはどうかお気をつけて。


先日、読むだけのダイエットというテーマの雑誌(栄養と料理・2013.6月号)を見たのですが

もちろん読んだら痩せるというわけではありません(笑)。
行動を起こす前のイメージトレーニングというか、気持ちの持ちようから変えていこうという感じです。

でもそれって大事です。というかそれがないと行動に移れません。

自分に合ったやりかたを見つけようと言うことで。
周りの人に声高々にダイエット宣言するとか、誰か共にダイエットをする仲間をみつけるとか。


その中にちらっと書いてあった、ダイエットを成功させる魔法の言葉というのがありまして。

16代アメリカ大統領のリンカーン
「できると決断しなさい。方法など後から見つければいいのだ」
という、なんともカッコいいお言葉がありました。

目標を決めた時点で、半分は達成できている。というようなお言葉もありました。要するにこうやって自己暗示をかけるように気持ちを奮い立たせることが、目標達成には大切なんだな。と、私は思いました。

ダイエットをするときも、やみくもにだらだらと行うのではなく、明確な数値目標を決めて行うと良さそうです。

そして誘惑に負けそうになったときはこの言葉を思い出し、自分は出来るんだ!!と言い聞かせてみてはいかがでしょう…。

来月はテーマを絞ってお話できたらいいなと思っています。

みなさま良い連休をお過ごしください。


2014年4月24日木曜日

スタートは肝心ですが。

朝晩は冷たい風を感じ、昼間は汗ばむような陽気。

体調を崩しやすい時期ですね。


新年度の4月が始まってもうすぐ一カ月。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

新しいことを始めるのにもいい季節ですね。

でも、最初から飛ばしすぎには注意です(笑)。

ついついはじめは気合いを入れてしまいがちですが、何事も継続は力なり。健康づくりも然りです。私のモットーは「続けること」。健康を維持するためには、習慣が大切です。

ちょっとずつ休憩しながらでも、ご自分のペースで続けられる方法で快適に過ごせるというのが理想的です。


最近つくったもの。

みかんを絞ってその果汁で作ったグミです。

グミを作ったよというと、誰もが口を揃えて「グミってつくれるんだ!」と言うところが、ちょっとした発見…しかし、私も初めて作ったので、たぶん誰かがグミを作ったら同じことを言うと思います。

簡単に言うと、プルプルした普通のゼリーの何倍もゼラチンを入れると、常温でも固まるくらいのグミができるわけです。

できるだけ、中身の分かる安全なものを口にしたいという気持ちから手作りしてみました。


ところでゼラチンというのは牛や豚由来の成分からできていますので、まれにですがアレルギーを起こす場合もあります。離乳食期はもちろん控えたほうがいいですし、小さなお子様に与えるときも、初めは様子をみながらあげてくださいね。

離乳食では、寒天のご使用をお勧めします!

ゼラチンといえばコラーゲン。女性にとって気になる成分ですよね。美容にいい気がしますが、食品なので過剰な期待はしないほうが良いのかもしれません。ご飯を炊くときに粉ゼラチンを入れるとつやつやになると聞いてやっていたことがありましたが、すぐにやらなくなりました(笑)。


とにかく。
今は気温の変動が激しく不安定な天気が続きますので、無理をなさらず健康第一でお過ごしになっていただきたいとおもっております。

2014年4月20日日曜日

春きゃべつお好み焼き。おから入り。

この季節の冷たい風は堪えます。
油断して薄着で出掛けると寒さにびっくりすることしばしば。


さて以前、春キャベツのときにお話をしたお好み焼き。

今日はきっちり分量計ってカロリー計算してみました。


…。ふつうの。お好み焼きです。

写真に載せるほどじゃないですが、一応。
ちなみにうちの娘は青海苔が好きすぎて、皿に海苔を付け合わせのようにこんもり盛りつけて食べています…。右上にちょっと写ってます。

分量です。

手のひらサイズの小さめお好み焼き6枚分ほどです

・きゃべつ・・・・・・・・350g(半分弱)
・長ネギ・・・・・・・・・80g
・桜エビ・・・・・・・・・10g
・卵・・・・・・・・・・М2個
・生おから・・・・・70g
・だし汁・・・・・・・100ccほど
・長いも・・・・・・・70g
・薄力粉・・・・・・・70g
・豚バラ薄切り・・・200g

ソース、青海苔、削り節など

作りかたも、普通のお好み焼きと同じです。
太めの千切りというか、大きめのみじん切りというか…。お好みのサイズにきゃべつを切ってください。長ネギは小口切りにして、桜エビと合わせておきます。
ちくわを小さく切ったものを混ぜてもおいしいです。今日は無かったので入れませんでした。

別の大きめのボウルに卵を割りいれ、よく混ぜたらおからをほぐしながらいれ、なめらかになるまで混ぜます。だし汁でのばして、すった長いも、薄力粉の順にまぜていきます。おからも品物によって水分量が異なると思いますので、だし汁で調整してください。どろっとした、ホットケーキの生地よりもちょっとかためかなというくらいがちょうどいいと思います。

全部をまぜるとかなり大きなボウルが必要になりますので、半量ずつ目分量で構いませんのでわけて焼くといいと思います。うちは、ホットプレートで3つずつ2回にわけて焼いています。

生地の形を決めたら上にバラ肉をしいて、ふたをして蒸し焼き、ひっくり返してまた蒸し焼き。

アツアツを、ソースや青海苔で召し上がってください♪

6枚焼いたときの1枚あたりの栄養価は
237kcal。食物繊維2.9g、鉄分1.0mg、塩分はソース無しで0.16gです。
おからの分を薄力粉にすると
270kcalで、食物繊維は2.0gになります。

今日はおからと、粉と、長いもを分かりやすく同じ分量で作ってみました。おからを混ぜることで一品でも栄養バランスが良くなりますよ。

ふんわりと軽いお好み焼きになります。
それで、たくさん食べたら意味ないんですけどね(笑)。

これまたカロリー無視すると、あげだまを入れたり、小さく切ったお餅を入れると…美味しいんです。残念ですが美味しいんです…!私は半分には必ずお餅を入れてしまいます。どうしても美味しさの誘惑に勝てません。

そんなわけで、明日はたくさん体を動かします。

みなさま風邪などにはくれぐれも気をつけて。
また、新しい1週間がんばりましょう!!

2014年4月15日火曜日

巻き巻き~。

こんにちは。

少し動くと汗ばむ陽気でした。

よく晴れていると気持ちがいいですね~。


今日は、こんなメニューどうでしょう。


豚ロースしゃぶしゃぶ用で、大葉とマイタケをくるくるっと巻いてオリーブオイルで焼いて、塩コショウ。

広げたお肉に、パラパラっと片栗粉をふりかけて、半分に切った大葉とマイタケをのせてくるくる巻くだけです。

いちいち巻くのはちょっと手間だなと思われるかもしれませんが、その手間を帳消しにするくらいいいことづくめの一品です。出来たてを口にいれると、じゅわーっとマイタケの味がいっぱいに広がって美味しいです。

うれしいポイントとしては…


野菜がたくさんとれる。
薄いお肉なので焼く時間が短い。
大葉を手でちぎれば、包丁いらず。

意外と手軽です。


いつも考えてるのですが
「満腹感を大切にしたいけど体重を減らしたい」
というのと
「食べるものを変えずに体重を減らしたい」
という思い。

前者の場合は、食事内容を考えなければいけません。
後者の場合は、腹八分で食事をやめる努力が必要です。

これはひとそれぞれだったり、そのときの気分だったり…。

このメニューは、前者のほうで有効です。少なめのお肉でボリュームが出ます。

お肉を減らした分は、お豆腐などのローカロリーな食材でたんぱく質を補うと良いと思います。

薄切りのお肉で野菜を巻くメニューはいくらでもバリエーションがひろがりますね♪ぜひやってみてくださーい^^

2014年4月14日月曜日

キャベツの切り方。

真冬のあいだは、朝起きたらまず何はさておきストーブをつけに行っていました。タイマーをセットしていた方もいるでしょう。

そういうことがだんだんと無くなってきました。朝起きてストレッチをしてからだをうーんとほぐしてあげると、さあ今日も一日始まるぞーっと目が覚めます。

スギ花粉のピークは過ぎたようで、いまは過ごしやすくていい季節だなあと感じています。


さて。春の野菜がおいしい時期が続いています。

筍はみなさんもう召し上がったでしょうか。我が家では先日土佐煮にしていただきました。どうやって食べようかいつも迷います…。てんぷらもおいしいし、もちろんご飯も。

それから本当に最近キャベツがおいしすぎて毎日食べているのですが、キャベツというのは、和洋中なんでもいけますし、生・炒める・煮るなど何をしても美味しい優等生ですね。

キャベツをまるごと一個買ってきてどう処理するかというのを、以前にテレビか何かで観た覚えがあるのですがそのお話です。

キャベツを使うとき、たとえば一枚ずつはがして使ったり、ザクッと半分に切ったり。人それぞれやりかたがあると思うのですが。

そこでやっていたのは、キャベツをまず横に半分にするという切り方でした。まな板にキャベツをおいたら、まな板と包丁を水平にするということです。

そうすると、葉っぱのやわらかいところと、芯が多めのところに分かれます。

上のやわらかいほうはそのまま生で食べる用、下のほうは炒めものなどに使うといいということでした。

目からウロコでした。こんな切り方もあるのか。

ちょっとだけ使いたいときは一枚ずつはがすこともありますが、加熱する量が多いときなどはこの切り方にしています。

春キャベツだと、どこも柔らかいんですけどね…。


料理の完成形は他の人が作ったものを見る機会はたくさんありますが、途中の調理過程はそんなに見ることがないですよね?そういうことを知るというのも、ときにはおもしろいものですね。


2014年4月8日火曜日

かみさまからのおくりもの。

こんにちは。

毎日のように、入学式や入園式の風景を目にします。

大変わたくしごとですが、ちょうど4月に私の友人がたまたま3人もお産をします(もう、一人はかわいい女の子を産みました)。

この新しい季節に、新しい命が誕生するというのはまた格別に感慨深いというか、すてきなことだなあと思うのです。

栄養の話とは全く関係ないのですが、私は娘と月に二回ほど図書館に通っています。その中で、いろいろな絵本と出会って感動することしばしば。

今日は「かみさまからのおくりもの」という絵本と出会いました。

”あかちゃんびょういん”で生まれたばかりの子に、天使がかみさまからのおくりものを届けにきます。

誕生のとき、神様がひとりひとりの赤ちゃんにくださる贈り物は、その子の個性。うたがじょうずな子、ちからもちな子、ごはんをよく食べる丈夫な子、思いやりのある優しい子などなど。

ひとつの命が生まれるというのは、本当になにものにも代え難いよろこびなのだと感じます。そして自分自身も、そうやって生まれたときに神様からいただいた「個性」があるのだと改めて気づかされるのです。


なんてことのない毎日に、こういった「気づき」がいい具合にスパイスになって、日々の生活にハリを与えてくれます。


また話は変わりますが、昨日、おいしそうな鯵をスーパーで買ってアジフライを作りました。

お刺身でも食べられるような鯵でしたが、大きくて身も厚くて、揚げたてを食べたらもう…。最高でした。三枚におろしたあとの真ん中の骨もカリカリに揚げて塩をふったらこどもも喜んで食べていました(笑)。

料理において、出来立てを食べるというのは最高の贅沢のうちのひとつだと思っています。

お弁当などでは、冷めても美味しいようにと味付けを少し濃い目にしたりしますよね?
要するに、その逆で出来立てというのは特にこれといって味付けをしなくても素材の味でおいしく食べられるのです。とくに揚げ物はその代表でしょうか。

新鮮なものって、とにかくおいしいですね!!

おいしいものってしあわせですね~!


2014年4月2日水曜日

新にんじん。

こんにちは。

四月の「新」はいいですねえ。

新学期、新社会人、新入生…。なんとフレッシュな響き。

今、本当に桜がきれいです。
誰もがご挨拶につかっているであろう
「桜がきれいですねー」
は、ほんの数日だけの貴重な季節の合言葉ではないでしょうか。


今日は新にんじんのレシピです。

新鮮な野菜は生で食べるのがおいしいですね。

にんじんのビタミンは、脂溶性なので油との相性が良いです。生で食べるとビタミンCを壊すというようなことを昔学校で習ったような気がするのですが、いろいろ調べてみると、結局あまり気にしなくて良いそうです。

今日のレシピは生のにんじんをたっぷり使ったキャロットラペ。シンプルで大好きなサラダです。



材料 2人分
 新にんじん・・・・・・・・・・1本(約100g)
はちみつ・・・・・・・・小さじ1/2
塩 ・・・・・・・・・・少々
あ粗挽き黒コショウ・・・お好きなだけ
レモン汁・・・・・・大さじ1/2
お酢・・・・・・・・・大さじ1/2強
オリーブオイル・・・・小さじ1/2
アーモンド・・・・・・・・5粒くらい


とにかく、にんじんを細く!自分の持てる力の最大限発揮して細い千切りにしてください(笑)。それに調味料を合わせるだけです。
ラペ、というのはフランス語ですりおろすという意味らしいです。あちらでは粗いチーズおろし器でにんじんをほそーーーく切るらしいです。

アーモンドはお好みで細かく刻んで混ぜてください。

レーズンやくるみを入れるレシピも多いです。私は毎日アーモンドを食べているので…。くるみがあれば、くるみのほうがお料理としては正しい気がします。

それから酸味などお好みで調整してください。私は個人的にはもっと酸っぱいのが好きです^^。自分の経験からなのですが、どうも男性より女性のほうが酸っぱいものって好きではありませんか??一応、このレシピは食べやすさを考えて計量したのですが、個人差があるのであくまで参考程度にみていただければと思います。(料理のレシピにはどれでも言えることかもしれませんが…)

これは作って30分くらいしたものですが、一晩おいて少ししんなりしても美味しい。とにかくシンプルに。付け合わせにしたり、朝食でパンとハムにラペがついたら栄養バランスも良くなります。

減塩のときにお話したように、酸味と少しの甘みで、塩分も抑えられます。生のまま食べるのでカリウムも豊富です。

全量でカロリーは104kcal、塩分0.4gです。食物繊維3.0gで、鉄分は0.4mg摂取できます。

本当に簡単にでき、彩りもきれいなので献立作りに役立ってくれると思います♪

今なら新にんじんでぜひ!作ってみてください。






2014年4月1日火曜日

新年度。

今日から新しい年度のはじまりですね。

新年の始まり元旦のように、気持ちがシャキッとする日です。

今年度は消費税率引き上げにより昨日と今日では違うことが多いかもしれません。そんなことを好機とばかりに、今日から自分のやる気も3パーセントくらい上乗せしてがんばりたいなと私は勝手に思っているのであります。

栄養指導をしていると、対象の妊婦さんに頭が下がることが多々あります。

体重の増加でまず自分の食事記録を一週間ほどしてきていただき、それを見ながら初めての指導になるわけですが、その時点でご自分なりに努力して食生活を改めて来てくれる方がほとんどです。

私はなるべく、その方の生活時間を変えないままでの食生活の改善を提案しています。

ご本人だけでなく、一緒に暮らしているご家族の仕事や生活によりみなさん食事時間や回数はさまざまです。ご主人やご家族と一緒に食卓を囲むことは、何よりの楽しみだと思います。そういった環境を保ったままで、かつ適正体重でご出産に臨んでいただきたいというのが私の理想です。

もちろん、望ましい食事回数、時間、内容等をお伝えしたうえで、今の生活に合った改善法をみつけていくわけですが、初めての指導のときに、今までしていた間食をやめましたとか、ご飯の量を減らしてみましたとか、もうそのときすでに気持ちを切り替えてみなさんがんばっていらっしゃる。

意思の強さがないとできません。ああしてくださいこうしてくださいと言うのは簡単ですが、それを実行に移すのは大変なことです。

そうやってがんばる妊婦さんをみると、みなさんきっとすてきなお母さんになるのだな。いいお産で、赤ちゃんとのご対面を迎えてほしいなと切に願うのです。

全ての妊婦さんが、ほんの数カ月しかない妊婦さん生活を楽しみながら、元気にご出産を迎えていただきたいと思っています。

今年度もどうかよろしくお願いいたします。



2014年3月17日月曜日

春食材2。

今日は春キャベツのお話。

柔らかくてあまーい!春キャベツ。三浦市では昭和40年から、国の指定産地になっているそうです。もっと早くから出回る早春キャベツというものも、その後同じく指定産地になっています。

この地区に住んでいると、ありがたいことにキャベツや大根などのいただきものも多く、旬のものを新鮮なまま味わえます。

柔らかい春キャベツ、みなさんはどのようにいただくのがお好きですか。

三浦市農協さんのホームページをみると、生で食べるのがオススメです、と書いてあります。

確かに一番ダイレクトに春キャベツの美味しさが伝わるのは、断然生ですね。

私が気に入っているのは、お好み焼きです。

肉入れてソースかけて海苔かけて…。キャベツに失礼じゃないのか!?思われるかもしれないのですが、いやはや。

あの、ふんわり感!
いましか味わえない最高の食感!

やみつきです。10日で3回やりました。生野菜の美味しさが分からない三歳児もお好み焼きはバクバク食べます。

米粉を使ったり、ソースも1歳から用なども市販されており、お好み焼き(らしきもの)は離乳食完了期くらいから使えるメニューです。美味しいお出汁の味も味わってもらえます。私もよくやっていました。

見た目があまり大人と変わらないし、みんなで同じものを食べている雰囲気も楽しめます!

山芋を入れ、昆布とカツオの出汁と卵、小麦粉、細かく切ったネギとちくわを入れるのが私のお気に入りです。

フワッフワのアツアツを、ぜひ!!

2014年3月13日木曜日

豆乳かぼちゃプリン。

今日は、妊婦さんの友人に会ってきました。

何か作っていくよと言ったところ、ヘルシーなデザートをとのリクエスト。

それで、彼女の好きな豆乳を使ったプリンを作りました。

プリンというか、ゼリーというか…。


卵も使わないし、オーブンで焼いたりもしません。簡単です。

材料:ココット5個分

かぼちゃ・・・・・・・・200g
調整豆乳・・・・・・・250ml
粉ゼラチン・・・・・・4g
水・・・・・・・・・・大さじ2(ここにゼラチンを入れてふやかしておく)
生クリーム・・・・60ml

黒砂糖・・・・・・・一人につき、大さじ1くらい
水・・・・・・・・・・適量


1.かぼちゃは皮をむいてひとくち大に切り、分量外の水大さじ2くらいと一緒にレンジで加熱し、やわらかくする。
2.鍋にかぼちゃと豆乳を入れてフォークなどでつぶしながら温める。ブレンダーでなめらかにする。
(ブレンダーがない場合、1のかぼちゃを裏ごしして豆乳と混ぜます)
3.ふやかしたゼラチンを、鍋に入れ、あたためて溶かす。沸騰させる必要はありません。火をとめたら生クリームを加えます。
4.鍋ごとでも、ボウルに移してでも、氷水にあてて粗熱をとってから型に入れます。
5.黒砂糖に少量の水を加え、レンジで10秒くらいずつ様子をみながら溶かして黒蜜をつくり、冷えたプリンにかけて、できあがり。


市販の黒蜜を使ってももちろんOKです。それから、今回は妊婦さん向けということでミネラル豊富な黒蜜にしましたが、普通のプリンにつかうキャラメルソースでも、もちろん美味しいです!

ひとつ分の栄養価
119kcal
食物繊維:1.5g  カルシウム:32.6mg  鉄分:0.9mg

カロリーの気になる方は生クリーム無しでも。調整豆乳は、甘みも香りもついているのでお菓子を作るには便利です。

かぼちゃの濃厚な味わいで、しっかりと食べ応えのあるデザートです。

2014年3月12日水曜日

春食材。

今日は気温が上がっています。
だんだんと春の足音がはっきり聞こえてきた気がします。

今年はスギ花粉も少なめなようで、穏やかな春になりますように…。

春はおいしいものがたくさんあるので、今月は結局のところそんな話をつらつらと書いてきています。

今日はグリーンピースです。



グリーンピースをみたらご飯です。

ここにいろいろな料理を載せるようになって、個人的につくづく感じることがありまして

それは、

ごはん(お米)に勝る美味しいものはない!

ということです。

はい、本当に個人的な話であって、ご飯よりパンや麺が大好きって方も大勢いると思うので聞き流していただいて…。

あれやこれや手をかけた料理も、ご飯と一緒に食べると美味しさ倍増。いやむしろご飯を美味しくするためにおかずがあるんじゃ…。いや、おかずがなくてもご飯は十分美味しいし。と、ご飯に関していろいろと考える今日この頃です。


話は戻って、グリーンピースですが、豆をきれいな色のまま炊くという方法に初めて挑戦しました。

あらかじめさっと塩を入れた熱湯で下ゆでし、そのまま、冷めるまでおいておく。
冷めたら、豆はざるにあげ、ゆで汁を使ってごはんを炊く。
そしてご飯が炊けたら、最後に豆を混ぜる。

全部一緒に炊いたしわしわっとしたのも、美味しいですよね。好みですねこれは。

グリーンピースは、言うまでもなく豆なので、ビタミンB群は豊富ですし、食物繊維も多いです。ご飯とお豆は、足りない栄養素を補い合ういい相棒だと思います。

ちなみに私はもち米を混ぜて炊くのが好きなので、これもかなりもちもち食感のグリーンピースご飯です。いくらでも食べられてしまいそうなことが唯一の欠点です(笑)。


春の食材、楽しみましょう!!

2014年3月11日火曜日

お気に入り副菜。

こんにちは

いつものお食事のお話です。

「ポン酢ごま油」の和え物、いろいろな食材で試していますが、いまのところハズレなし。


おさらいをしますと、
さくらえび、卸生姜、すりごま、ポン酢、ごま油
をお好きなだけ混ぜたドレッシングに、千切り野菜を和えるものです。


見た目の地味さは否めませんが…

最初にご紹介したのは、かぶやセロリのものです。
これに、ひじきを加えたら、なかなかおいしい。そして鉄分などもプラスアルファで摂取できる。

今日は、かぶではなく、ちょっとひと手間ですが塩もみしただいこんに、みつば、それからさっと煮たひじきを和えました。

私の好みで、黒コショウをゴリゴリとすって、しょうがはたっぷりめ。ごま油はほんの少しにしてカロリーダウン。大人向けの一品です。

ここでご紹介したものも、ご自宅にある野菜やお好みの野菜、調味料など増減して自分好みのレシピをみつけてくださいね。

ではでは。

春はおいしいものがたくさんです。

3月11日です。

栄養の話からはそれますが、今日で東日本大震災から三年になります。



この震災で失ったものは計り知れませんが、それと同時に、いのちの重みは誰の胸にもずっしり重く感じられるようになったのではないかと、私は思います。

生きることは、大変なことのほうが多い気がしますが、何より生きていることが奇跡で素晴らしいことなんだと。


生まれたばかりの赤ちゃんが、お母さんのおっぱいを探して吸い付く姿は、生命力のかたまりだと思います。

小さな子供は、基本的にカロリーの低い食べものは好まないそうです。大人みたいに、体のために野菜をたべなきゃとかそんなことより、生きるために食べるからなのだと思います。


生きていることの有り難さを、今日はより一層強く感じます。

2014年3月5日水曜日

医院のひな祭り。

今日は冷たい雨です。

この雨模様でも三浦に河津桜を見にいらしている方たくさん見かけました。

春も近いですね。

さて今日は、3日に当医院でお出ししたお食事のご紹介です。



調理:栄養士・梅田

ひし型のお寿司にはアボカド、大葉、きゅうり、卵、スモークサーモン、オレンジパプリカなどが入っています。はまぐりのお吸い物に、雛あられも添えて。(医院HP入院案内からもその他の写真が見られます)


当医院では患者様に安心して、おいしく食事をしていただくため調理スタッフが手作りの食事、おやつ作りに励んでおります。

お産後のお母さんは4日ほどの短い入院生活になりますが、その間に少しでも体力をつけておいしい食事をのんびり味わってほしい。調理スタッフもお産という大仕事を終えたお母さんにおつかれさまでした、おめでとうございます、という気持ちをこめて料理をしています。

実際お食事をされて、これを家でも作ってみたい、子供が好きそうだからレシピをおしえてくださいと声をかけてくださるお母さんたちも多いです。


入院中のお母さんたち、作ってみたい、気になるメニューなどありましたらお気軽に調理スタッフへお声をかけてくださいね。

2014年3月3日月曜日

我が家のひな祭り。

こんにちは。

今日は我が家のひな祭りの話をちょこっとさせてください。

お子様がいらっしゃる方は、今日もしくは日曜日だった昨日、ひな祭りのお祝いをした方たくさんいらっしゃると思います。

うちでは娘のお雛様を買った時におまけでついてきたひな祭りの絵本があり、恥ずかしながら私はその絵本を読んで初めてひな祭りとはなんぞやということを知ったわけです。

前にも書いたと思うのですが、季節の行事というのはできるだけ習慣にしてこどもにも伝えていきたいと思います。和食が世界遺産になるっていう話のときだったでしょうか…。
















もうだいぶ大人と同じようなものが食べられるようになった娘の好きなものオンパレード。
 
手毬寿司にはいくらや、鶏のそぼろ、青海苔やかにかまなどなど。
酢飯というのは、実はかなり高カロリー。お砂糖もたくさん入っていますし、お塩も入っています。それにお醤油をつけたりするわけなので、たまにしか食べれない私には「特別なごちそう」です。
 
バランスを考え、ご飯はできるだけ小さくし、大人にはごま油ポン酢の和え物。お寿司だけで主食と主菜(ごはんと、たんぱく質源)がそろうので、あとはあっさりに。
 
特別デザートにはいちごのチョコかけ。
とにかく、顔をかくと子供はよろこびます(笑)。そういうことが分かってきた今日この頃です。
 
こうしたお祝いの日には、普段気にするカロリーのことはちょっと忘れて食事を楽しみたいですよね。
 
 
さっ、明日からまたいつも通りの生活、がんばりましょ!!


2014年3月1日土曜日

春はすぐそこです。

2月は冬。
3月は春。
そんなイメージですが、今日からまた寒さが戻ってくるようです。

春になると、おいしいものが増える。と私は思います。

春ではなければ食べられないものがたくさんあり、実際どうなのかわからないのですが、旬のものをいただくというのはからだにも良いと思えるのです。

まず手始めに、生わかめをたくさんいただく機会が増えてきます。

お味噌汁に入れても、乾燥わかめとは違った風味があり本当においしい。薄く小分けに冷凍して、パキパキと折っていろいろなものに入れる。

何度も登場する「ごま油しょうがポン酢」。わかめにもバッチリ合います。

カロリーはほとんどないくせに、カリウム、カルシウム、鉄分などミネラル豊富な優秀選手。

毎日の生活に取り入れたい食材のひとつですね。

カルシウムの摂取のお話の際は、日光浴のお話もしましたが、これからはスギ花粉が飛び(今年はだいぶ少ないそうですが)、黄砂やPM2,5なども気になります。体調と相談しながら清々しく気持ちの良い日々を送っていただけたらと思います。

4月から新生活の始まる方もたくさんいると思います。妊婦さんには、赤ちゃんとの対面の日から新生活が始まりますね。新しい生活に向けて楽しい想像をいっぱいに膨らませ、笑顔で今日も過ごしましょう♪笑うことも健康にはいいとよく聞きます^^v



2014年2月22日土曜日

きなこ牛乳


こんにちは。

ソチオリンピックで寝不足の方、多いようです。私は眠気には勝てず、専ら録画専門です。

ライブ映像で観られずとも、ひとつのことに一生懸命真摯に取り組むアスリートの姿には本当に、感動しますね。


さて、寒さも来週あたり和らぐ予報。みなさん体調はいかがでしょうか

以前こちらで、妊婦さんにデザートを作ったお話をした際、きなこを少量使いました。

きなこって、お餅にまぶすととても美味しいですよね。でもわりと余りがちではないでしょうか。

私も封のあいたきなこを子供のおやつに使ったりしていたのですが、最近「きなこ牛乳」を毎日のように飲みます。

ちょっと体重が増えてきたなと思い始めて、あー、気をつけないとと意識しつつも、お菓子などついついつまんでしまいそうなとき!

コップ一杯の牛乳に大さじ1程度のきなこを混ぜて飲みます。

低脂肪で、カルシウム強化の牛乳だと、普通の牛乳の1.5倍程のカルシウムがとれます。きなこの鉄分、食物繊維なども加わり、妊産婦さんにもおすすめの栄養ドリンクになります。

ずいぶん前に流行りましたよね、きなこ牛乳…。便秘解消とか、大豆イソフラボンがいいとか何とかあったと思いますが、効能は人それぞれだと思います。しかし上記のような栄養素が摂取できることは間違いありません。ホットでもアイスでも、牛乳を豆乳に変えてもいいですね。

お天気も良い日が続きそうなこの時期。カルシウムとって、散歩して日光浴でビタミンDも摂り入れ、寒さを忘れて元気にいきたいですね♪

2014年2月14日金曜日

650mg

こんにちは。

今日も吹雪いています。

木曜の午前中に、何とはなしに買い物に行ったら
「何かの非常事態か!?」
というくらいスーパーが混んでいてびっくりしました。

今日からの雪に備えて、みなさん買い置きをされるようでした。
先週の雪でみなさん大変な思いをされたのだと思います。


さてさて今日は、カルシウムって一体どんなものにどれくらい含まれているのか。

一日650ng摂取するにはどんなものを食べたらよいのか。

というお話です。

例えばです。
朝。 ヨーグルト100g(120mg)
   卵1個(31mg)

昼。 牛乳200ml(220mg)
   
   納豆1パック(45mg)

夕。 小松菜50g(85mg)
    高野豆腐1個(112mg)
   いりごま小さじ1(30mg)

一日三回に分けてこんなものを食べればもうほぼ650mgになります。
もちろんこれにご飯やパンや汁ものなど加えて献立にしてください(笑)。これをそのまま食べるということではなく、献立の中にこういうものが入っていればという話でございます。

ただし、カルシウムには吸収率というものがあり、乳製品が一番良いというお話をしました。なので、乳製品を必ず一日のうち一度でも摂っていただき、他は乾物や小魚(しらすなど)等で補っていくと良いと思います。

高齢になり、小食になると摂取が大変に思うかもしれません。

乳製品で一番効率よくカルシウムが摂取できるのが「スキムミルク」です。

大さじ2杯ほどで、牛乳200ml同様220mgのカルシウムが摂取できます。しかもうれしいのが、脂肪分がほとんど無いという点。(脱脂粉乳というくらいですので)。

溶かして飲むのはちょっと、抵抗があると思いますが、料理に混ぜてしまうと特に味が変わるわけでもなく、自然と取り入れることができます。

牛乳が苦手なかたにもおすすめです。


今夜はどれくらい雪が積もるのでしょう…。

お仕事帰りの方など、くれぐれもお気を付けください。


2014年2月9日日曜日

お次はカルシウム。

こんにちは。

寒い寒い週末になりました。
関東では記録的な大雪。土曜は吹雪でしたね。
みなさまお怪我などされていませんか。海沿いの暖かい三浦半島ではこんな雪になることは滅多にありませんので、通勤等でも大変な思いをされたかたがたくさんいらっしゃると思います。

我が家は娘とふたりきり。
吹雪になる前の午前中、家の前でゆきだるまを作ったりして、家の中ではおからドーナツを一緒にまるめて…。そして夜は停電になりかけて焦りました。日ごろの防災意識の薄さに反省です。

そして大雪から一夜明けて今日は、朝から雪かきに奮闘。
これは、筋肉痛間違いなし!!

前の日に食べすぎた分、今日はよく体を動かせたので、よしということで。


さて、ビタミンDのお話の次は、肝心のカルシウム。

現在厚生労働省で定めている指標では、カルシウムの量を「推奨量」として、成人女性では一日650mgとされています。

2010年度食事摂取基準の報告書を見ると、カルシウムの吸収率というのは歳を重ねるごとに減っていきます。

女性では50代を過ぎたあたりから、特に意識してとっていきたい栄養素です。

それから数値も大切ですが、食材によっての吸収率も異なってきます。一番良いとされるのは乳製品ですが、もちろん、乳製品に偏って大量にとるのはおすすめできません。

小魚や、乾物(干しエビはダントツ)にもカルシウムは豊富です。厚揚げやきなこなどの大豆製品。乾物とかぶりますが海藻類(ひじき、のり)にも豊富です。

乳製品と合わせて、毎日の食卓に大豆製品、ごまやわかめなど取り入れやすいものから少しずつ加えてみてはいかがでしょう。

細かい含有量や、お料理レシピも追々載せていきたいと思っています。

今日もみなさまおつかれさまでした。
読んでいただいてありがとうございます。

2014年2月6日木曜日

ビタミンD!

一度暖かさをあじわった後の、この寒さ。

身にしみます。朝早くから、また夜遅くまで働いている方々、本当にお疲れ様です。


今日は予定通りビタミンDのお話です。

まず、ビタミンDの供給源は二つあります。
食品から摂取されるもの。
日光を浴びて皮膚から合成されるもの。


そのうち、食品からとは?どんな食品にビタミンDが多く含まれているのでしょう。

主に、魚肉類、あとは干しシイタケとか、きくらげなどです。

前回お話したとおり、ビタミンDは、小腸や腎臓でカルシウムとリンの吸収を促進し、骨の形成や成長を促します。

成人では一日5.5μg(マイクログラム)を基準としています。

妊婦さんは、これにプラス1.5μg
授乳婦さんは、妊婦さんより1多い、2.5μg

です。

と、いいましても、いったい何にどれくらい入っているのやら。

基本的に脂の多い魚に多いです。魚卵などもかなり多いですが、健康面を考えると毎日進んで食べるようなものでもありません。

日常的に食べやすいものとして、

さば100g(鯖の味噌煮一人前くらい)で、11.0μg
さんま140g(中1尾) 26.6μg
生鮭70g(一切れ)  22.4μg

こんな感じで、魚には、普通に一人前食べる量で充分なビタミンDが摂取できることがわかります。

付加量を具体的に食品にすると

妊婦さんの付加量…卵Мサイズ一個分(1.5μg)
授乳婦さんの付加量…しらす干しスプーン一杯分5g(2.3μg)

しかし一日のうちで一食でも上記のような魚料理を食べれば摂取基準量は満たされますので、付加量は参考までに。

以上の数値は厚生労働省の2010年版食事摂取基準をもとにしてありますが、ビタミンDには「耐用上限量」というのも定められております。

一定期間過剰に摂取すると健康に害を及ぼすという数値です。

それによると、一日95μgを三ヶ月摂取し続けると健康障害が出たとあります。安全性を考慮し、一日の耐用上限量は「50μg」となっています。

どんな食品でも、多量に毎日食べ続ければ健康障害が出るのは当然ですので、普通の食事をしている分にはあまり考えなくて良い数値だと思います。

できるだけバラエティに富んだ食材で、日々の食事を楽しんでいきたいですね。

2014年2月3日月曜日

いきなりの脱線。

こんにちは。

今日は、三月下旬の暖かさとのこと。
だんだんと、スギ花粉の季節も近づいてきましたね。

しかし明日は寒いらしいです。
毎日仕事に家事にお疲れの体をよくいたわり、しっかりと食事と睡眠をとっていただきたいです。


それから今日は節分。

我が家でもこれから豆まきの予定です。
そして世の中のブーム?に便乗して、太巻きも作ります。いったい、いつからどこでもかしこでも恵方巻きを売るようになったのか…よくわからないのですが、たぶん、毎日献立に悩むお母さんたちには、こういうイベントもある意味手助けになっているのかな。少なくとも私はそうだったりします。何も考えず、今日は太巻き作ればいっか!という。


ビタミンDのお話の続きを書こうと思ったのですが、いつからかダイエットにおすすめしているおからのレシピを今日はひとつ載せようと思います。










おからとバナナと豆乳、米粉を使ったケーキです♪米粉を使ったせいもあり、もちもちしています。

マフィン型だと、6個くらいとれると思います。このドーナツ型では7個作れました。

米粉・・・・・・60g
ベーキングパウダー・・・・・・3g
おから・・・・・60g
卵・・・・・・40g(Sサイズ1個)
黒砂糖・・・・・・30g(上白糖でも)
サラダ油・・・・・・大さじ1
バナナ・・・・・・75g(中1本)
豆乳・・・・・・大さじ2


1.バナナは豆乳を加えつぶし、なるべくなめらかなピュレ状にしておく。
2.卵をボウルに割り入れ、砂糖を加え泡立て器で白っぽくもったりとするまで泡立てる。
3.2にサラダ油を加えよく混ぜる。
4.続いて1のピュレ状のバナナ、おからの順に加えよく混ぜる。
5.最後に米粉とベーキングパウダーを合わせたものを加え、ヘラでさっくりと混ぜる。
6.型に流し込み、180℃で25分程焼く。


これで、ひとつたったの85kcal。
油もほんの少ししか使っていません。おからを食べるときは水分もしっかり摂ると、満腹感がかなりあります。大豆イソフラボンというのも一時期かなり流行りましたね~。お肌にもいいそうです。

小腹のすいたときにぴったりのおやつです。お試しください。

次回は、ビタミンDのお話の続きをしていきたいと思っております。


 

2014年2月2日日曜日

今月は骨の話。

2月になりました。

12月、1月は時期に合わせて特にテーマも絞らずお話をしてきました。

そろそろ、日常のペースがすっかり体になじみ、新しい年度へ心も体も充実させたいときですね。今月はテーマを決めて、お話をすすめてみたいと思っています。

2月は、骨を丈夫にするお話にしたいと思います。

女性はもともと骨も細く、閉経後や、若い女性でも極端なダイエットなどで女性ホルモンが減り、骨粗鬆症を起こしやすくなります。

ということは、もうみなさま周知の事実だと思います。

骨といえば、カルシウム。

スーパーなどにならぶ食品をみても、カルシウムを付加した品物はかなり多いです。こども向けのもの、女性向けのもの。さまざまです。

しかし、カルシウムだけを摂っていれば骨が丈夫になるかというとそうではなく、
「ビタミンD」
の助けがとても大切になってきます。

そもそも、血液中に一定濃度のカルシウムが循環していないと筋肉などが正常に働きません。血液中のカルシウムは一定量が尿として排泄されてしまう。だから、血液中のカルシウム濃度を保つために、カルシウムがどこからか供給される必要がある。

普通は、食べ物としてカルシウムが摂取され、小腸から吸収される。
ところがこのカルシウムが少ないと、代わりに骨が溶けて血液中に必要なカルシウムを供給する。

だから、カルシウム不足=骨が弱くなる。

ということのようです。そんなわけで、骨を丈夫にするのにカルシウムは必要なのですが、そのカルシウムがきちんと小腸で吸収されるために、ビタミンDが必要なのです。

栄養素っておもしろいです。

組み合わせで吸収がよくなったり悪くなったりします。

コーヒーなどのタンニンが鉄分の吸収を阻害するというのは、よく知られている例でしょうか。逆に吸収を助けるのは、ビタミンCやたんぱく質。

こんな感じで、カルシウムには、ビタミンD。

長くなってきたので、話を分けます…。

ときどき脱線しながら、今月もよろしくおねがいいたします。

今週は寒暖の差が激しいようです。みなさま体調管理には十分にお気を付けください!!

2014年1月30日木曜日

おからパンケーキ。

今日は暖かかったです。雨が降りましたが…。毎日乾燥しているので、雨もいいものです。


今日は、先日お話をしたおからのパンケーキのレシピです。

我が家では直径10センチくらいに小さく焼くのですが、それで4,5枚分くらいです。

今回は、食べやすさ重視で粉の比率を少し多めにしました。

薄力粉・・・・・50g
生おから・・・・・30g
ベーキングパウダー・・・・小さじ1/2
黒砂糖・・・・・大さじ1(入れなくても可)
卵・・・・・40g
豆乳(牛乳でも可)・・・・・80cc

※卵はSサイズ一個分。

これはもう、ただ、混ぜるだけです…(笑)。

別に粉をふるう必要もないです。
ただ、おからは品物により水分量が違うようなので、固さは豆乳で調整してください。
ふつうのホットケーキの生地のような、マヨネーズくらい?でしょうか。ドロッとした生地です。

熱したフライパンを、一度ぬれぶきんの上で冷やし、再び火にかけふたをして焼きます。

ふっくら焼きたてを、お好みでバターやシロップとともにどうぞ。

全量でカロリーは331kcal。シロップなどは除きです。鉄分2.6mg。なんといってもおからを入れることで食物繊維は4.4gも摂れます。

ちなみにおからを入れず薄力粉のみで作った場合のカロリーは414kcal。80kcal以上の差がでます。食物繊維にいたっては半分の2.2gです。

しっかり食べておなかもふくれて、便秘解消のお手伝いもしてくれます。

こちらも、ちょこっと帳尻合わせメニューにいかがでしょう。

粉とおからの配合はお好みで変えてくださいね。
私はいつも小さいサイズの卵を家に置いていることが多いので、MサイズやLサイズの卵をお使いのかたは、少し粉の量を増やしてみてください。

一応、私が好みで作っている分量ですが、
卵一個の重量に対し、倍量の粉(今回は卵40gで粉80g)という感じでやっています。
参考までに…。

それから、少しでもミネラル類を摂りたいということで、いつも黒砂糖を少し混ぜています。今日の分量では味(甘さ)を感じるほどではありません。入れても、入れなくてもかまわないです。

なににせよ、とにかく焼き立てが一番おいしいと思います♪

2014年1月24日金曜日

妊婦さんランチ

こんにちは

今日は三月並みの気温になると天気予報で言っていました。
その通り、久しぶりに暖房器具に頼らず過ごせる気持ちのいい陽気でした。


今日は私は、近所の妊婦さんの友人より、
簡単にできてカロリーの低い料理を!
とのリクエストに応え、友人宅でお昼ご飯を一緒に作ってきました。



今日のランチは、
鶏むね肉のサルサソース
高野豆腐のお味噌汁
さくらえびの和え物
ごはん
デザート

ご飯100gで、カロリー550kcal程度。
むね肉は皮をとり、少量のオリーブオイルで焼き、湯むきしたトマト・たまねぎ・レモン汁・しおこしょうで味付けしたものをのせて、パセリと炒ったスライスアーモンドを散らします。

和え物は以前ブログでも紹介した、卸生姜と、ポン酢+ごま油のもの。

甘いものが食べたい!とリクエストもあったので。デザートは、ティラミス風のものを徹底的に脂肪を抑えてそれらしく(笑)。

♪ヘルシーティラミス♪

3個分。

 
 
カテージチーズ(うらごし)・・・・・100g
三温糖・・・・・15g
絹ごし豆腐・・・・・100g
はちみつ・・・・・10g
きな粉・・・・・3g
粉ゼラチン・・・・・2g(耐熱容器で、水大さじ2の中に振り入れておく)
クラッカー・・・・・3枚
ココアパウダー 適宜

1.カテージチーズを600w10秒ほどレンジであたため柔らかくする。
 クラッカーはくだいて器の底にいれておく
2.三温糖、豆腐、はちみつ、きな粉を順に入れそのつどよく混ぜる。
3.ふやかした粉ゼラチンをレンジで20秒ほど加熱し溶かし、2に加える。
4.クラッカーをしいた器に流しいれ、冷蔵庫で冷やし、食べる直前にココアパウダーをふる。

まぜて冷やすだけで簡単。

これひとつで約128kcal。脂質は4.0g。食物繊維0.8gに、鉄分0.5mg。ふつうのティラミスで使うような生クリームも使わず、カロリーは半分以下です。


どうせ甘いものを食べるなら、妊婦さんに必要な栄養素を少しでも多くと思い作ってみました。ココアパウダーをかけると、なんとなく、それっぽくなる…と私は思っています(笑)。

元気に赤ちゃんを産めるお母さんが一人でも増えますように!








おからのはなし。

こんにちは。

気がついたら一月も終わりに近づいてきました。
毎日丁寧に過ごしたい…なんて思っていても、一週間くらいあっという間に終わっています…。

今日は「おから」の話です。

お腹はいっぱいにしたいけど、カロリーはとりたくない。

そんなことを日々考えながら生活しているわけですが、そんなとき、代替え食品というのはダイエットの強い味方になります。

それだけでは物足りないけど、何かに混ぜて気づかないうちにカロリーダウン。


食事のなかで一番に抑えたいのは、脂肪分。それから過剰な糖質。

おからは、脂肪分も低く、大豆のタンパク質が豊富、そして食物繊維も100gあたり11g程はいっていてダイエットには最適です。妊産婦さんにうれしい、カルシウムや鉄分も多く含まれています。



卯の花にしたものをご飯に混ぜたり、小麦粉の代わりに使ったり、ハンバーグにしたり。

中でも私のお気に入りはおからをつかったパンケーキ。

ぼそぼそするかと思いきや、びっくりするほどふんわりします!なんのクセもないですし。

通常使う粉の量を半量にして、生おからを足します。牛乳を豆乳に変えて作ります。
ただそれだけで、小麦粉だけではとれないビタミン、ミネラルを摂取できるうえに、カロリーも抑えられます。

普通に作るよりおいしいかもしれない…。おから大先生でした。

後日、細かい分量を載せられたら…と思っています。

おいしいヘルシー食事をどんどん提案していきたいと思っています!

2014年1月15日水曜日

焼き海苔パワー

こんにちは。
寒い1日でした。

ちょっと今日は唐突に焼き海苔のおはなしです。

最近大量の焼き海苔を購入した我が家では、海苔を毎日食べています。

娘が海苔をそのままむしゃむしゃと食べるのが好きで、一緒に食べていてふと気付いたのです。


以前から、妊婦さんにもおすすめの乾物の話をよくしていたのですが、そういえば焼き海苔も乾物だなあ。切り干し大根や、干しシイタケと違って戻して食べるでもなく、調理っていうほどの加工の種類もなく、忘れていた海苔。

ご飯に巻くとか、もみ海苔にしてかけるとか、お弁当などでゆでたほうれんそうや薄焼き卵と巻いたりなんてのもありますが。

しかしこの海苔が、意外にもかなりの優等生でした。


全形一枚で、厚みにもよるのですが2gとしますね。

そうすると、カロリーはたったの4kcalで、ビタミン(特にB12は30代女性1日必要量の半分以上)、葉酸(同じく1日必要量の約1/4)、鉄分、食物繊維、さまざまま栄養素がたっぷりとつまっているではありませんか。


あんなペラペラの海苔一枚に、女性には特にうれしい栄養たっぷりなんて。海苔ってなんだかちょっと偉いですね。


しかも、お菓子を食べるような感覚で(?)一瞬で食べられます。袋からだして、バリバリと。

お正月からだらだらと食べクセが抜けきらない、口寂しい時間が多い、そんなときぜひ焼き海苔。どうでしょう。


ひとつ難点があるとすれば…それは食べるとまわりが散らかることです(笑)。

ぽいっと口に入れられるものでもないので、いつでもどこでも食べられるわけではないのですが、毎日の生活に手軽に取り入れられると思います。次に海苔を食べる時には、ご飯に巻きついているだけのものじゃない!けっこうやるな海苔!と、ありがたくいただいてみてください。

2014年1月12日日曜日

離乳食もおかゆから。

こんにちは。

この連休の祝日は成人の日です。新成人のみなさまおめでとうございます。外出したとき晴れ着姿の新成人をみかけると、最近は親御さんの気持ちになってしまい…立派に成長した喜びをかみしめ、ご家族で感慨深く過ごしているのだろうとか、ちょっとうるっとなってしまいます。


さてまた話は変わって。

前回の続き。
おかゆのはなし。

母乳やミルクしか飲めなかったあかちゃんが、生まれて初めて口にする味。
それは、お米の味です。

大人の私にも、お米はいちばんの好物で、こんなにおいしいものはない!と日々の食事の中で思うほど。

離乳食をはじめるママたちは、おかゆをきちんと炊くことも初めてという方がいるかもしれません。

いちばん最初に作るのは10倍粥。とよく書いてありますよね。
でもおかゆって、全粥とか3分粥とか、そういう呼び方もありますよね。

倍と分て、どう違うの??水をどれくらい入れるの?私も最初は混乱しました…。

倍という言い方のほうが分かりやすいので、離乳食の本ではこちらが多く使われていると思います。

10倍粥  →  米1:水10
7倍粥   →  米1:水7
3倍粥   →  米1:水3

続いて分のほう。こちらは全粥を基本に決まっているらしいです。

3分粥   →  米1:水20
5分粥   →  米1:水10
7分粥   →  米1:水7
全粥    →  米1;水5

目安として前回ブログで私が家で作った分量で、大人2人、あかちゃん1人分くらいです。

米1/2カップ(約80g)に、水800mlで離乳食スタートの10倍粥となるわけです。

私が作ったものはこれよりかための7倍粥くらいでしたので、10倍にするとブログにのせた写真よりも水分が多くふわっとすると思います。

作り方ですが、私がやっているのは次の通りです。

1.お米をやさしくとぐ
2.ざるにあげる(10分)
3.分量の水と一緒になべにいれ、そのまま10分くらい浸す。
4.ふたをして火にかける
5.沸騰したら火を弱め、ふたをとるかずらすかして20分~30分炊く
   (途中で、離乳食初期のあかちゃんなら重湯をすくいましょう)
6.火を止めふたをして10分くらい蒸らす

おかゆはどうしても吹きこぼれがあるので、ふたはしなくても大丈夫だそうです。私はなんとなくふたをしたいのでずらして炊きますが。

離乳食のたびに炊くのは大変かもしれないので、何回かに一度、土鍋で大人のぶんも一緒に炊いてみるのはどうでしょう。炊いたご飯からもおかゆは作れますが、生のお米から作ったおかゆは格別ですよ~。

おかゆ=病気のとき食べるもの。と思っている感覚が変わるかもしれません。

とにかく離乳食においておかゆは基本のきです。お米は日本人の基本の食事。ごはん大好きだから声を大にして言いたいです。お米食べましょう(笑)。

私は子供にも、一番食べさせたい、味をおぼえてほしいのはお米です。離乳食をはじめたあかちゃんにも、どうかおいしいお米の味を教えてあげてほしいと勝手に思ってます!
  
 








2014年1月11日土曜日

お正月太り

こんにちは。

昨日は横須賀で雪が降りました。本当に寒くなってきました。

さて。この時期になると、ちらほらと目にする「お正月太り」ということば。そろそろどうにかしなければと思っていると、いつの間にか時は過ぎ、またお正月になり去年のぶんはそのまま蓄積され新たに体重が加算され…。

なんてことがないように、こまめな修正が大切です。

栄養指導では妊婦さんに食事の記録、体重の記録をお願いしています。でももうひとつ、やってみるといい簡単な方法。これは妊婦さんにはちょっと使えませんが

「鏡で全裸全身チェック!」

食事とは関係ないんですけど…。そして物理的に難しいという方も?鏡のおいてある場所とか、全身がうつる鏡がないとか。そもそもこの寒い時期に提案するのもどうか?

でも、簡単です(笑)。体重管理は自己管理ですから、自分を客観的にみつめて気合いを入れるには、おすすめです。


 話は変わって。

七草粥、みなさんいただきましたか。
我が家は、なかなか家族が揃わずにやっと今日お粥が炊けました。今日は鏡開きだというのにお粥…。



離乳食などで、初めてつくる10倍粥というものより水が少なめ。食べきりたかったので、お米1/2カップで作りました。(ちなみに「草」はひとつも入ってません笑)

お米1/2カップでおよそ80g(生のお米の重さ)。カロリーは284kcal
それを大人二人、こども一人で食べました。半分食べても142kcalです。

普通のごはんだと、お茶碗に1杯150g(炊いたあとの重さ)で242kcal

同じお茶碗一杯でもカロリーが100も違う。こちらは寒い今だからこそ、余計においしくいただける食べ方だと思います。

まさしく正月太りにおすすめといえそう。

以前紹介したリゾットのようにしてもおいしいですし。

でもたまには、生のお米から炊くおかゆっていうのもからだにじわ~っとしみるおいしさがあります。次回作り方などまたお話させてください。

とにかく寒いなか、みなさま一週間おつかれさまでした。

今週末からは3連休ですね。
ゆっくりお休みください!



2014年1月6日月曜日

胃はおやすみ

仕事はじめの方も多い1月6日。

体は忙しく動き始めても、胃はここでちょっとひと休み。


明日7日は、七草粥を食べるとされる日です。調べてみると、6日の夜に何やら歌をうたいながら(どんな歌か分からないのですがそう書いてありました…)七草を包丁などで細かく刻み、翌日の朝にお粥を炊いて、一年の無病息災を願いいただくそうです。


年末年始の疲れた胃にやさしいお粥。いいですよ~

それから胃にやさしい代表選手のこのおかた。

大根さん。

大根にはでんぷん、たんぱく質、脂肪を分解する消化酵素が含まれているので、胃もたれには最適。

私が個人的に大好きな食べ方は、ダントツで大根おろし!

本来、生で食べるのが栄養素が壊れずベストなのですが、たーっぷりの大根おろしをさむーいこの時期にいただくなら、「みぞれ鍋」がこれまた個人的に一番おすすめです。


和風だしに鶏ガラスープも加え、鶏肉、ねぎ、白菜などのシンプルな具材を煮込んで、味付けはしょうゆと塩ベース。みりんなどお好みで加え、ちょっと濃いめに味付けしておいて、具が煮えたら最後に大量の大根おろしを汁ごと投入。ぐつぐつっと全体が温まったら、せりやみつば、ゆずなどをトッピングしてアツアツをいただきます。

うどんや、簡単にフライパンで焼き目をつけたお餅を入れたらもう最高。大根おろしの効果でお肉もやわらかくなるようです。

寒さ本番真っ只中、丈夫な体で過ごしましょう。

やさし~い味で、あたたか~いものを食べると、心もやすらぎますよ。